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寝室カーテンのおすすめの選び方!快適な睡眠環境を作るアイテムや性能・機能を紹介

公開日:2025年1月27日

毎日の睡眠で疲労回復を図るには、睡眠の質が重要です。睡眠の質には寝室の環境が大きく関わります。寝室のカーテンは睡眠の質に大きく影響するため、適当に選ぶのではなく、機能やカラーなどにこだわって選びたいものです。

今回は寝室のカーテンを選ぶときのポイントや、おすすめの選び方を紹介します。カーテンに付加されている便利な機能も紹介しますので、寝室のカーテン選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。


1.快適な寝室の睡眠環境にカーテンが重要な理由

より良い睡眠環境を得るには、寝室の温度や湿度、騒音、光、色彩、香りなどに配慮することが大切です。たとえば、寝室が明るすぎたり、騒がしかったりすると、光や音が脳に刺激を与えて、寝つきが悪くなります。快適な睡眠環境を得るには、寝室は暗く静かで温度や湿度が適切に保たれた空間が重要となり、また、落ち着いた色彩でまとめられているのが理想的です。

カーテンは快適な睡眠環境が得られる寝室づくりに、重要な役割を果たすアイテムです。カーテンは外からの日光や街灯などの光を遮ったり、外気温の影響を軽減したりするほか、厚手のカーテンや防音カーテンには防音効果も期待できます。質の高い睡眠を得るには、カーテン選びにこだわりましょう。

2.快眠できる寝室作りにおすすめなカーテンの選び方

快眠できる寝室作りにおすすめの選び方のポイントとして、以下の点が挙げられます。

  • 遮光性に優れたカーテンを選ぶ。
  • 落ち着いたデザインやカラーのカーテンを選ぶ。
  • 必要に応じてレースカーテンを併用する。

2-1.遮光性に優れたカーテンを選ぶ

睡眠中は低い照度の光であっても、睡眠中に目が覚める中途覚醒の時間を増加させる要因となり、睡眠の質の低下につながるとされています。しかし、夜は街灯や信号、近隣の住戸などの外灯の光が気になると入眠の妨げになり、朝は窓から差し込む光が気になると目覚めてしまうことがあります。一方で、朝は朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、体内の睡眠や覚醒リズムが整い、睡眠の質が向上します。

そこで快眠できる寝室にするには、寝室は遮光性に優れたカーテンでできるだけ暗い空間をつくり、朝、目覚めたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるようにしましょう。

  • 遮光性能の等級による違い

一般社団法人日本インテリア協会(NIF)では、JIS(日本産業規格)にもとづいた遮光性試験方法により、遮光カーテンの遮光等級を定めています。

引用:一般社団法人日本インテリア協会|表示基準、試験方法及び判定基準|1-1遮光(カーテン)

遮光等級 遮光率 照度に関する状態表現
1級99.99%以上人の顔の表情が識別できないレベル
2級99.80%以上99.99%未満人の顔あるいは表情がわかるレベル
3級99.40%以上99.80%未満人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル

さらに遮光等級1級の遮光カーテンは厳密に機能表示するため、5段階に分類されています。

引用:一般社団法人日本インテリア協会|遮光1級のカーテン及び布製ブラインドを5段階に分類

表記 状態説明
遮光1級(A++)生地からほとんど光を感じません。
遮光1級(A+)生地からわずかに光を感じます。
遮光1級(A)生地から光を感じるが、生地の織り組織や色は分かりません。
遮光1級(B)生地から光を感じ、生地の織り組織や色も分かります。
遮光1級(C)生地全体は薄明るく見えるが、人の表情が識別できない暗さです。

NIF機能性表示マークの遮光マークは、一般社団法人日本インテリア協会の許諾を受けて、遮光率99.40%以上の遮光等級3級以上の遮光カーテンやカーテン用の生地に表示できるマークです。

引用:一般社団法人日本インテリア協会|NIF機能性表示マーク

遮光カーテンを探す際には、遮光マークの有無をチェックしましょう。
※イケアでは遮光率を基準としたオリジナルのマークで表記しています。

遮光カーテンのメリット・デメリット

メリット デメリット
・昼夜問わず、部屋を暗い状態にできる。・暗くなり過ぎるため、朝目覚めにくい。
・外からの視線が気にならない。・生地が重く、圧迫感が生じやすい。
・外気の影響を受けにくく、冷暖房効率がアップする。・生地に柔らかなヒダができにくい。
・防音効果もある。・商品の種類が少なく、デザインや素材が限定される。
・価格が比較的高い。

