空気清浄機のおすすめを紹介!選び方、使い方まで徹底解説
公開日:2024年12月16日
空気清浄機は空気中の花粉やハウスダスト、あるいは生活臭を取り除くなど、さまざまな効果がある家電です。また、加湿やファンヒーターなどの機能が付加された商品もあります。しかし、空気清浄機はさまざまなメーカーから多くの商品が展開されているため、どれを選んだらよいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は空気清浄機の選び方や使い方、おすすめの商品などを紹介します。自分に合った空気清浄機を選ぶために、ぜひ参考にしてください。
1.空気清浄機とは
空気清浄機とは、空気中のホコリや臭いなどをフィルターによって取り除く装置です。空気清浄機はスギ花粉が気になる季節だけでなく、1年を通じて活躍します。
空気清浄機の使用によって期待できる効果や空気をきれいにする仕組み、一般的な寿命についてみていきます。
1-1.空気清浄機の使用により期待できる効果
空気清浄機の使用によって期待できる効果として、次の点が挙げられます。
- 花粉やホコリ、ハウスダストの除去
- タバコやペット、調理による臭いなど生活臭を軽減
- ペットの毛やフケの除去
- 雑菌やウイルスの抑制(一部)
空気清浄機の使用によって、花粉やホコリのほか、掃除では取り除きにくい1mm以下のサイズのハウスダストを除去し、アレルギー症状を軽減する効果が期待できます。また、ペットの毛やフケを取り除くほか、ペットの臭いを含め生活臭を減する効果もあります。さらに、雑菌やウイルスの抑制効果が期待できる商品も展開されています。
1-2.空気清浄機の仕組み
空気清浄機が空気をきれいにする仕組みは、ファン集じん方式、電気集じん方式、イオン方式の3つに分けられます。多くの空気清浄機に採用されているのは、ファン集じん方式です。
- ファン集じん方式:モーターでファンを回して空気を吸い込み、フィルターでろ過する。
- 電気集じん方式:高圧放電によってホコリなどを帯電させて吸着し、フィルターでろ過する。
- イオン方式:イオンを放出して、菌や臭いの原因物質を分解除去する。
1-3.空気清浄機の寿命
空気清浄機の税法上の法定耐用年数は6年とされていますが、一般的な寿命は10年です。空気清浄機の寿命はフィルターの交換時期が目安となります。フィルターの交換時期は使用環境や使い方によって異なりますが、10年での交換が推奨されています。
フィルターにホコリが溜まると、モーターに負荷がかかって不具合が起こりやすくなり、性能も低下します。空気清浄機を長く快適に使うには、定期的にフィルターを掃除機などで掃除し、ホコリを取り除きましょう。
2.空気清浄機がおすすめな人
空気清浄機は、主に次に挙げる人におすすめです。
- 花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルギーがある人
- 外出が多い人
- 小さなお子さんがいる人
- ペットを飼っている人
- 生活臭が気になる人
花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルギーがある人は、空気清浄機を使用することで、これらのアレルゲンが除去され、症状の軽減が期待できます。特に花粉の飛散の多い時期は、外出時に付いた花粉の除去に役立ちます。また、小さなお子さんがいる場合は、空気清浄機の使用により、アレルギーの起こるリスクを抑えられます。
ペットを飼っている人は、アレルギーや臭いの原因となるペットの毛やフケの除去に活用可能です。あるいは、生ごみの臭いや洗濯物の生乾き臭、焼肉や焼き魚などの臭い、タバコの臭いといった生活臭の消臭にも役立ちます。
3.空気清浄機の選び方
空気清浄機を選ぶ際には、用途や設置する部屋の広さに合わせて選ぶほか、集じんフィルターの性能やお手入れのしやすさもポイントとなります。これらの点から、自分に合った空気清浄機を選びましょう。
3-1.用途に合う機能で選ぶ
空気清浄機には花粉やホコリ、ハウスダストなどの除去といった一般的な機能以外にも、加湿、あるいは除湿・加湿、ファンヒーターの機能が付加された商品も展開されています。こうした商品を選ぶと複数の家電を購入する必要がなくなり、設置スペースを抑えられるというメリットがあります。用途に合った機能を選ぶのが大切です。
