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Hanna Linnéa Ryd:ムダにする時間はない

アップサイクリングファッションデザイナーのHanna Linnéa Rydは、HURRA PANGPANGを立ち上げて創作活動を行っています。忘れられたアイテムを身に着けられる宝物へと変身させ、サステナブルなライフスタイルを推進することに情熱を注いでいます。

Hannaは「私たちがムダにしないかぎり、どんなものもゴミにはならない」と信じており、彼女がつくるものにはこの哲学が反映されています。中古の使い古したアイテムをアップサイクルして、家具やクッション、その他のアクセサリーをつくっています。みんながものを捨てる前にもう一度よく考えるようになることを目標にしています。

ピンクのコートを着たブロンドの女性が、赤い買い物かごを持ち、デパートの真ん中に立って、カメラに向かってほほ笑んでいる。

ピンク一色の女王国

この部屋は創造性と創意工夫のすばらしい例です。個性と魅力、転用の無限の可能性にあふれていて、美しく機能的な安らぎの場所をつくっています。ベッドルーム、ワークスペース、珍しいアイテムのキャビネット、アップサイクリングステーション、ウォークインクローゼット、写真スタジオとして、さまざまなニーズや活動に対応します。目を引くピンク一色のカラースキームが、空間に個性をプラスします。このスペースにあるのは、中古品か、アップサイクルしたアイテムか、DIYしたアイテムで、捨てるのではなく転用してリユースすることの価値を示しています。それぞれのアイテムには独自のストーリーがあり、十分に検討しないまま処分されるものはありません。

ピンクで塗られたロフトベッドが、ピンクのチェア、ピンクの服、ピンクのアクセサリーがあるピンクの部屋に設置されている。
右側の窓際にデスクとチェアがある。奥のピンクの壁にピンクの有孔ボードを取り付けて、ピンクのアクセサリーを収納している。
ミラーにピンクのボール紙を貼って、周囲をピンクの波形で飾っている。ミラーの両側にはライトが設置されている。
ロフトベッドの下の収納を正面から見た画像。家具、衣類、アクセサリーの色はすべて、さまざまな色合いのピンク。
家具やアクセサリーが全部ピンクの部屋。画像の右側の窓際にはデスクとチェアがあり、左側の奥にはシェルフユニットがある。

サステナビリティの部屋

ペンキを塗り直すと古い家具が生まれ変わり、自分のスタイルや個性に合わせて新たなアイデンティティを与えられます。同じように、子ども用のおもちゃを転用してちょっと変わった快適な枕にすれば、室内に斬新なアクセントをプラスできます。

アップサイクリングを成功させるポイントは、その場所をきちんと整理整頓して、スペースや備品を自由に有効活用できるようにすること。たとえば、STORÅ/ストールオー ロフトベッドなどを使えば、フロアスペースを最大限に活用して、ベッドの下に仕事や勉強用エリアをつくれます。SKÅDIS/スコーディス 有孔ボードは、道具や器具を全部すっきり整理するのに最適です。また広いフレキシブルな天板があれば、さまざまなアクティビティや作業に対応できます。

KNARDRUP/クナールドルップ ラグを敷いた部屋は、ラグを敷いた柔らかなリビングエリアと、ビニール仕上げのワーキングエリアの2つのエリアに分かれています。ベッド下のスペースはウォークインクローゼットとして使えるので、収納や整理整頓の幅が広がります。IVAR/イーヴァルは無垢材製なので、簡単に塗料を塗り直せます。

どんなアップサイクリングプロジェクトも、適切な収納があって初めて完成します。透明なボックスや、保存容器、ハンガーなどを使うと、素材をきちんと整理整頓して収納できるので、いつでも必要な時にリユースや転用ができます。生活を変えるのは大変かもしれませんが、適切なスペースと備品があれば、誰でもサステナブルな暮らしをつくっていくことができます。