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3月8日は国際女性デー 対話で広げる新しい可能性

—今こそ、ともに歩みたい。

ジェンダー平等は人権です。しかし、ジェンダーギャップは家の中にも、職場にも存在しています。

私たちは、ともに力を合わせることで、個々では成し得ないことを達成できると信じています。お互いの違いを認識し、理解することで、私たちは一つになります。

今すぐ私たちにできること、それは「対話をすること」ではないでしょうか。対話から新しい発見と気づきが生まれ、これまでの価値観を学びほぐすことで、新しい価値観が育まれます。

お互いを支え合い、助け合い、思いやることで、私たちの暮らしはよりよくなります。

みんなで力を合わせれば、もっとよくなる。
We are better together.

睡眠のジェンダーギャップについて話そう

日本は57の国・地域でもっとも寝ていない国。そして、日本の女性の52%が十分な睡眠をとれていないと感じています。(男性47%) 
–  イケアの睡眠調査レポート2025

世界57の国・地域を対象に行った調査から、日本では特にメンタルや暮らし方が睡眠に大きな影響をもたらしていることがわかりました。家庭での家事・育児の偏りやワークライフバランスの難しさ。さまざまなジェンダーギャップの積み重ねが日本の人々の睡眠に影響を及ぼしているのではないでしょうか。

ジェンダーにかかわらず、誰もがよりよい眠りを実現できるように、自分自身や大切な人の睡眠について、まわりの人と話してみませんか?

数字で見る睡眠ジェンダーギャップ

世界と日本の比較:睡眠スコア

調査をもとにイケア独自の「睡眠スコア」で睡眠を採点。世界平均、日本ともに女性のほうがスコアは低く、日本人女性は100点満点中59点。改善の余地がありそうです。(イケアの睡眠調査レポート2025)

睡眠時間と質への不満

日本での結果を見ると、わずかですが女性のほうが睡眠への不満が高いことがわかります。(イケア・ジャパンによる睡眠・家での平等調査2024)

世界と日本の比較:睡眠が十分ではない

日本は、調査対象の57の国・地域の中で、平均睡眠時間が最下位でした。よって日本の男女ともに睡眠が十分でないと感じている割合は世界平均よりも高く、さらに日本の女性は52%と半数を超えています。(イケアの睡眠調査レポート2025)

睡眠の妨げになっているもの

日本の人々の間で「ストレス」が睡眠を妨げている原因と回答している人が男女ともに最も多く、世界平均も同様でした。(イケアの睡眠調査レポート2025)

睡眠に満足していない原因

男性は主に仕事に、女性は家族や人間関係にストレスを感じているようです。男性は一家の稼ぎ手としての重圧、女性は家事や育児などの負担という性別的役割分担が色濃く残っていることが推測でき、これら睡眠に影響しているようです。(イケア・ジャパンによる睡眠・家での平等調査2024)

家事・育児に1日3時間以上

女性は1日の多くの時間を家事・育児に費やしていることがわかります。(イケア・ジャパンによる睡眠・家での平等調査2024)

よりよい睡眠のヒント 

睡眠をあっという間に改善する6つの鍵

よりよく眠るためには、この6つの要素が欠かせません。睡眠環境を見直してみてはいかが?
よい眠りのヒントはこちら

眠りに関するレポートでよりよい睡眠のヒントをチェック!

イケアが展開する57の国と地域で睡眠に関する大規模な調査を行いました。さまざまな角度から睡眠を分析し、専門家監修の「ぐっすり眠るための10のヒント」を紹介しています。

更年期について話そう

イケア・ジャパンでは、2025年の国際女性デーに寄せて、コワーカー(従業員)へ更年期についてと業務上でのサポートについての啓もうを行い、更年期についてより相談しやすい環境づくりを推進します。

私たちは、コワーカーのジェンダーにかかわらず、ライフステージのどのタイミングにおいても心理的に安全であると感じられる、インクルーシブな職場環境を目指しています。

「更年期について話そう」

世界には今、更年期を経験している人が10億人いるといわれています。
そのうちの10%の人が更年期が理由で退職、40%が痛みや不快感を抱えながら仕事を続けています。
イケア・ジャパンのコワーカーの約3人に1人(34%)が40~59歳の女性です。更年期は、誰もが経験するライフステージ。コワーカーに寄り添い、働きやすい環境づくりを行います。

平等な暮らしを実現する人たち

女性だから、男性だからといった概念を取り払い、家での暮らしを楽しむイケアコワーカーのストーリーをご紹介します。

母親としてこうあるべきという世間にみられる「あたりまえ」にとらわれることなく、夫婦でのベストなあり方を模索するふたり。お互いに思いやりを持ち、よく話し合って協力することで、平等な暮らしを実現しています。

パートナーやご家族と、暮らしの中にあるモヤモヤを話してみてはいかがですか?

IKEA福岡新宮 ショップキーパー 手嶋早苗さんとフルフィルメントオペレーション・チームリーダー 手嶋優作さん

男性が育休を取りやすい職場へ

先輩パパに続け!

