なんだってひとりでできるもん!このSMÅSTAD/スモースタード ワードローブの中はすべて、お子さまがひとりで洋服や小物を探し、手に取ったり掛けたりできる高さになっています。なんでも自分でやらないと気がすまない3歳児にぴったりです
商品番号293.903.34
木材への取り組み
木材はイケアの家具にいちばん多く使用されている素材ですが、それにはもっともな理由があります。私たちが木材を好んで使用するのは、伝統的な北欧デザインの要素だからのひとつだけでなく、デザインや品質、環境の観点で優れた素材だからです。 イケアでは、責任を持って調達した木材は、気候変動を緩和する主な要因になると考え、2012年には、2020年までに、よりサステナブルな調達先から仕入れた木材のみを使用するという目標を掲げました。喜ばしいことに、この目標は達成されました。現在ではイケア製品に使用する木材の98%以上が森林管理協議会(FSC)認証の木材またはリサイクル木材となっています。
SMÅSTAD/スモースタードの開発にあたっては、子どもの収納に関して家族が抱えるニーズと課題を深く理解したいと考えました。そこで世界中の親子を訪ね、朝のルーティンについて聞き、ワードローブを見せてもらいました。
大小の専門家にサポートを仰ぐ
子どもの成長に関する研究についても調査し、収納のニーズを学校や幼稚園ではどのように解決しているかを調べました。至るところに知識と経験があり、開発に活かすことができました。 私たちが得た知見のひとつにこんなことがありました。毎日のルーティンと服選びが、すぐに親子の争いに発展してしまうというのです。そうだとすると、収納問題の解決によって、家族それぞれのルーティンをうまくまとめ、少しでもスムーズにいくようにできるのではないでしょうか? これが私たちの作業のベースとなりました。最初の試作品が完成し、私たちは「専門家たち」を再び招きました。すべてのアイデアについて、評価やダメ出しをしてもらうためです。
選択肢は少ないほど楽になる
ほとんどの家族にとって解決が難しい問題があります。それは、小さな子どもは自分で決めたいのに、大人の方では自分が一番よくわかっていると考えることです。3歳の子が、月曜日の朝に着ていくのにバースデーパーティー用の服がぴったりだと信じて疑わない。そんな経験がおそらくおありでしょう。着る服を自分で選ぶこと、自分が持っている服を把握することは、子どもの成長において非常に重要です。しかし子どもにとっては、選択肢の数が限られている(そして、適切なものだけが用意されている)方が簡単です。そのため、SMÅSTAD/スモースタード ワードローブの収納は2段に分かれています。上の段は親が管理し、下の段はおしゃれにうるさい3歳が、やや絞られた選択肢の中から選べるようになっているのです。少しばかり子どもをだますことにはなりますが、目的を達成するにはよい手段です。大事なのは、子どもが自分で決めるのにちょうどよい量の選択肢を見られるようにしてあげることなのです。
0~2歳 – 安全なルーティンで穏やかにスタート
