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シングルベッドのサイズは?選ぶ時のコツやおすすめのベッドを紹介

公開日:2024年10月22日

シングルベッドを選ぶ前に、体格や部屋の広さから、ベッドサイズがシングルで向いているのかを見極めることが大切です。間取りや体格に合ったベッドを選ぶことで、快適な睡眠をとれます。

シングルベッドを選ぶ際にはレイアウトを考えることもポイントです。また、シングルベッドのフレームには様々な種類があるため、デザインや機能面などから検討する必要があります。

今回はシングルベッドの選び方のコツやおすすめのベッドなどについて紹介します。


1.シングルベッドのベッドサイズは?

シングルベッドのマットレスのサイズはメーカーによって違いがありますが、概ね幅97~100cm×長さ195cm程度です。

フレームを含めたシングルベッドのサイズは、ヘッドボードやキャビネットなどが含まれるため、幅があります。  

ワンルームの賃貸物件は6畳程度の広さの部屋が多く、部屋の形状によるものの、通常、テーブルやテレビ台などの他の家具を置いても、圧迫感が生じることなくシングルベッドを設置できます。 

※イケアのシングルベッドのサイズ

イケアが取り扱うシングルベッド・マットレスの多くは、幅90cm × 長さ200cmの仕様です。

その他にも幅80cm×長さ200cmのセミシングルや幅120cm×長さ200cmのセミダブルも取り扱っています。

2.快眠を得るためにもベッドサイズは重要

ベッドサイズはベッドを置く部屋のサイズや人数に合わせて選ぶのが基本です。

ただし、身長や体格によっても合うベッドのサイズは異なります。身体を伸ばして眠れることや寝返りを打つスペースが十分にあることが、良質な睡眠をとるために大切です。

寝返りを打たずに同じ姿勢をとっていると、寝ている間に身体のマットレスと接している面が圧迫され、負担がかかります。

寝返りを打つことによって、血行の流れが促進される効果が期待されます。また、布団の中の空気が循環することで、体温の調整にも役立ちます。

このほかには、部屋の広さに対してベッドの占める割合が多いと圧迫感が生じるため、ゆとりを持って置けるサイズのベッドを選びましょう。

3.シングルベッドはこんな人におすすめ

シングルベッドは主に以下のような人におすすめです。

  • 一人暮らしの人
  • 1人1台のベッドで寝たい人
  • 小柄な人
  • 子ども用のベッドとして使いたい人
  • 2台並べて家族で使いたい人
  • 6畳程度までの部屋にベッドを置く人
  • 部屋に置く家具が多い人

該当する項目があればシングルベッドの購入を検討しましょう。

4.おしゃれで快適なシングルベッド選びのコツは?

シングルベッドを選ぶ際には3つのポイントがあり、一つひとつ整理して自分に合ったベッドを選ぶことが大切です。おしゃれで快適なシングルベッドを選ぶためのコツについて詳しくみていきます。

4-1.ベッドサイズの確認

ベッドメーカーやインテリアショップのカタログやWEBサイトに記載されているベッドサイズは、フレームを含めたベッドサイズです。シングルベッドのマットレスのサイズは、概ね幅97~100cm×長さ195cm程度で、一般的に1人用とされていますが、自分の身体に合ったサイズであるか確認することが大切です。また、シングルベッドを2台並べると、一般的なキングサイズのベッドよりも大きめです。

ベッドの幅は「肩幅+30cm以上」が、快適な睡眠がとれる目安です。ベッドに仰向けで横になったときに、左右に15~20cm程度の余裕があると、寝返りが打ちやすいとされています。

大柄な人は、シングルベッドよりもセミダブルベッドの方が向いている可能性があります。また、寝返りを多くする人は、大きめのベッドサイズを選ぶと、落下を防げます。

選択に迷っている方は以下の記事を参考にしてください。

» 一人暮らしにおすすめ ベッドの選び方

4-2.お部屋のレイアウトとベッドサイズ

ベッドのレイアウトやベッドサイズによって快適に過ごすことができるか変わるため、生活の質に影響します。

部屋にベッドを置く場所決めるときは、フレームを含めたベッドサイズで検討しましょう。狭い部屋に置く場合は、できるだけフレームの幅や長さが小さいものを選ぶと、生活動線が確保しやすいです。また、通路幅が十分に確保できない場合は、高さが低いベッドを選ぶと、通りやすくなります。

