メインに戻る

それぞれの個性を尊重し、安心できる居場所を

一般社団法人イシノマキ・ファーム 橋浦事務所

IKEA仙台

イシノマキ・ファームではさまざまな困難を抱えた若者に対して就労支援を行っています。東日本大震災で被災した橋浦保育所を改修し、若者の就労支援、また宿泊型プログラムなどで使用している施設です。

イシノマキ・ファームは、農を通じて、多様な人々が生きやすい機会やきっかけをつくるというミッションに取り組んでおり、多様な人々が対等な関係で、同一の労働条件のもと仕事をすることができる場を提供しています。
さまざまな理由により居場所のない方たちが、ここに居られることで安心できたり、前を向いて生活ができるような空間作りをサポートさせていただきたいという思いで、今回の寄贈を行いました。

保育所として使用されていた施設なので、黒板がそのまま残っていたり、壁の汚れや穴がかなり目立つような状態のお部屋もありました。
壁については清潔感があって明るい雰囲気のお部屋になるよう、職員さんと一緒にペイントを行いました。
保育所ならではのレトロな部分は生かせるようなコーディネ-トを意識して商品をチョイスしました。

お部屋によってスタイルを変えつつ、過ごす方が明るい気持ちで前を向けるよう、カラフルな色づかいの商品でコーディネ-トしました。

ダイニングスペースのバラバラの椅子は、施設の「個々の個性を尊重する」ような方向性を加味し多個性をデザインで表現しました。

高橋由佳 代表理事

就労支援の一環として実施している宿泊型のプログラムは、とても大切なプログラムのひとつとなっております。
それはこの場所が一時的にでも、参加者にとっての安全地帯になるため、その居住環境がデザイン性溢れる場になっていたり明るい空間があることでさらに安心できる場になっていきます。
今回、IKEA仙台の皆さまにこのような居住空間を提供していただき感謝申し上げると同時に、参加者の皆さんがここに居ることでウエルビーイングな気持ちになっていくことを嬉しく思っております。

池田新平 中間就労支援事業統括

プログラムの参加者は普段とは違う環境で宿泊型で参加します。
唯一のプライベートの空間である、部屋に色が付き、落ち着きリラックス出来る空間があるということがとても大切です。
実際に初日にチェックインした参加者の表情が明るくなるのがわかり、とてもよかったです。
こんな部屋に住みたいなど、働く事や一人暮らしへのモチベーションが上がっているのを感じました!!

黄色いシャツを着たイケアのスタッフの集合写真
しゃがんでアイロンをかける人
白い金属製の棚を組み立てている人
黄色いシャツを着た人が、金属製の棚を組み立てている。奥にも数人家具を組み立てている。
床にしゃがんで木製のフレームを組み立てている人
しゃがんで家具を組み立てるイケアスタッフ
ソファを運ぶ2名のイケアスタッフ
イケアスタッフの集合写真