新しい家族の誕生をひかえ、おむつや衣類など、赤ちゃんのお世話に必要なあらゆるものをまとめておく、安全・快適で便利な場所を用意してはいかがでしょうか。生まれた赤ちゃんを連れてわが家に戻ってくるのは本当に素晴らしいことですが、少し大変な面もあります。洗濯物は山になり、赤ちゃんを抱きながら、ありとあらゆることを同時にこなしていかなければなりません。SMÅSTAD/スモースタードのおむつ替え台と収納を組み合わせれば、必要なものはすべてフックや引き出しに収納できて、使うときは簡単に手が届くから、もう一方の手は赤ちゃん専用にできます。赤ちゃんが成長し、周囲を認識し始めたら、おむつ替え台の周囲にカラフルな絵を飾ったり、モビールを下げて赤ちゃんの注意を引いたりできます。おむつが取れたら、おむつ替え台を低くして、遊びやお絵かき用にちょうどよい高さのテーブルに簡単に変えられます。
3~7歳 – 全速力で成長
この時期に子どもは驚くべきスピードで成長します。一番重要なのは遊びですが、自分の持ち物に責任を持ったり、自分で着替えたりするのを習慣づけることは、子どもの成長を促し、自立心を養います。すべての運動技能や知覚が発達するまでには時間がかかるため、収納は変化に対応しやすく、出し入れしやすいことが重要です。たとえば、ハンガーに服を掛けたり外したりするのを難しいと感じる子どもは多くいます。子ども用サイズのハンガーであってもそうなのです。また、ワードローブの奥行きが深いと、一番奥にある服が見えにくく、手も届きにくくなります。そのため、SMÅSTAD/スモースタードの収納はさまざまな高さに分けられるようにしました。フックやワイヤーバスケット、引き出しにちょうどよい量の服だけを収納し、子どもの手が届きやすいようにしています。朝のルーティンを簡単にするために、ラベルホルダーの絵で収納を分類するのもよいアイデアです。こうすれば、親も、あくびをしている4歳のお子さまも、ソックスがどこにあるかわかります。
8~14歳 – 個性が顕著に
この時期の変化はエキサイティングです。友人がより重要になり、子どもは自分のアイデンティティーの探求に全力を注ぎます。自分のスタイルや興味を表現することに喜びを感じるようにもなります。家では、お気に入りのおもちゃやポスターが毎日のように変わることも。変化が激しいことは成長の一部であり、そうした成長を促すために、私たちはSMÅSTAD/スモースタードのコルク製の扉を開発しました。これがあれば、壁を穴だらけにせずに、自分の想像の世界や大切なものに囲まれた空間をつくることができます。服が床に山積みになってしまうのは、珍しいことではありません。子どもは何にでも集中できますが、使いづらいハンガーだけは例外なのです。代わりに、SMÅSTAD/スモースタードの内と外の両方にフックを取り付けてあげれば、服やバックパックなど何でもさっと掛けられます。引き出し式ワードローブの下部には引き出しが付いていて、子どもがしまっておきたいものは全部ここに詰め込んでおけます。シンプルな解決策は子どもにも親にも受け入れられると思います。実にスマートでしょう?
引き出し式ワードローブで見やすく収納
世界中の家庭を訪問して気付いたのは、通常の扉付きのワードローブが、子どもの視点から見ると奥行きが深すぎ、背も高すぎるものが多いことでした。SMÅSTAD/スモースタードでは新しいタイプの収納が必要だと考え、イケアのキッチン製品からヒントを得て浮かんだのが、安定感のある引き出し式収納のアイデアです。大人と子どもの「専門家」に最終的なテストをお願いし、ワードローブを引き出してもらったとき、ほぼ全員が「すごい!」と言ってくれました。特に好評だったのは、全体がよく見えて、すべてのものに両側から手が届くところ。底の縁が高いのは構造を強化するためですが、同時に引き出しにもなり、赤ちゃんのおむつから子どものおもちゃ、ティーンのスポーツウェアまで何でも収納できます。実にスマートでしょう?