加湿空気清浄機と除加湿空気清浄機、ファンヒーター付き空気清浄機についてみていきます。
①加湿空気清浄機
加湿空気清浄機は、空気清浄機に加湿機能を搭載したタイプです。加湿空気清浄機は空気をきれいにするだけでなく、部屋の湿度を一定の状態に保ちます。
加湿空気清浄機は、冬場などの乾燥から肌や喉を守りたい場合に向いています。
②除加湿空気清浄機
除加湿空気清浄機は、空気清浄機に除湿機能と加湿機能を付加したタイプです。除湿、または加湿をしながら、空気をきれいにできます。
除加湿空気清浄機なら空気清浄機として使うのはもちろん、梅雨の時期や部屋干しをしているときは除湿と空気清浄、冬場は加湿と空気清浄を使うといったように1年を通して活用できます。
③ファンヒーター付き空気清浄機
ファンヒーター付き空気清浄機は、空気清浄機にファンヒーターの機能を付加したタイプです。温風と冷風の送風機能が付いたタイプもあります。
ファンヒーター付き空気清浄機は室内の温度を調整しながら、空気をきれいにするので快適に過ごせます。
3-2.適用畳数で選ぶ
空気清浄機の適用畳数(適用床面積)は、30分間で一定の粉じん濃度の空気を清浄にできる広さを示します。適用畳数が大きい商品ほど高価ではありますが、パワーがあり、短時間で広い面積の空気をきれいにできます。
そこで、空気清浄機を設置する部屋の2~3倍の適用畳数の商品を選ぶのがおすすめです。たとえば、6畳の部屋の設置する場合は、適用畳数が12~18畳の商品が目安となります。また、適用畳数が大きいタイプの方が、ファンがゆっくりと回るため、風量に対して稼働音が静かです。適用畳数が大きい方が、短時間で効率よく空気を清浄にし、電気代を抑えられることもあります。
※適用畳数(適用床面積)とは、日本電機工業会規格(JEM1467)で定められた基準であり、IKEAが取り扱う商品については、規格が異なるため空気を清浄にできる広さが異なる可能性があります。
詳しくは商品詳細ページからご確認ください。
3-3.集じんフィルターの性能で選ぶ
空気清浄機は搭載されているフィルターによって、性能が左右されます。空気清浄機の集じんフィルターや脱臭フィルターには、主に以下の種類があります。
- HEPAフィルター:フィルターの細かい網目で集じんする。0.3ミクロンの小さな粒子を99.97%除去することが可能。
※IKEAでは「フィルター 粒子除去用」と表記しています。
※IKEAが取り扱う商品はISO規格(国際規格)、EN規格(欧州規格)と国際的な基準を採用していますが、JIS規格(日本規格)と比較した際に性能による大きな違いはありません。
- 静電HEPAフィルター(TAFUフィルター):撥水効果や撥油効果の高い素材を使用。静電気の力で粒子を吸着させるため、汚れが広がりにくく、目詰まりがしにくいのが特徴で、集じん力を長く維持できる。0.3ミクロンの小さな粒子を99.97%除去することが可能。
- 活性炭フィルター:臭いや揮発性有機化合物を除去。
※IKEAでは「フィルター ガスクリーニング用」と表記しています。
3-4.お手入れのしやすさで選ぶ
空気清浄機はフィルターなどのパーツに、掃除機掛けや水洗いなどのお手入れが必要です。定期的にフィルターの交換が必要な商品もあります。
お手入れのしやすさを重視するなら、自動掃除機能付きの空気清浄機がおすすめです。お手入れの手間を軽減できます。
4.空気清浄機の使い方
空気清浄機は正しく使用しないと、本来の性能を発揮できないことがあります。空気清浄機の使い方について、設置場所や稼働時間、お手入れの面から解説していきます。
4-1.置き方・設置場所
空気清浄機は置き方や設置場所によって、空気清浄機が本来の性能を発揮できるか、差が生じます。
空気清浄機は空気の流れを妨げないように、気流に合わせて配置するのがポイントです。エアコンの風と衝突してしまう位置に配置すると、気流の乱れからホコリなどの粒子が飛散してしまうほか、暖房や冷房の運転効率も低下します。空気清浄機は吸気口と排気口をふさがないように設置します。壁際から3~30cm程度は離して置くようにしましょう。
また、空気清浄機を設置する部屋によっても、性能を充分に発揮できる場所は異なります。リビングは人の出入りが多く、ホコリが舞いやすいため、部屋の中央の床よりもやや高い場所への設置が向いています。