遮光カーテンは必ずしも高価なものばかりではなく、2,000円程度の商品も市販されています。

また、外の明るさをほとんど感じない状態にしたい場合は遮光等級1級の遮光カーテンが向いていますが、朝、外の明るさを感じて目覚めたい場合には遮光等級2級~3級の遮光カーテンが適しています。そこまでの暗さを求めない場合には、通常のドレープカーテンとレースカーテンを用いるという選択肢もあります。

2-2.落ち着いたデザインやカラーのカーテンを選ぶ

寝室の色彩も睡眠に影響を与えるため、カーテンも落ち着いたデザインやカラーのものを選ぶこともポイントです。

赤やオレンジ、黄色といった鮮やかなカラーは、交感神経を刺激して寝つきが悪くなる恐れがあります。寝室のカーテンに向いているのはグレー系、ブルーなどの寒色系、アイボリーやベージュ、ブラウンなどのナチュラル系などの落ち着いたカラーです。また、寝室には無地のほか、花柄や植物柄、ストライプなど、柄物のカーテンを選ぶ場合も、シンプルなデザインのものが向いています。

2-3.必要に応じてレースカーテンを併用する

カーテンは大きく分けると、ドレープカーテンとレースカーテンに分類できます。ドレープカーテンは厚地の生地を用いたカーテンで、遮光カーテンはドレープカーテンに該当します。レースカーテンは薄手の生地のカーテンです。カーテンは外側のカーテンレールにレースカーテン、内側のカーテンレールにドレープカーテンをかけて使用するのが基本です。

ドレープカーテンだけの場合は、カーテンを閉めると暗くなり過ぎることがあり、カーテンを開けると室内が丸見えになってしまいます。ドレープカーテンとレースカーテンを併用し、ドレープカーテンを開けて、レースカーテンを閉めた状態にすると、外の光を取り込みながら、外部からの視線を遮り、プライバシーを確保できます。

また、レースカーテンにはUVや遮熱などの機能性が付加されたタイプもあります。遮熱レースカーテンは、日射熱による室内の温度上昇を抑制する効果があります。

レースカーテンは、ドレープカーテンと比較してリーズナブルな商品もあり、1,000円程度~3,000円台の商品も市販されています。

3.寝室のカーテンにあると安心なアイテムや機能・性能

遮光カーテン以外にも機能性が付加されたカーテンがあります。寝室のカーテンにあると安心な機能をまとめました。

  • ウォッシャブル機能の付いたカーテン
  • 遮熱・断熱機能に優れたカーテン
  • UVカット機能に優れたカーテン
  • 吸音・防音機能に優れたカーテン
  • その他の性能・機能

3-1.ウォッシャブル機能の付いたカーテン

ウォッシャブル機能が付加されたカーテンは、家庭用洗濯機で丸洗いが可能です。寸法変化率や染色堅牢度、外観が一定の基準を満たし、一般社団法人日本インテリア協会の許諾を受けているカーテン生地には、NIF機能性表示マークのウォッシャブルマークがついています。

カーテンにはホコリが付着しやすく、ダニが発生する原因となります。ウォッシャブル機能が付いたカーテンは自宅で洗えるため、カーテンを清潔に保ちやすいといったメリットがあります。

3-2.遮熱・断熱機能に優れたカーテン

窓は外壁や屋根、床などよりも、外部から熱の出入りが大きい場所です。遮熱・断熱機能に優れたカーテンは、夏の暑さや冬の寒さによる室内温度への影響を抑えて、冷暖房効率をアップさせる効果が期待できます。

NIF機能性表示マークの遮熱マークは、一般社団法人日本インテリア協会の許諾により、節電対策上の相対的効果が認められ、遮熱率や遮光率の基準に適合しているシアーカーテン(レースカーテン)に表示できるマークです。
※イケアが取り扱う商品については規格が異なる可能性があります。

3-3.UVカット機能に優れたカーテン

紫外線は窓ガラスをすり抜けて室内に入ってきます。UVカット機能は紫外線をカットする機能で、肌の日焼けを防止するほか、フローリングなどの床材や壁材、家具などの日焼けによる色褪せや劣化を防ぎます。

NIF機能性表示マークのUVカットマークは、一般社団法人日本インテリア協会の許諾により、紫外線の透過率を低減し、家具や床材の日焼けによる退色を軽減する加工が施されたシアーカーテン(レースカーテン)に表示できます。
※イケアが取り扱う商品については規格が異なる可能性があります。

3-4.吸音・防音機能に優れたカーテン

吸音カーテンは、音を吸収しやすいベロアなどの生地を用いて反響を抑え、室内の音環境を改善するとともに、外部への音漏れを防ぐカーテンです。寝室にホームシアターを設置している場合などにおすすめです。

一方、防音カーテンは外部からの音を遮断する機能を持つカーテンを指します。交通量の多い幹線道路や通学路、あるいは公園などに隣接していて、車の騒音や話し声などが気になる場合に向いています。

