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仕事も家庭も自分自身も大切にしながら、無理なくリーダーを目指せます

Yukikoさん IKEA Tokyo-Bay ロジスティクス チームリーダー

2006年IKEA船橋(現IKEA Tokyo-Bay)に入社したYukikoさん。子育て期間は短時間正社員として働き、子どもが社会人になったことをきっかけに、チームリーダーに着任。自身の育児経験などを生かしながら、ライフステージに合わせた無理のない働き方を体現しています。

家族に背中を押してもらってチームリーダーにチャレンジ

私の17年間のイケアジャーニーは、2006年にIKEA船橋(現IKEA      Tokyo-Bay)にオープニングスタッフとして入社したときから始まりました。イケアで働く前は、子どもがまだ小さかったこともあって、自宅の近所のパン屋さんとケーキ屋さんで、販売員として勤務していました。ずっとここで働こうかどうしようかと迷っていたときに、偶然目にしたのが、IKEA船橋のオープンに伴う求人広告。海外のおしゃれな家具・雑貨屋さんというところに一瞬で惹かれて応募したのが、イケア入社のきっかけでした。

入社後にオープン前の研修が2か月ほどあったのですが、それがまたユニーク!大声で遠くまで叫んだり、チームで動く練習だったり、研修にそこまで力を入れてやる企業は初めてだったので、とても新鮮でした。なかでも興味深かったのが、他の人をみんなに紹介する「他己紹介」。チームメンバーの出身地や趣味、経歴などを5~10分インタビューして、紹介するという研修でしたが、これがのちの仕事に生きてくることになるのです。研修の後は、パートタイムコワーカー(現 短時間正社員)としてカスタマーリレーションズ部門のチェックアウト(お会計エリア担当)チームに13年間勤務。ちょうど子どもたちが社会人になったタイミングで、「OPEN IKEA」(社内公募制度)でチームリーダーの公募がありました。家族とも相談し、「いい機会じゃない」と背中を押してもらったので、思い切ってチャレンジすることになりました。

さまざまな背景をもつ人たちの成長を支えるのがリーダーの仕事

チームリーダーになると、今までとは立場が逆転します。これまではリーダーやマネジャーにサポートしてもらう側だったのが、今度は自分がコワーカー(従業員)の成長を手助けする側に。新たに覚えることもたくさんあって、毎日が勉強でした。仕事のひとつに、リーダー職とコワーカーとで年に3回実施するディベロップメントトークがあります。これはコワーカーがどんな目標をもって、どう成長したいかをヒアリングし、達成のためにフォローするというもの。コワーカーには、自分よりも年上だったり、自分の子どもよりも年下だったり、性別も国籍も違うさまざまな経歴をもった人がいます。誰一人同じ人がいない環境で、多様な考えを聞くときに役に立ったのが、研修で受けた「他己紹介」でした。研修とその後の実務を通し、「相手の話をよく聞き、特徴を理解し、的確に伝える」といったことが、いつの間にか身についていたんですね。同じ内容を伝えるにしても、一人ひとりの個性に合わせた話し方を心がけるようになりました。

2020年からは IKEA Tokyo-Bay ロジスティクス アウトフローチーム(物流部門/出荷担当)     チームリーダーとして勤務しています。イケアに入る前に働いていた企業では、女性の管理職はまだまだ少数でしたが、イケアでは性別や年齢でチャレンジの機会が与えられないということは決してありません。誰にでも平等にチャンスがあります。男女で不平等を感じることは皆無ですが、女性リーダーだからこその気配りが生かせる場面はあります。たとえば、体調面など男性に言いにくいときは、他のチームのコワーカーでも、いつでも私に話にきてねと公言しています。

ライフスタイルやライフステージに合わせて、自分に合った働き方が選べます

私は子どもが社会人になってからリーダー職に応募しましたが、いまは働き方もますます多様になり、子育て中でもチームリーダーやマネジャーとしてバリバリ働いている方は大勢います。子育て以外でも、介護の必要な家族がいる方など、家庭の事情は人それぞれ。お子さんが急に熱を出したり、ご家族が急に入院されたりしても、周りが必ずカバーできるように、日頃から体制を整えています。また、お休みした方が戻られたら、今度はその方が他の人をカバーする、というように支え合う風土があるので、引け目を感じることなどありません。ライフステージに合わせた勤務時間数や、産休・育休制度などを利用して、自分に合った働き方を自分で選べるのも、イケアで長く働ける理由のひとつだと感じています。

リーダー職にチャレンジしたい人も、同じ職種でスペシャリストを目指す人も、等しく働ける企業文化がイケアには根づいています。たとえチャレンジして失敗したとしても、そのままで終わらせないのもイケアのいいところ。なぜ失敗したのか、次はどうすればいいのかをみんなで考え、何度でも違う方法を試みる。失敗は未来の成長のためだから、恐れず前向きに取り組むことで、さらなるステップアップができますよ。

(2022年2月にインタビュー)