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インテリアが映える、 観葉植物の種類とスタイリング術

#イケアの参考記事 公開日:2022年4月5日、 更新日:2024年9月2日

室内にみずみずしい緑があると、それだけで心が癒やされますよね。

今回は観葉植物初心者の方でも育てやすい品種を中心に、インテリア空間に彩りを与えてくれる観葉植物の存在に注目。

インテリアスタイルと観葉植物の組み合わせ方をご提案いたしましょう。


1. 観葉植物はインテリア性の高い植物

観葉植物の多くは、南アメリカや東南アジアなど熱帯や亜熱帯が由来の植物です。

熱帯地域には、独特な葉形や樹形を持つ植物が多く、その見た目の美しさから、育てることよりも観ることを目的として海外に持ち出され、「観葉植物(インテリアプランツ)」と呼ばれるようになりました。

つまり、観葉植物とは、その名前のとおり、インテリアとしての評価が高い植物を指し、その存在は部屋のインテリアにおしゃれな彩りをもたらします。

2. 初心者でも育てやすい観葉植物を組み合わせよう

南国由来でもともと生命力が強い観葉植物は、環境への適応力があり、全般的に「育てやすい」とされています。

なかでも初心者でも育てやすい品種は、室内でも置き場所をあまり選ばないので、インテリアと組み合わせやすいものです。

初めてでも育てやすい観葉植物の種類とその特性について、特長ごとに確認してみましょう。 

2-1. 大型に育つ観葉植物

保水力が高く乾燥に強い品種のパキラ、ゴムの木類、ガジュマルは大型で存在感のある観葉植物。

乾燥に強いことから水やりの頻度が少なくても丈夫に育ちやすく、初心者でも安心して取り入れられます。

ただし、寒さには少し弱いので注意が必要です。

冬でも日中の室内温度が10℃あれば、ほとんどの観葉植物は冬越しできますが、寒さに強い植物を選ぶなら、大型観葉植物のなかではストレリチアの仲間が育てやすいでしょう。

ストレリチアの仲間には、大型に成長するストレリチア・ニコライ(オーガスタ)や、やや控えめに育つストレリチア・レギネエなどがあります。

  • パキラ ... 乾燥に強い。枝や葉の仕立てによって樹木の雰囲気が変化する。
  • ゴムの木の仲間 ... 乾燥に強い。おしゃれな品種が豊富。成長が早い。
  • ガジュマル ... 乾燥に強い。幹が特徴的。生命力が強く育てやすい。
  •  ストレリチアの仲間 ... 寒さに強い。大きな厚みのある葉がリラックスムードを演出。  

2-2. 横方向に育つ観葉植物

出窓や家具の上などに観葉植物を置きたいなら、葉のボリュームが主に横方向に広がって育つ種類がおすすめです。

例えば、モンステラとセロームなどはいかがでしょうか。

どちらも同じサトイモ科の植物で、日当たりの少ない暗い場所でも成長するため、洗面室回りや玄関など日差しが入りにくいところに設置するのにも適しています。 

  • モンステラ ... 日当たりのない場所でも育ちやすい・寒さに強い。葉の深い切れ込みのある大きな葉が印象的。
  • セローム ... 日当たりのない場所でも育ちやすい・寒さに強い。モンステラより、やや葉がスリムですっきりとした印象。 