3-5.その他の性能・機能

その他には防炎性能や制電性能、撥水性能が付加されたカーテンもあります。

防炎カーテンは燃えにくいように加工されたカーテンです。不特定多数が利用する劇場や百貨店、旅館、病院などの施設のほか、高さ31mを超える高層建築物や地下街でも、財団法人日本防炎協会の認定による防炎ラベルが貼付された防災カーテンの使用が義務付けられています。そのため、高層マンションでカーテンを設置する場合には、防災カーテンを選択する必要があります。

制電性能は静電気の発生を抑制する性能で、制電性能が付加されたカーテンは医療機関などで使われています。また、撥水性能のあるカーテンは、浴室のシャワーカーテンとして用いられています。

4.寝室のカーテンと風水の関係

寝室のカーテンカラーや柄は風水の考え方を参考に選ぶという方法もあります。ただし、風水は科学的に立証されているものではありません。

方角に適した色

方角
ベージュ・ベビーピンク
北東ホワイト
ブルー
東南グリーン
ベージュ・グリーン
南西イエロー・ブラウン・ベージュ
西イエロー
北西ベージュ

運気を高める色

運気
仕事運・勉強運ブルー
健康運グリーン・ベージュ・アイボリー
金運イエロー・ゴールド

運気を高める柄

運気
恋愛運花柄
仕事運ストライプ
健康運リーフ柄

5.寝室のカーテンを購入する際の注意点

寝室のカーテンを購入する際の注意点として、次の2点が挙げられます。

  • 寸法を計測、シミュレーションしてから購入する。
  • 返品・交換サービスの有無を確認する。

5-1.寸法を計測、シミュレーションしてから購入する

既製品のカーテンを購入する際には、カーテンの寸法を計っておきます。

カーテンの幅はカーテンレールを測ります。一般的なカーテンレールの場合は、輪の形状をしたランナーの中心からもう片側のランナーの中心までを測ります。装飾レールの場合は、キャップの付け根からもう片側のキャップの付け根までです。

カーテンの長さは窓によってやや異なります。腰窓はランナーの下から窓枠の下までを計測しますが、プラス15cm~20cm程度を足すのが目安となります。掃き出し窓はランナーの下から床までを測り、1cm程度を引きます。出窓も同様に、ランナーの下から窓台までを計測し、1cm程度を引きます。

実際にカーテンを設置した状態をイメージするため、シミュレーションツールを使うのもおすすめです。イケアのカーテンは、「IKEA Kreativ(イケア クリアティーヴ)」を使ってシミュレーションができます。家具付きのショールーム画像を利用して、カーテンを設置して見ることが可能です。また、スマートフォンのIKEAアプリでは、自分の部屋をスキャンして、カーテンや家具などのアイテムを配置するシミュレーションが行えます。

5-2.返品・交換サービスの有無を確認する

カーテンはサイズを間違って購入したり、部屋に設置すると思っていたカラーと違って見えたりすることがあるため、返品・交換サービスが用意されていると安心です。購入前に返品や交換が可能かをチェックしておきましょう。

イケアでは、実店舗とオンラインストアのいずれを利用した場合も、購入から365日以内なら返品が可能。返品できるのは未使用品に限られますが、開封をしていても新品と認められれば、レシートやオンラインストアの購入履歴を提示するなど、一定の条件のもと返品ができます。ただし、アウトレット商品の返品は購入から14日以内となっています。また、商品に不具合が見つかった場合には、購入から1年以内であれば交換が可能です。

6.イケアのおすすめ寝室向けカーテン

7.寝室のカーテン選びに迷ったらイケアオンラインストアがおすすめ!

寝室のカーテン選びや購入先に迷っている方には、イケアオンラインストアの利用がおすすめです。商品はサイズやカラー、柄、価格、遮光機能の有無などの条件を絞って、検索することが可能です。遮光カーテンなどのドレープカーテンと併用して使うレースカーテンも1,000円以下から取りそろえています。また、カーテンに合ったサイズのカーテンレールの取り扱いもあります。

万が一思っていたような商品と違っていたり、不具合があったりした場合には、前述のとおり返品・交換が可能です。寝室のカーテン選びに迷ったら、まずはイケアオンラインストアで検索してみてはいかがでしょうか。

8.快適な睡眠環境を作るならカーテン選びにこだわろう!

寝室で快適な睡眠環境をつくるためには、カーテン選びが重要です。遮光性に優れたカーテンなら、室内を暗い状態にできるほか、外気の室温に対する影響を軽減します。また、寝室には落ち着いたカラーのカーテンが向いています。

寝室のカーテン選びに迷っている方は、リーズナブルな価格帯のカーテンを豊富な種類から選べるイケアオンラインストアを利用してみましょう。