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自分でできる!シーリングライトの取り付け方

公開日:2020年8月26日、 更新日:2024年8月20日

部屋のイメージは照明によってがらっと変わります。

最近はおしゃれで寿命が長いLEDタイプのシーリングライトも増え、デザインも豊富です。

 

ちょっとした模様替えとして、シーリングライトを取り付けるのもおすすめ。

でも、「シーリングライトを取り替えたいけれど、専門の電気工事業者に取り換えをお願いするのは大変」なんて方も多いかも。

いえいえ、シーリングライトの取り付けって、実は簡単なのです。

それほど重いものではないので力仕事でもなく、専門的な知識がなくても取り付けできます。

 

いくつかのポイントさえ押さえれば、分譲でも賃貸でも、自分の部屋の照明を自分で取り替えられますよ。

シーリングライトの取り付け方についてお伝えしましょう。


1. シーリングライトを自分で取り付ける前に環境をチェック

シーリングライトを自分で取り付けたい場合、まず取り付け可能な環境かどうかを事前に確認してみましょう。

シーリングライトを工事なしで取り付けるためには、「引っ掛けシーリング」や「ローゼット」と呼ばれる、ライトを取り付けるための固定器と配線が一緒になっている取り付け口が必要です。

 

まずは、現在の照明を外し、照明が取り付けられている形状を確認しましょう。

丸や四角の形状で、コンセントのような取り付け口があれば、自分でシーリングライトを取り付けられます。

 

最近の住宅は対応しているケースがほとんどですが、築年数の古い家では、引っ掛けシーリングが旧型で、そのままでは最新のシーリングライトが取り付けられないことがあります。

そうした場合には、アダプターを使用して、取り付けを行いましょう。

配線がむき出しのままであったり、取り付け口がなかったりする場合には、工事が必要になる可能性があります。

形状がわからないときには、照明の配線や接続部分を撮影し、ライト購入時に店舗で写真を見せながら相談するとよいでしょう。

 

また、賃貸住宅でライトを取り替える場合には、退去時の原状回復ができるように、外したライトは大切に保管しておいてくださいね。

2. シーリングライトの取り付け方

では、いよいよシーリングライトを自分で取り替えてみましょう。

まずは、脚立のご用意を。脚立がなければ、椅子でもテーブルでも天井に手が届く踏み台があればOK。

ただし、倒れたり、ぐらついたりしないように安定した状態を保てるものを選びましょう。

商品によっては、ドライバーがあるとスムーズに作業できます。

説明書を確認しながら、必要な工具をそろえておきましょう。

ここでは、天井に直接固定して使用するシーリングライトの取り付け方を説明します。

手順1:古いライトを取り外す

新しいシーリングライトを取り付けるには、まず古いものを外す必要があります。

シーリングライトの取り外しを行う際には、事前に電気のスイッチはオフにしておくこと。

通常、ブレーカーを落とす必要はありませんが、心配なら、落としてから作業するとより安心です。

 

最初に、天井に取り付けられたライトの電球部分を覆っているカバーを外し、続いて電源につながっているコードであるコネクタの配線を外します。

このとき、外しているライトを落とさないように注意すること。

ものによってはカバーがいきなり外れることがあり、落として壊してしまうと大変です。

部屋の壁や床を傷つけてしまう可能性があるだけでなく、けがにもつながってしまうため注意しましょう。

可能なら、家族に限らず友人に協力してもらい、外す係と外したライトを下で支える係の分業制にしてもいいかもしれません。

手順2:新しいシーリングライトを箱から出して取り付ける

新しいシーリングライトを箱から出したら、アダプターを取り外します。

脱着用のつまみを確認し、説明書等に従って外しましょう。

つまみと一緒に、アダプターと本体をつないでいるコネクタ部分も外します。

これでアダプターが本体から完全に外れました。

 

続けて、外したアダプターのみを引っ掛けシーリングに取り付けます。

弧になっているスリットに差し込み、右回りに回すと、カチっと音がして完全にはまります。

しっかりとはまっていないと、落下する恐れがあるため、しっかりはまっているかどうかを確認したうえで手を放しましょう。

 

今度は、本体を手に取り、引っ掛けシーリングに固定したアダプターに取り付けます。

アダプターと本体にある取付穴を確認し、位置を合わせて差し込み固定します。

しっかりと固定できたことを確認したら、コネクタ部分を接続し、最後にカバーを取り付けたら終了です。

 

落下防止のため、取り付け過程でしっかりとはまっているかどうか、カチッと音がするまで差し込んでいるかをチェックしながら作業をしてくださいね。

作業自体はひとりでも可能ですが、大型のシーリングライトを取り付ける際には、上げ下ろしの作業にも負担がかかりがちです。

家族に協力してもらうと、より楽に作業ができるでしょう。

3. シーリングライトの選び方

近年では、エコなLEDタイプのシーリングライトの種類も増え、どれを選べばよいのか悩ましい方もいらっしゃることでしょう。

ライトを選ぶ際には、自分の好みやインテリアに合ったデザインを考えるだけでなく、取り付ける場所の環境や、使い勝手も配慮しておくと、選択肢が絞り込みやすくなります。

 

