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大勢の子どもたちに楽しんでもらうための空間づくり

長久手北児童館

IKEA長久手

IKEA長久手として第5回目の「IKEA Family子ども募金」では、たくさんの子どもたちが訪れる愛知県長久手市内の大型児童館「長久手北児童館」を支援。事前に施設の要望をヒアリングし、各部屋の特徴に合わせて快適さと使いやすさをアップデートした空間コーディネートと家具支援を行いました。家具の設置は、IKEA長久手のコワーカー11名が施設スタッフと共に協力して行い、子どもたちのための空間をつくりました。

こちらの児童館は、18歳未満の子どもたちが利用できます。乳幼児は同じ年頃の子どもたちと絵本を読んだりおままごとをして遊び、小学生は学校の宿題をしたり、遊戯室で卓球やなわとびをして過ごしています。

長久手北児童館の近隣小学校の児童数は約1,100人。児童クラブとしての役割も担うため、多いときには1日に約80人の子どもたちを迎え入れています。年々子どもたちの受け入れ人数が増加傾向にあり、さまざまな年齢の子どもたちが訪れるようになったため、それぞれの年齢で楽しめる空間を用意してあげたいということも考えていたそうです。

さまざまな年齢の子どもたちに対応した
空間と遊びやすさを兼ね備えたコーディネートで
みんなの笑顔を増やす

壁の本棚と共に設置されたブルーやレッドのカラフルな空間にクッション素材が使われており本を読む子どもたちに大人気のスペースですが、フロアマットに直接座り読書をする子どもたちにも快適に過ごしてもらいたいと考えていました。

そこで、図書室のカラーに合わせ、イエローやホワイトのチェアとスツールを設置。背もたれがあることで年齢問わず子どもたちが姿勢よく座れるようになることで、快適に本を読むことができます。読書の他にも学校の宿題をしたりと、子どもたちの集いの学習場になります。

また、お母さんやお父さんが兄姉に絵本を読んであげている間、乳幼児の弟妹をジムマットの上で遊ばせてあげることもできます。

さらに、子どもたちに図書室の空間をより好きになってもらうため、図書室の壁一面に雲のステッカーを貼り、明るい印象の空間をつくることで、雨の日でも気持ちよく過ごすことができます。

広い空間のホールでは、子どもたちは床や窓辺のフレームを遊び場として活用していましたが、その広さを持て余していることが課題でした。そこで、ホールの空間を有効活用し、室内遊びがより楽しいものとなるよう提案。

新たにテーブルやスツールを設置したことで、工作やボードゲームを広げて遊ぶなど、子どもたちがより快適に遊べるようになりました。

フリサットの子ども用テーブルは、フタを開けると収納スペースがあり、その収納スペースにトロファストの収納ボックスをはめ込むことができます。そのため、ハサミなどを使って工作をしていても、食事の時間にすぐ片づけることができ、子ども目線の使いやすさを実現しました。

そして、マンムットのテーブルとスツールは、子どもたちでも移動しやすいように軽量な素材かつ頑丈なつくりとなっています。さらに、無害プラスチックを使用しているため、食事などで汚れても拭くだけできれいになり、安心して使用できます。

施設スタッフの方にも、「テーブルを使った作業がしやすくなり、子どもたちの遊びの選択肢が増えることがうれしいです。」と喜んでもらえました。 

乳幼児室では、もともと使用していたフローリングマットの色に合わせて、ピンクの収納ボックスを使用し、あたたかい印象になりました。

そして、施設から「幼児でも安心して遊べるおもちゃが欲しい」と要望をいただき、イケアのおままごとキッチンを設置しました。

おままごとキッチンに野菜セットを組合せることで、おままごとをしたり、お店屋さんごっこをすることもできるため、子どもの想像力や表現力を身につけることができます。

また、キャスター付きのフリサット おもちゃ収納は、子どもでも楽に運ぶことができるので、思い思いの場所で遊ぶことができます。

家具のひとつひとつを、コワーカーの手で組み立てていきました。

絵本を読んだり、ムーラのそろばんを使って遊んだりなど、親子でスキンシップを取りながらより楽しく快適に過ごせる空間になりました。

2階にある児童クラブは、学校を終えた子どもたちが長い時間を過ごす場所です。手づくりの段ボールケースをマット立てとして使用していましたが、イケアのスタンド付きの収納バッグに変えたことで安定さが増し、収納量にも余裕ができました。

宿題をするときや人形遊びをするときもマットを活用していましたが、収納量に余裕ができたことでマットも増やせ、より多くの子ども達が遊ぶことができるようになりました。

スコーディスの有孔ボードはコネクターを使用して、壁に穴を開けずにシェルフユニットへしっかりと固定。ボード上にクリップを使って子どもたちへのお知らせを貼ることができます。

Before

子どもたちのエリアはカラフルでかわいく整え、職員が利用する事務室はホワイトで統一しシンプルにしました。仕事道具や書類などをワゴンや収納ボックスを空いた空間に工夫して置くことでデッドスペースを有効的に使い、すっきりと収納することができました。

また、施設入口にトッマリードのテーブルを設置。高さのあるテーブルと椅子のため、「座っていても施設の奥のほうまで目が届き、子どもたちの姿を見ることができる」と施設スタッフの方にも喜んでもらえました。

After
Before

ハイキャビネットを使用することで、上部の空間を収納スペースに有効活用しました。無駄な空間をなくしつつ防犯カメラのモニターは腰をかがめなくても見ることができる位置にすることで、見た目もスッキリし、作業しやすくなりました。また、キャビネットの上部部分に手が届くようにステップスツールも寄付しました。

そのハイキャビネットの中には、ティエナのマガジンファイルを収納。イケアのアイテム同士を組み合わせることで、機能的にも見た目にもきれいにまとめることができ、施設スタッフの事務仕事も捗ります。

After

今回のコーディネートを担当したCommunication & Interior Designの宝亀さんは、「もともと北欧のイメージに合う建物だと思ったので、北欧らしい色合いや形を選ぶようにしました。児童館にはさまざまな年齢の子どもたちが集まります。どんな年齢の子どもたちでも使いやすく、馴染みやすいことを心掛けました。」と、施設や子どもたちのことを考えながらコーディネートを考えました。

施設スタッフの松井さんからは、「収納ボックスやスツールなどを段ボールや牛乳パックを使って手づくりしたものを利用していたので、機能的で丈夫なイケアの家具で統一されてうれしいです。おままごとキッチンや、遊戯室で使用するなわとびなど、子どもたちが喜ぶ姿が目に浮かびます。」といった言葉をいただきました。

実際につくり上げた部屋をまわりながら、施設スタッフの方達から喜びの声が何度もあがりました。

「普段イケアの家具を実際に設置して喜んでいる姿はなかなか見ることができないので、とてもうれしい」と、コワーカ―からも笑顔が溢れました。

施設スタッフの方との細かいヒアリングで、子どもたちが楽しみながら成長するための空間を、イケアの商品を使ってよりよくすることができました。

IKEA長久手は、これからも地域の方々、そして世界で一番大切な存在である子どもたちの笑顔のためにサポートを続けていきます。