寝室はベッドの頭側に配置すると、稼働音が気になったり、気流の影響で身体が冷えたりする可能性があります。ホコリが床に溜まりやすいことから、足元側の床への設置がおすすめです。
子ども部屋も床にホコリが溜まりやすく、子どもは床に近い高さで過ごす時間が多いことからも、周囲にモノがない場所への床置きが向いています。
空気清浄機と加湿器を併用する場合には、内部にカビが発生するのを防ぐため、十分な距離を確保する必要があります。
4-2.稼働時間
空気清浄機は24時間稼働させるのがおすすめです。空気清浄機を長時間連続して稼動させると、空気が循環して徐々に空気がきれいになります。オン・オフを繰り返していると効率が悪く、空気清浄機の性能が十分に発揮されません。
外出時や就寝時にも空気清浄機を付けておくと、外部から新たに花粉やホコリなどが持ち込まれず、人の出入りによってホコリが舞うこともないため、効率よく空気をきれいにできます。
4-3.お手入れ方法
空気清浄機の最大限の効果を得るには、定期的なお手入れが必要です。商品による違いもありますが、一般的なお手入れの頻度と方法をまとめました。
空気清浄機をお手入れする際には運転を停止して、電源プラグを抜くのが基本です。集じんフィルターや脱臭フィルター、集じん・脱臭一体型フィルターは、1ヵ月に1回、掃除機でホコリを吸い取ります。
加湿空気清浄機の加湿フィルターやトレーは1ヵ月に1回、水洗いをします。赤い汚れ(ピンクのぬめり)が付着している場合は赤カビです。赤い汚れが付いている場合や臭いが気になる場合は、重曹で30~60分程度漬け置き洗いをします。黄色の汚れは水垢、白色の汚れはカルキです。これらが付着している場合は、クエン酸で漬け置き洗いをしましょう。
5.空気清浄機の処分方法
空気清浄機は小型家電リサイクル法の対象の対象品目です。国の認定を受けた事業者が回収・処理を行うことで、再資源化を促進する目的があります。
空気清浄機を処分する方法として、主に次の4つが挙げられます。
- 自治体の回収に出す
自治体によって、不燃ゴミや粗大ゴミなどのいずれの種類に該当するかのルールが異なります。また、粗大ゴミに該当する場合の回収方法や費用は自治体によって異なるため、確認が必要です。
- 家電量販店で引き取ってもらう
家電量販店によっては、買い替えの際に無料で引き取りサービスを実施しています。また、有料で家電の引き取りを行っている店舗もあります。
- 不用品回収業者を利用する
不用品回収業者に費用を支払って、回収してもらう方法です。業者によって料金や条件などが異なるため、確認が必要です。
- リサイクルショップで売る
空気清浄機がまだ新しく状態がよい場合は、リサイクルショップで売るという選択肢もあります。
6.空気清浄機を購入するならイケアがおすすめ!
空気清浄機を購入するなら、イケアの商品がおすすめです。イケアの空気清浄機は低価格帯の商品が中心。交換用のフィルターもリーズナブルなため、ランニングコストも抑えられます。また、シンプルでおしゃれなデザインの商品が多く、部屋のインテリアに馴染みやすいのも特徴です。
また、イケアでは「365日間、気が変わっても大丈夫」としてサービスを展開。店舗やオンラインストアで購入日から365日以内であれば、組み立てた家具も未使用で商品に問題がなければ返品できます。あるいは商品の組立てや使用方法に問題がない場合で、商品に不具合がある場合は購入から1年以内は交換ができるので安心です。
7.イケアのおすすめ空気清浄機
8.イケアで自分に合った空気清浄機を見つけよう
空気清浄機はフィルターを使って空気をきれいにする装置であり、季節を問わず活躍します。特に小さなお子さんがいる人やペットを飼っている人、花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルギーがある人におすすめです。
空気清浄機を選ぶ際には、用途に合う機能や適用畳数、集じんフィルターの性能、お手入れのしやすさなどから検討するのがポイント。空気清浄機の効果を最大限に発揮させるためには、適切な場所に配置して24時間稼働させることが大切です。また、定期的なお手入れも欠かせません。
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