おしゃれな本棚で「見せる収納」を実現
#イケアの参考記事 公開日:2021年7月1日、 更新日:2024年8月20日
並んでいる本を見ればその人の頭の中がわかると言われるほど、本棚はその人らしさがにじみ出る場所。
大量の本をただ並べるのではなく、飾ることを意識すれば、個性あふれるおしゃれなインテリアに早変わりします。
とはいえ、本棚を選ぶときには、手持ちの本の大きさや容量といった実用面も考慮せねばならず、難しさを感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、用途や収納量をクリアしたうえで、おしゃれなインテリアを実現する本棚の選び方を考えてみましょう。
1. 本の数、本棚を置く空間に合った本棚を選ぶ
本棚を選ぶ前に確認したいのが、その本棚に並べたい本のサイズと容量を調べること。
文庫本のような小さな本を収納するのか、A5判の単行本をしまうのか、またはA4サイズの雑誌や写真集をしまうのかによって、どのような本棚を選べばよいのかが変わるからです。
本棚にしまう本のサイズはさまざま。
文庫本用、コミックス用というように、本のサイズに合わせて作られた本棚もあります。
一番小さな文庫本のサイズは148×105mmで、その奥行きはA4サイズ(297×210mm)の雑誌のちょうど半分。
文庫本だけを収納するのなら奥行きが深くない方が出し入れしやすいうえ空間を有効に使えますが、さまざまなサイズの本や雑誌を並べるなら、A4サイズまで対応しているといいですね。
大量の本をしまうなら、棚板1枚あたりの耐荷重もチェックしましょう。
本の重さは、文庫本1冊およそ150g、新書はおよそ165g、A5サイズのハードカバーはおよそ480gが目安。
耐荷重を超える量の本を長時間しまっていると、棚板がたわんだり、本棚がゆがんできたりすることがあるため、しまいたい本の量を考慮した強度を考えておくとよいでしょう。
可動棚よりも固定棚の方が荷重に耐えられ、棚板1枚の幅や奥行きが小さくて厚いほど、たわみにくくなります。
使いやすい本棚であると同時に、耐久性のある本棚を選びたいですね。
また、本のサイズや重さだけでなく、インテリアとして部屋のテイストに合わせたデザインかどうかも気になるところ。
木製やスチール製など素材によってイメージが異なるうえ、脚や扉の有無によっても印象が大きく変わります。
面積が大きく目に入りやすい本棚は、収納という実用面での機能はもちろん、インテリアのイメージに合わせて選ぶことも重要です。
1-1. 無垢材とスチールの組み合わせが映える本棚
リビングのような人の目に触れやすい場所に本棚を置くなら、素材にこだわり、インテリアにマッチするものを選びたいもの。
ナチュラル派の方には、無垢材を使ったオープンタイプの本棚はいかがでしょうか。
イケアの「FJÄLLBO フィエルボ」は、天然素材の木の棚板とスチールの組み合わせがスタイリッシュ。
そこに置くだけで映え、本のほか雑貨やグリーンを置いても様になります。
「FJÄLLBO フィエルボ」シリーズには、シェルフユニットのほか、コーヒーテーブルやテレビ台、ラップトップテーブルといったアイテムがあり、トータルコーディネートできるのも魅力です。
1-2. 奥行きが異なる棚にさまざまなものをディスプレイ
下段から上段に行くにつれ棚板の奥行きが浅くなっていくシェルフユニットは、文庫本から雑誌まで幅広いサイズを収納できる便利なアイテム。
奥行きの違いを生かしたコーディネートで雑貨やグリーンと一緒におしゃれなディスプレイを楽しめます。
「LERBERG レールベリ」は、脚があることで視線に抜けが生まれ、空間が広く見えるのが特徴的。
幅は60cmとコンパクトながら固定された棚板1枚あたりの最大荷重は10kgあり、収納力もバッチリです。
2. 本棚の機能、オプションで選ぶ
本棚には大きく分けて、オープン式、スライド式、ディスプレイ式があります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
2-1. オープン式
扉がないので本の出し入れがしやすく、ひと目で棚全体を見渡せるので読みたい本を見つけやすい。
2-2. ディスプレイ式
扉部分に、表紙を見せながら本を飾れる本棚。
フラップ式の扉になっていることが多く、インテリアとしても優秀。
オープン式に別途、扉を取り付けてディスプレイ式にできる本棚もある。
おしゃれな空間づくりを目指す方におすすめ。
オープン式やディスプレイ式の本棚の中には、扉や収納ボックスを追加し、用途に合わせてカスタマイズできる本棚があります。
棚板を動かせるタイプなら、収納したい本のサイズに合わせられるので無駄がありません。
また、扉があるタイプはほこりの侵入や日焼けを防げるのがメリット。
部屋の間仕切り代わりに本棚を設置したい場合には、背板のないタイプをおしゃれにコーディネートするのもおすすめです。