ちょっとしたアイテムで新たなニーズに対応
子どものいる暮らしは、常に環境が目まぐるしく変化するようなもの。世界中の大半の親は同感だと思います。突然ジャケットが小さくなったり、ソフトトイで遊ぶのが子どもっぽくなったり。ワードローブを下のきょうだいと共有するようになることもあります。SMÅSTAD/スモースタードをできるだけフレキシブルにするために、フック、取っ手、ラベルホルダー、ミラーなど、多くのアクセサリーを開発しました。どれもニーズの変化に合わせて簡単に追加したり取り外したりできます。
何でもフックに
学校の廊下がどんな風になっているか考えたことはありますか? よく、フックがずらりと並んでいたりしますよね。それは偶然ではありません。実は、大半の年齢の子どもにとって、ハンガーは扱いにくいのです。ワードローブにきちんと畳んで重ねられた衣類の中から1枚を取り出すとなると(そして元に戻すのも)ほぼ不可能。イケアのフックシリーズのHJÄLPA/イェルパとLÄTTHET/レットヘートは、SMÅSTAD/スモースタードにぴったり。2つの便利なニューモデルも追加されています。ひとつはハンガーレールに取り付けるタイプ。もうひとつは扉や引き出しの上部に固定するタイプで、反対側のとめ具のような部分には最新のスケッチや写真を掛けられます。服以外にも、バックパック、ネックレス、帽子など、基本何でも掛けられるので、忙しい子どもが必要なものをさっと手に取れます。
イラストでワードローブの中をわかりやすく
子どもは繰り返しやルーティンを通して学びますが、その過程ではいくらか助けが必要なこともあります。幼稚園などでは、システムや指示を理解させるのにイラストや記号を使うことがよくあります。家でも、毎日のルーティンにイラストを活用してみてはいかがでしょうか。うるさく言わずに意味を伝えられます。HÄNGIG/ヘンギグのラベルホルダーで、ソックス、下着、セーターなどのイラストを引き出しに付けてみましょう。寝ぼけ眼の子どもでも、着る服を簡単に見つけられます。HÄNGIG/ヘンギグに付属のイラストを使ってもよいし、カラーペンを使って子どもにつくってもらうのもよいでしょう。子どもがワードローブを好きなように飾り立てても、ラベルホルダーがあるので、古くなったステッカーがはがれない問題に頭を悩ませる心配はありません。
2平方メートルのプライベートルーム
学齢期の子どもにとっては、自分だけのスペースを持つことがますます重要になります。ひとりで、または友人と、お絵かきや工作をしたり、ゲームや読書ができるような場所を持ちたいのです。しかし、きょうだいと部屋を共有している場合、こんなプライバシーを確保するのは簡単ではないことも。SMÅSTAD/スモースタードのロフトベッドは、「部屋の中の部屋」にしたいと考えてつくりました。小さな空間にフィットして、できるだけ多くの機能と、フレキシブルに変えられるできる限りの柔軟性を持たせたのです。ベッドの下にデスクとワードローブがあり、ワードローブが部屋を仕切る壁になります。引き出し付きの収納を追加すれば、服やおもちゃ、学用品の収納スペースをたっぷり確保できます。フック、コルク製の扉、それに選び抜いた取っ手をプラスして、よく考えられた、「自分の部屋」らしい雰囲気の隠れ家を完成させましょう。
取っ手でスタイルを演出
丸い木製のノブ、それとも色鮮やかでグラフィカルなスタイルのメタルの取っ手がお好みですか? 取っ手は、収納家具の個性を語るディテール。別のものに替えれば、コストをそれほどかけずに簡単にスタイルを変えられます。SMÅSTAD/スモースタードのために、BEGRIPA/ベグリパ、PLOCKAR/プロッカル、LAPPMES/ラップメスを開発しました。どれも柔らかみのある形で、子どもの小さな手でつかみやすい取っ手やノブのシリーズです。年齢が上の子どもには、JÄRNSPARV/シェルンスパルヴの矢印形の取っ手をご用意しました。さまざまな向きに取り付けて、自分らしさを楽しく主張できます。
安全第一