例えば読書などをしながら過ごす書斎では、目に優しい白色の光を選ぶのもよいでしょう。

また、家族がリラックスするリビングや寝室は、少し黄色みがかった電球色にすると心を落ち着けてくれます。

シーリングライトを取り付けるなら、ライトの形状だけではなく、照明の色合いもセットで考えるようにしましょう。

 

シーリングライトにもさまざまな種類がありますが、一般的に多くみられるのが、天井に固定して装着するタイプです。

固定タイプのLEDシーリングライトはまんべんなく部屋を明るくできるという特徴がありますが、その光の色よって過ごしやすさや雰囲気が大きく変わります。

 

ここでは一般的な天井に直接固定して、装着するタイプのシーリングライトの選び方について解説します。

3-1. お部屋の環境やライフスタイルに合わせて選ぼう

心地よい暮らしを考えながら、使い勝手の良いシーリングライトを選ぶために、いくつかのポイントに分けて考えてみましょう。

A. 明るさで選ぶ

間接照明なのか直接照明なのかによって、印象の良い明るさが異なります。

また使用する年齢層によって、適正な明るさが異なるため、設置する場所や生活シーンに合わせて選ぶことが大切です。

特に、高齢者が主に使用する部屋については、通常よりも明るい照明を使用した方がよいでしょう。

シーリングライトに付属する電球がある場合には、事前に明るさを測る単位「ルーメン(lm)」を確認してみましょう。

B. 部屋の広さに合わせる

明るさを確認するとともに、部屋の広さに合ったライトを選びましょう。

広さによって標準となる明るさが異なるので、製品の詳細をしっかり確認する必要があります。

一般社団法人日本照明工業会によると、6畳では2,700~3,699ルーメン、12畳で4,500~5,499ルーメンといった明るさの基準が設けられています。

該当する広さに合わせて、明るさもチェックしておくとよいでしょう。

C. デザインで選ぶ

シーリングライトにはスッキリした印象になる薄型の円形ライトや、スポットライトのように複数の光源があるものなどいろいろな種類があります。

見た目重視であれば、部屋のインテリアとマッチするかというように、部屋全体の雰囲気を考えながら選ぶとよいでしょう。

D. 機能性で選ぶ

シーリングライトには、調光できるものとそうでないものがあります。

またリモコン操作ができるのか、スマートホーム対応なのかなど、製品によって機能性が異なります。使い勝手の良いものを選ぶとよいでしょう。

イケアの電球TRÅDFRI トロードフリは、電球の明るさや光の色を手元のリモコンで自由自在にコントロールできる優れもの。

シリーズ商品で、TRÅDFRI/トロードフリ リモコンを使えば、ワイヤレスでの調光が可能です。

» スマート照明キット

 

さらに、キットを拡張すれば、最大10個までの同時操作で、調光、点灯・消灯、色温度変化などを楽しめます。

シーリングライトというよりも、電球そのものがリモコンで操作できるキットで、同じ照明器具でも、子どもが勉強をするときには文字が読みやすい白昼色に、食事時には暖かみのある電球色に、そして夫婦2人だけの時間は調光してムーディーな雰囲気にできるなど、シーンに合わせて調節できます。

キットと電球は購入時からペアリングしてあるため  、電球を変えるだけで面倒な接続作業も不要です。

4. イケアおすすめのシーリングライト

4-1. 明るさ、機能性で選ぶ

明るく照らしたい場所に、明るめの電球をセットしても負けない存在感と、広範囲に光を届けてくれる機能性を兼ね備えています。

全体を明るくしたいお部屋の照明におすすめです。

(LED電球は別売り)組立て方の詳細についてはこちらをご覧ください。

4-2. デザインにこだわる

三連スポットタイプの鉄製シーリングライト。

流行に左右されないシンプルさで、どんな部屋にもマッチしやすいライトです。

三連のライトはそれぞれ角度を変えられるので、気分によっては光を壁に当てて間接照明としての使うのもよいでしょう。(LED電球は別売り)

組立て方の詳細についてはこちらをご覧ください。

5. シーリングライトの取り付けを自分でやってみよう

ちょっとしたコツさえつかめば、誰でもシーリングライトを自由に取り付け、取り外しできるようになります。

賃貸住宅などで部屋のリフォームが自由にできない場合でも、シーリングライトを取り替えるだけで部屋の雰囲気が変わりますよ。

デザイン次第で、カフェ風にもオフィス風にも、あるいはアウトドア風にも模様替えが可能です。

 

ただし、配線によっては取り付けができない場合もあり、事前の確認が欠かせません。

また、作業中はライトの落下やけがに注意しながら、慎重に行うことが大切です。

好みと環境に合ったシーリングライトを選んで、おしゃれな空間を楽しみたいですね。