本棚の機能は商品によって異なるため、用途や目的を明確にしながら、必要なオプションを検討し、スマートな本棚づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
2-3. ボックスやインサートで使いやすくカスタマイズ
イケアの「KALLAX カラックス」シリーズは、見せる収納にピッタリのシェルフユニット。
背板がないので、壁に寄せて置いてもよし、部屋の真ん中に置いてセパレーターとして使ってもよし。
さらに縦置きでも横置きでもスペースに合わせて自由自在に使えます。
インサートボックスを追加し、本棚+αの収納を楽しめるのも魅力的です。
「KALLAX カラックス」は、縦置きでも横置きでも使えるシェルフユニット。
背面から見ても美しく、部屋の間仕切りとしても使えます。
インサートには、2段になった引き出しやシェルフ、有孔ボード付きのものがあり、用途や好みに合わせて追加が可能。
組み合わせによって使い勝手が変わるシェルフユニットなら、本だけでなくすっきり片付けたい雑貨も上手に隠しながら収納できます。
「DRONA ドローナ」の布製ボックスは、「KALLAX カラックス」のシェルフユニットにピッタリサイズのインサートです。
ホワイトのほか、ダークグレー、レッド、ブラックなど、カラーバリエーションが豊か。
カラフルな色使いにすれば、インテリアのアクセントになりますね。
2-4. 「見せる」と「隠す」を両立する本棚
本棚にしまう本を、見せるのか隠すのかによって部屋の印象が異なります。
オープンタイプやディスプレイタイプは、見せる収納にピッタリ。
一方で、集めている本を見せたくない場合には扉付きの本棚の方がいいでしょう。
とはいえ、扉付きの本棚は、さっと取り出したいときにひと手間かかるのも事実。
「見せる」と「隠す」を両立できる本棚なら、使い勝手がよく、自分の好みに合わせた飾り方が楽しめます。
「BRIMNES ブリムネス」は、上部がオープンタイプの本棚で、下部に引き出し付き。
見せる収納と隠す収納が両立できる本棚です。
上部の棚板は稼働式で、収納するものに合わせて棚の位置を調整できるため、幅広い本のサイズで収納可能。
棚板1枚あたりの最大荷重は18kgで、写真集やアートブックのような大型の本もすっきり収納できます。
下部の引き出しは深さ28.5cmで、やや高さのあるものでも収納可能。消耗品や雑貨などもまとめて片付けられます。
3. 拡張性で選ぶ
読書好きにとって、本はこの先もずっと増え続けるもの。
容量に余裕がある本棚を選んでも、いつの間にかいっぱいになってしまう日がやってくるかもしれません。
とはいえ、大型の本棚を頻繁に買い替えるのも難しいでしょう。
そうした悩みがある場合には、将来的に拡張が可能な本棚を選んでみてはいかがでしょうか。
3-1. イケアの本棚「BILLY」の拡張性に注目
オープン式の本棚をベースにサイズ展開が豊富なイケアの「BILLY ビリー」シリーズ。
幅広いラインアップでガラス扉付きやディスプレイシェルフ付きなど、スペースや収納方法に合わせてお好みのタイプから選べます。
シンプルなユニットながらも、棚板や上部ユニットが追加でき、環境に合わせて収納量が増やせるのもうれしいところ。
この拡張性の高さこそ、「BILLY ビリー」が多くの人に愛されている理由。世界中で5秒に1台売れている、大人気のシェルフシリーズです。
高さ106cmの「BILLY ビリー」を3つ並べて、窓下のスペースを有効活用。本棚としてはもちろん、ディスプレイ棚としても大活躍します。
「BILLY ビリー」の棚板1枚あたりの最大荷重は30kg。
奥行きは28cmあるので、A4サイズの雑誌も楽に収納できます。
「BILLY ビリー」の上部に高さ35cmの追加ユニットをプラスすれば、さらにサイズアップ可能。
本棚を動かさず、ユニットを追加するだけで簡単に収納スペースが広がります。
「GNEDBY グネドビー」は、「BILLY ビリー」と同じ高さの本棚。
幅17cmとコンパクトながら棚は可動式で、CDなら180枚、DVDなら88枚収納できます。
本と一緒にCDやDVDといったメディアを収納したいなら、「BILLY ビリー」と組み合わせてみて。
すっきりとコーディネートしながらおしゃれに拡張できます。
「BILLY ビリー」の高さは、106cmと202cmの2サイズが基本。
同じ高さのものを並べたり、サイズが異なるものを上下に重ねたりすれば、壁一面を本棚にすることも可能です。
自在な組み合わせでおしゃれな読書スペースを作ってみてはいかがでしょうか。
「BILLY ビリー」の上部に高さ35cmの追加ユニットをプラスすれば、さらにサイズアップ可能。
本棚を動かさず、ユニットを追加するだけで簡単に収納スペースが広がります。
4. 自分の部屋に合った本棚を見つけよう
手持ちの本のサイズや空間に合ったデザインを考えれば、自分の暮らしに合った本棚が見つかります。
インテリアに合わせてカスタマイズを楽しむのも、本棚選びの醍醐味(だいごみ)です。
収納力だけでなく、機能や拡張性などを考えながら、おしゃれで快適な「見せる収納」を楽しみましょう。