尖った角にぶつけたら痛いもの。これは年齢には関係なく、誰でもそうですよね。そのため、SMÅSTAD/スモースタードのすべての扉と引き出しは、角に丸みを持たせています。収納システム全般をできるだけ安全で安心なものにするために、安全に関する社内の専門家に開発当初から参加してもらいました。彼らは、年齢ごとにありがちなリスクを見分けることについては熟練しています。たとえば、ダンパー付きのヒンジ。扉がゆっくり静かに閉まるので、子どもの小さな指を挟むリスクを減らすことができます。ただし、家庭でもっとも重要な安全上の注意事項は「収納家具は必ず壁に固定して、転倒のリスクを防止する」こと。これには必ず従ってください。
地球上のすべての生命に不可欠な森林
森林は大気中の二酸化炭素を吸収し、私たちが吸うきれいな酸素を生成し、自然界の水の循環を支えています。森林はまた、野生生物の多様性を促進し、森林に依存して生計を立てる先住民コミュニティに家を提供します。地球上の動植物の90%が、生きるために森林を必要としています。食料や燃料、木材など、私たちの暮らしに不可欠なものの多くが森林から与えられたものなのです。 およそ50か国から年間約1,900万m3の丸太を調達するイケアは、世界の森林と木材業界に大きな影響力を持ち、木材の調達方法にポジティブな影響を及ぼす大きな責任を担っています。責任を持って木材を調達し、森林を管理することで、森林に依存する人々のニーズを満たし、企業がサステナブルに事業を展開できるようにし、森林のエコシステムを保護し、生物多様性を向上させることができます。
よりサステナブルな供給源から調達した木材
イケアは責任ある林業を促進するため、厳しい業界基準を遵守しています。私たちは、サプライチェーン内で、違法伐採が行われている森林や保全価値の高い森林、社会的紛争が起きている地域から調達した木材は一切受け入れていません。 サプライヤーは、イケアとの取引を開始する前に、イケアの木材調達に関する要件への遵守を明示する必要があります。イケアは、すべてのサプライヤーに対して、木材をよりサステナブルな供給源(FSC認証の木材またはリサイクル木材)から調達することを求めています。すべてのサプライヤーに定期的に監査を行い、遵守していないサプライヤーは即座に是正措置を取るように求められます。 サプライヤーと一緒に取り組むことで、よりサステナブルな供給源から調達するという目標を達成することができました。これは2020年までに達成することを目指していた目標です。現在、イケアの製品に使用されている木材の98%以上が、森林管理協議会(FSC)認証の木材またはリサイクル木材となっています。
イケアのフォレスト・ポジティブ・アジェンダ 2030
サステナブルでない農業やインフラの普及、違法伐採のために、世界中の森林とそれを取り巻くエコシステムに対する圧力が増している今、これからの世代のために、こうした重要な資源を保護し支援する、さらに総合的なアプローチを取るべきときが来ています。 イケアのフォレスト・ポジティブ・アジェンダ 2030は、森林管理の強化、生物多様性の向上、気候変動の軽減、サプライチェーン全体の森林に依存する人々の権利とニーズの保護、さらに賢く木材を活用するイノベーションの推進を目標として掲げています。このアジェンダでは、主に次の3つの領域に焦点を当てています。• 世界中で責任ある森林管理を当たり前のものにする。• 森林破壊を止め、荒廃した景観に森を再生する。• すべての製品を開発のスタート段階から再利用、修復、再製造、リサイクルを念頭に置いてデザインすることで、より賢く木材を活用するイノベーションを推進する。
一緒に取り組むことでさらに高い目標を達成する
イケアは長年、企業や政府、社会活動グループ、NGOと組んで森林の荒廃や破壊を防止し、サプライチェーンの内外で、責任を持って管理されている森林から調達した木材の量を増やして入手しやすくしてきました。 世界中の森林管理を強化し、責任ある木材の調達を業界標準にする長期的な取り組みを通じて、回復力のある森林環境の構築と、生物多様性の向上に貢献しています。
原材料
構造ボードについて
構造ボードは、テーブルやワードローブといったイケアの多くの家具の製造に使われています。 軽量でありながら安定性と強度も備えています。 各ボードにはチップボードや繊維板、無垢材のフレームがあり、内側は大部分がリサイクルペーパーでできているハニカム構造の中素材になっています。その特別な構造のおかげで、耐久性にとても優れています。 さらにこのボードの表面を保護するために、表現したいスタイルに合わせた塗装やフォイル仕上げが施されたり、突き板が使われます。