部屋の広さに対して、ベッドの占める割合が大きいと、圧迫感が生じる可能性があるほか、ドアや収納の扉の開閉に支障をきたす可能性があります。また、ベッドメイキングのためのスペースとして、壁から10㎝程度のゆとりが必要です。ベッドを設置する部屋の大きさを測り、無理なく配置することができるか、レイアウトを書いてみましょう。

ベッドは部屋のコーナー部分を活用して配置すると、効率よくスペースを使えます。

4-3.ベッドのフレームやデザイン選びも大事

ベッドのフレームはデザイン性も重視したいところです。ベッドのフレームにはいくつかの種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。シングルベッド選びで知っておきたい、主なベッドのフレームの種類をまとめました。

フラットタイプ

フラットタイプとは、ヘッドボードがフラット(平ら)なベッドです。ヘッドボードが斜めに傾斜したタイプなどもあります。

<メリット>

  • キャビネットタイプよりも、省スペースで設置できる。
  • 部屋がすっきりとした印象になる。
  • ヘッドボードのデザインや素材の種類が豊富で、布張りや革張りのタイプもある。
  • ヘッドボードに傾斜が付いたタイプやクッション性のあるタイプは寄りかかれる。
  • キャビネットタイプよりも比較的安価。

<デメリット>

  • 目覚まし時計やスマートフォンなどを置く場所がない。
  • ベッドまわりにものを置きたいときには、ナイトテーブルが必要。

フラットタイプは比較的省スペースで設置できるため、限られたスペースにシングルベッドを設置したい場合に向いています。

キャビネットタイプ

キャビネットタイプはヘッド部分に小物を置くための棚が付いたタイプで、宮付きタイプとも呼ばれています。

<メリット>

  • ナイトテーブルを設置しなくても、目覚まし時計やスマートフォン、本などを置くことができる。
  • コンセントが設置されているタイプは、スマートフォンを充電したり、小ぶりの照明を置いたりできる。
  • 照明が組み込まれたタイプは、夜、目が覚めたときなどに便利。間接照明がおしゃれなデザイン性の高いタイプもある。

<デメリット>

  • 棚が設けられていることで、ベッドフレームの長さが長くなるため、キャビネットタイプよりも広い設置スペースを要する。
  • 地震の際に棚から小物が落下するリスクがあることから、安全のためには対策が必要。
  • ヘッド部分にもたれかかりにくい。
  • フラットタイプよりも価格は高め。

キャビネットタイプは、フラットタイプよりも長さ方向に広い設置スペースを必要とします。ただし、部屋の形状によってはナイトテーブルを置くよりもスペースを有効活用できます。

ロータイプ

ロータイプとは脚が短く、高さの低いベッドのこと。ロータイプの中でも、脚がないベッドや特に低いベッドは、フロアベッドと呼ばれることもあります。

<メリット>

  • ベッドの高さが低いため、圧迫感が生じにくく、天井高が高く感じられることから、部屋を広く見せられる。
  • 通路幅が十分に確保できない場合にも、比較的通りやすい。
  • 小さなお子様の落下のリスクが軽減される。
  • 洋室だけではなく、デザインによっては和室にも合わせやすい。
  • シンプルでおしゃれなデザインのタイプがある。

<デメリット>

  • ベッド下を収納スペースとして活用しにくい。
  • ベッドの下の空間が狭いため、掃除をしにくい。
  • ベッドの下の空間が狭いことにより、湿気がこもりやすい。
  • 高齢の方や足腰の弱い方は、ベッドから立ち上がりにくい。
  • 背の高い家具とのバランスが難しい。