育休を取得した男性コワーカー、彼らを支えたチームメイト、P&Cチーム(人事部門)といったさまざまな視点から男性育休について振り返ってもらいました。 

仕事と育児を両立!

「お互い様」の意識をみんなが持っているから気持ちよく育児休暇を取れる環境であると振り返る、サービスオフィス(本社機能)カントリーセリングマネジャーのAndyさん。お子さんが生まれて大きく変わったこととは。

イケアの「平等」な働き方

イケアでは、様々なコワーカーが自分の多様性を尊重され、「平等に扱われること」が大切だと考えています。​イケアのコワーカーは、ポジション、年齢、性別、国籍などに関係なく、平等な機会を提供されています。​

イケア・ジャパン、管理職における男女比率 50/50 の達成

イケアは、多様性があり、インクルーシブな職場環境の整備に努めています。男女ともに平等な機会を与え、すべての国、階級、役職(取締役会と委員会を含む)で、50対50のジェンダーバランスの達成を目指しています。2023年度末の時点で、Ingkaグループでは、管理職の50%、カントリーCEOの45.8%が女性です。また、イケア・ジャパンでは、2022年12月時点で管理職の男女比率が50対50を達成しています。

男女賃金格差の解消に向けた取り組み

2014年に同一労働同一賃金を導入、2018年から男女賃金格差を解消する取り組みを行っております。

社内公募制度(OPEN IKEA)​

イケアではそれぞれのコワーカーが自分に合ったキャリアを築くことを奨励しています。固定されたキャリアパスは存在せず、自分のライフステージやモチベーションに合わせて、次のチャレンジを選ぶことができます。日本のみならず、世界中のあらゆるポジションに応募することができます。

短時間正社員制度

イケアでは働くことによって、自らの可能性を延ばし、自分自身を成長させていってほしいと考えています。平等な賃金、平等な労働条件の元で様々なライフステージにいるコワーカーが自分の状況に合った形で「自分らしく」働き、安心して長期的に働き続けられる環境を整えるため、2014年9月にイケア・ジャパンは短時間正社員制度を導入し、全コワーカーが正社員になりました(学生・短期契約者をのぞく)。無期雇用契約、福利厚生のさらなる充実(企業型確定拠出年金制度)など、イケアでの成長体制を整えています。

イケア・ジャパンのパートナーの定義、休暇制度

イケア・ジャパンでは、パートナーを配偶者、もしくは、配偶者ではないが12 か月以上に渡り同じ住所に住民登録している者と定義しています。法律婚、事実婚、同性婚に関わらずパートナーとして同じ福利厚生を受けることができます。パートナーが出産したときの連続特別有給休暇、また育児休業の対象とならない子の後見人となった場合も、育児のための特別休暇(無給:復帰時手当あり)を取得することが可能です。

そのほかの取り組み

コワーカーに向けて、ED&I(公平性、ダイバーシティ、インクルージョン)、男女賃金格差是正に関する学習とトレーニングの機会の提供、メンター制度の拡充を図っています。またIKEA Tokyo-BayとIKEA長久手では、コワーカーの勤務時間中にお子さまを預けることができるDagis(事業所内保育施設)を併設しています。

イケア・ジャパンCEO兼CSO​ペトラ・ファーレが語るジェンダー平等

ジェンダー平等を加速させなければならない

​私は幼少期から自分の可能性に限界があると言われたことはありません。共働きで家事分担をする両親のもとで育ち、当時まわりの人々のサポートがどれほど幸運なことか考えたことはありませんでした。

現代でもジェンダー平等は進んでいないと感じることがあり、私の娘から女性としての可能性を悲観する言葉を聞くと大変胸が痛くなります。私はこれからの世代が職場や家庭でジェンダー平等を実現できるよう努力することを約束します。

どんな決断をするにしても、さまざまな角度や側面から見たほうがよい決断ができます。幼い頃からスポーツが好きでしたが、男子の身体的な強さにはかないませんでした。しかし、男女別々のチームであっても同じ目標に向かって、一緒に戦略を練ることができたのです。職場においても全く同じで、力を合わせて1つの目標に向かうチームがよいチームです。

Ingkaグループは多くの国で事業を展開していますが、各国とも同じジェンダー平等の目標を掲げており、一定の国にとってはストレッチゴールとなりますが、それにより社会によいインパクトをもたらすことができます。イケア・ジャパンにおいても女性管理職50%を達成しており、そのことを大変誇りに思っています。

目標達成のために集中すること、そしてとよりよい未来を信じる力があれば 、社会をポジティブに変えることは想像以上に早くできるものです。そして、ジェンダー平等の取り組みは、加速させなければいけません。

2050年、どんな家での暮らしをしていたいですか?   

Life at Home 2050

「家」から考えるジェンダー平等

「平等・公平は家から始まる」と私たちは考えます。では、平等・公平を実現した世界とは、どんな世界でしょうか? まずは一緒に想像してみましょう。

2050年、どんな家での暮らしをしていたいですか?