2-3. 縦方向に育つ観葉植物

階段の踊り場や玄関など、横に広いスペースはないけど天井高がある場所には、縦方向に成長する植物が適しています。

横に広がることなく真上に成長し続けるサンセベリアは日陰でも育ちやすく、しま模様の葉がおしゃれな観葉植物です。

  • サンセベリア ... 乾燥に強い。すっと上に伸びるまっすぐな葉の形がクールな印象。  

2-4. ゆっくり育つ観葉植物

小さなスペースには、便利でかわいい存在のサボテンを置いてみましょう。

ゆっくりした成長ぶりで、大きくなり過ぎる心配がありません。

ただし、トゲに注意が必要です。

うっかり触れてしまわないようにディスプレイを兼ねたミニ温室のようなものに入れて管理してみてはいかがでしょうか。 

  • サボテン類  ... 乾燥に強い。乾燥に強いが、寒さがやや苦手。暗い場所は避ける。 

2-5. ツルを伸ばして育つ観葉植物

ツルを伸ばす植物は、ハンギング仕立てにすると垂れ下がる葉の美しさを楽しめます。

代表的なのがポトスでしょう。明るい黄緑色のライムポトスや、葉に斑(ふ)が入った種類のものなど多品種があり、インテリアのテイストに合わせて選べる観葉植物です。

そのほか、森林サボテンの一種であるリプサリスは、水を含んだスティック状の茎の葉を複雑に伸ばして成長するユニークな見た目が人気。

モダンインテリアにもよく似合います。 

  • ポトス ... 日当たりのない場所でも育ちやすい・乾燥に強い。多少水やりを忘れても、しおれない生命力の強さ。ツルを伸ばして成長。
  • ヘデラ ... 日当たりのない場所でも育ちやすい・乾燥に強い・寒さに強い。育てる場所を選ぶ必要がない生命力の強さ。
  • リプサリス ... 乾燥に強い。サボテンの仲間のため乾燥に強いが、寒さがやや苦手。

3. インテリアと観葉植物のスタイリング実例

さまざまなテイストのインテリアの実例を参考に、インテリアと観葉植物の上手な組み合わせ方やスタイリングについて見ていきましょう。

同じ観葉植物でも、品種のバリエーションが多岐にわたるものもあるので、インテリアのスタイルや好みで選んでみましょう。 

3-1. ナチュラルモダン(寒色系) × パキラ

北欧スタイルや西海岸スタイルで人気の青と白を基調としたインテリア。

空とのつながりをイメージさせるさわやかな印象です。

寒色系の面積が広いため、冷たい印象に偏らないよう、ボリューム大きめの大型観葉植物を選んで、みずみずしい生命感を加えましょう。

複数の細長い葉が星型のように開くパキラは、葉と葉の重なりも少ないため、モダンなインテリアにもすっきりとなじみます。 

パキラは大型に成長するため、最初はシェルフやチェストの上で育て始め、成長に合わせて床置きにするといったように、設置場所を変えながら長く楽しめる品種です。

大型になれば、部屋のシンボルツリーとして存在感を放つことでしょう。

3-2. シンプルモダン(暖色系) × パキラ

葉の重なりが少なくライトな印象のパキラは、暖色系のインテリアにもマッチします。

例えば、ベージュ系のラグに赤いソファを合わせた暖色系のシンプルモダンなスタイルに、床置きのパキラの組み合わせでナチュラルな印象に。

色数が少なく地味になりがちなシンプルなインテリアには、グリーンの差し色が極めて効果的です。

暖色系のなかでも、赤系の大型家具を置きたい場合には、周囲のインテリアとなじませるためにも観葉植物の「緑」を増やしてみるといいでしょう。 

 

天井高に余裕がある場合には、大型鉢のパキラがおすすめです。さらに高さを出して存在感を演出するならサイドテーブルや椅子にのせてディスプレイしてみましょう。

目線がぐんと上がって、空間を縦長に見せる効果も狙えますよ。

ソファに座ったときの目線の延長上、窓際あるいはシェルフ内にも植物の小さめの鉢を置くのもよいでしょう。

ソファでくつろぐ際に、グリーンが視界に入りやすく観葉植物の印象が深まります。 

3-3. ナチュラルモダン(北欧風) × モンステラ

グレイッシュな寒色系の北欧風インテリアでは、モンステラのつややかな葉色がいっそう映えて、部屋全体にみずみずしさを放ちます。

モンステラやセロームといった耐陰性のある観葉植物は、日当たりが少ない室内に大型の観葉植物を置きたい場合におすすめ。 

インテリア実例でも、ダイニングテーブルに座った目線の先にモンステラの姿が見えるように、台の上にディスプレイされています。

これは、着席の際にモンステラの姿が視界に入りやすい効果的な配置です。

リビング側には高さのある成長した大型観葉植物(パキラやストレリチアの仲間)を置くと、バランスよくまとまるでしょう。

3-4. ナチュラルシック × セローム

セロームは、モンステラよりも葉の形状がすっきりとしているため、スタイリッシュな印象。

モノトーンを基調にウッディな家具を組み合わせたナチュラルシックスタイルと好相性です。

横幅に余裕がある出窓があれば、大きく成長するセロームの姿を毎日眺めることができますね。

インテリア実例では、ダイニングから見上げる高い位置まで成長したセロームが圧巻の存在感を放っています。

 