ロータイプのシングルベッドを置く際には、ほかの家具もロースタイルのものでまとめるとバランスがよいです。ワンルームにロータイプのシングルベッドを置く場合は、キッチンや他の家具と高さのバランスをとるのが、難しいケースがあります。

リクライニングタイプ

リクライニングタイプとは電動モーターにより、背もたれや脚の部分がリクライニングする機能やベッドの高さを調節する機能が付いたベッドです。

<メリット>

  • 背もたれなどを調整して、自分に合った入眠角度で寝ることができる。
  • 背もたれなどを倒して、ベッドでリラックスして過ごせるため、本を読んだり、テレビを見たりしやすく、1人用のソファ代わりになる。
  • 楽な姿勢で読書やPC作業などができる。
  • 介護を必要とする人が起き上がったり、立ち上がったりしやすいため、本人や介護者の負担を軽減できる。

<デメリット>

  • 一般的なベッドよりも大きく、設置スペースを必要とする。
  • 一般的なベッドよりも重いため、気軽にレイアウトを変えられない。
  • 一般的なベッドよりも高額。
  • 故障したときには修理が必要になる。
  • 一般的なマットレスは使用できず、専用のマットレスが必要。

リクライニングタイプは介護用に限ったものでなく、「入眠角度が調整できる」「リクライニングができるのでベッドで快適に過ごせる」といった理由からも選ばれています。

収納付きタイプ

収納付きタイプは、ベッドの下部に収納が設けられたタイプで、引き出し式と跳ね上げ式があります。引き出し式は、設置場所に合わせて、引き出しを左右のいずれにも付け替えられるタイプが中心です。跳ね上げ式は、マットレスの下全体が収納になっています。

<メリット>

  • ベッドスペースで収納を兼ねられる。
  • ベッドの下に収納ボックスを置くよりも、すっきりとして見える。

<デメリット>

  • 収納スペースの分だけ高さが高くなるため、圧迫感が生じやすいほか、寝ていて落ちたときの危険性が高まる。
  • 引出し式の中でも、二段以上の収納のあるチェストタイプは収納部分がさらに高いため、薄いマットレスしか使用できない。
  • 跳ね上げ式は、専用のマットレスを使用する。
  • 引出し式は、引出しを引き出すためのスペースを確保する必要がある。
  • 収納が設けられているため、価格が高くなる。

5.おしゃれで快適!イケアのおすすめシングルベッド

6.シングルベッドを長持ちさせるコツ

シングルベッドのベッドのフレームの寿命は一般的に10年~15年程度ですが、素材や使い方、設置場所の環境などによって異なります。木製のベッドフレームは比較的寿命が長いのに対して、スチームフレームは劣化によって曲がるなどきしみが生じやすいことから、比較的寿命が短いとされています。また、革張りや布張りのフレームもありますが、合成皮革は劣化しやすい素材で、布は生地が次第に磨耗していきます。

マットレスは種類によって、寿命が3年~5年程度のものから10年以上持つものまで幅があります。

マットレスを長持ちさせるには一部に体圧がかかって傷むのを防ぐため、以下を繰り返し、定期的にローテーションを行います。

1.頭側と足側を反対にする

2.裏返したりする

3.頭側と足側を反対にする

また、フレームとマットレスの間やマットレス自体に湿気がたまるのを防ぐための対策として、マットレスを壁に立てかけるか、あるいは片側を浮かせてサーキュレーターで風を送るなど、定期的に湿気を取り除きます。

このほかには、ベットパッドやシーツを使い、こまめに洗濯をすることで、マットレスに汗や汚れが付着するのを防げます。

7.自分に合ったベッドサイズのシングルベッドで快眠ライフを!

シングルベッドを選ぶ際には、まずは自分の体格や部屋のサイズに合っていることを確認することが大切です。

また、フレームには様々な種類があり、部屋の広さやライフスタイル、インテリアに合わせて選ぶことで、居心地がよい空間で快適に眠れます。

シングルベッドを長持ちさせるコツを知り、定期的にメンテナンスをすることで、快眠ライフを送りましょう。