BJÖRKSTA ビョルクスタ フレーム, アルミカラー, 140x56 cm

アートや画像には人の感情や気分を呼び起こす力があります。 穏やかで調和した感覚を生むものもあれば、想像力をかき立てて空想へといざなうものもあります。 Anna Ohlinはイケアでコミュニケーションの仕事をしています。 世界中で自分らしいデコレーションに対する関心が高まっているのを感じており、多くの家で壁のスペースをもっと活用できるはずだと考えています。 「25m2のアパートに住んでいる場合、もちろんスペースは限られますが、壁を使って自分らしいスタイルを引き立てることができます」と話すAnna。 「たとえば、高さ2mの自然の絵を飾れば、長い一日の仕事を終えて家に帰ったとき、気持ちよくくつろげるかもしれません」

イケア店舗には、さまざまなサイズの各種のフレームやアートがあります。 では、新たに購入したアートのサイズが2×1.4mの場合、バスや自転車でどうやって自宅まで持ち帰ればいいでしょう？ そんな大きなアートをどうやって狭いエレベーターに押し込んで、10階にあるアパートの部屋まで運んだらいいでしょう？ フラットパックにするだけでは十分ではなく、小型化も必要です。 「考えてみると不思議なのですが、イケアの商品のほとんどは組み立て式として販売して、できるだけ輸送時と保管時のスペースをとらないようにしているのに、なぜかフレームはずっと組み立てた状態で販売しています」。 Annaがそう思ったのをきっかけに、技術に詳しい同僚がBJÖRKSTA/ビョルクスタの組み立て式フレームの開発を始めることになりました。 プロジェクトの目標は、持ちやすいパッケージに入った、家に持ち帰れるフレームでした。 そして製品開発担当者らが既成概念にとらわれずにアイデアを出し合う中で、選択の幅を広げるソリューションを見つけました。キャンバスをフレームの内側に張ることも、フレームの上を覆う形で張ることもできるソリューションです。

BJÖRKSTA/ビョルクスタを開発した人々にとって、選択の自由はスローガンのようなものでした。 さまざまな色やサイズのフレームを開発して、数々のキャンバスデザインを組み合わせました（もちろん、丸めたキャンバスを小脇に抱えて、簡単に家に持ち帰れます）。 「多くの人にとって、家は常に進行中で変わり続けるプロジェクトですから、私たちは手軽にキャンバスを変えられるようにしたいと思っています」と話すAnna。 次回、アートを購入しようと思ったときに必要なのは、バスの乗車券か自転車だけです。 家の壁にどんなアートを掛けたら、ぴったりのムードを演出できるでしょう？ 緑が生い茂る熱帯のジャングル、それともモノクロの都会のジャングル？ 「美しい布地をフレームに張るのもおすすめです」とAnna。