セローム系の植物は日陰にも寒さにも強いので、冬でも窓際でも管理しやすい植物です。

ダイニングのセロームを主役として、リビング側にはサンセベリアやポトスなどの小型観葉植物を選んでみてはいかがでしょうか。 

3-5. ナチュラルシック × ゴムの木類・ストレリチア類

楕円(だえん)形の葉を持つゴムの木類やストレリチア類は、部屋のインテリアがすこし柔らかな表情に変わります。

どちらも成長が早い品種のため、窓際や台にのせられる中型サイズを購入するとよいでしょう。

大型サイズに成長したら、植え替えをすることで床置きでも楽しめます。 

3-6. ナチュラルシック× サンセベリア

サンセベリアは、直線的でシャープな葉が印象的。

比較的小さなスペースでも配置しやすく、インテリア空間のアクセントとして使いやすい観葉植物です。

サンセベリアのような中型から小型の観葉植物を置く場合には、フラワースタンドやサイドテーブルを利用するのがおすすめ。

ソファに座ったときに、目線の位置に植物が見えるように工夫するとリラックス効果が高まります。 

すこしユニークな観葉植物がお好きなら、見た目に楽しい小さな株のガジュマルはいかがでしょうか。

ガジュマルは、大きく丈夫に育つ大型観葉植物として人気ですが、小さな株はまた違った表情を見せてくれます。

小さなガジュマルでも、幹から生え出た気根の姿からナチュラルな野性味が感じられます。

また個々に姿が異なるので、お気に入りを見つけて飾る楽しみもありますよ。

3-7. ナチュラルシック(シェルフ) × ポトス

育てやすい観葉植物のなかでも人気のポトス。

すこし見慣れた感のあるポトスは、スタイリングを工夫して、おしゃれに見せましょう。

ポトスは成長が早く、ツルをどんどん伸ばして子株を作っていく特性があります。

シェルフの上をすっかり葉で覆ってしまう勢いで育てれば、ポトス1鉢だけでもインパクト抜群のディスプレイになります。 

また、伸び過ぎてカットした植物のツルや葉は、ガラスの花びんに挿せば涼やかなディスプレイに早変わり。

シェルフやテーブルの上に、ほかの植物や雑貨と一緒に並べて飾るのもおしゃれなアイデアです。 

3-8. ナチュラルモダン(シェルフ) × リプサリス

リプサリスは、比較的新しい部類の観葉植物で、名前を聞いただけではその姿を思い浮かべにくい品種かもしれません。

成長すると、もちもちとしたスティック状の葉が独特な形状で伸びるのが特長的。

定番とは違うスタイリングをしたいなら、リプサリスのような個性的な観葉植物はいかがでしょうか。

 

リプサリスは種類も豊富なので、異なる大きさや形状で並べて飾るのもGOOD。

同じ種類だからこそ管理しやすく、見た目にも変化が楽しめます。

シェルフの上にのせておけば、成長とともに長く垂れ下がるユニークな葉を楽しめるでしょう。 

また、リプサリスは引き立て役としても優秀。

例えば、シェルフの内部に、小型のリプサリスとかわいいサボテンのミニ鉢をまとめてディスプレイすると、温室のような癒やしの空間ができ上がります。

4. 観葉植物のスタイリングでインテリアのおしゃれ度もアップ

育てやすい観葉植物は、見慣れた品種が多いかもしれません。

しかし、そうした定番のものでも、置き場所やスタイリングを工夫すればおしゃれな印象になります。

観葉植物は丁寧に育てれば長く付き合えるうえ、スタイリング次第でどんなテイストにも合わせられます。

まずは、気になる観葉植物を手に入れて、お部屋のインテリアを印象的に変えてみましょう。