この賢い小さな立方体はいろんな用途に手軽に使えます。収納や整理整頓はもちろん、ポケットの中のものを置く場所にしてもいいですね。アクセントになるカラーのEKET/エーケトを選ぶもよし、落ち着いた色を選ぶもよし
商品番号303.321.21
木材への取り組み
木材はイケアの家具にいちばん多く使用されている素材ですが、それにはもっともな理由があります。私たちが木材を好んで使用するのは、伝統的な北欧デザインの要素だからのひとつだけでなく、デザインや品質、環境の観点で優れた素材だからです。 イケアでは、責任を持って調達した木材は、気候変動を緩和する主な要因になると考え、2012年には、2020年までに、よりサステナブルな調達先から仕入れた木材のみを使用するという目標を掲げました。喜ばしいことに、この目標は達成されました。現在ではイケア製品に使用する木材の98%以上が森林管理協議会(FSC)認証の木材またはリサイクル木材となっています。
新しい機器、新しい趣味、新しい家族…小さな変化も大きな変化も、家の中の生活やニーズに影響を与えます。それがスペースを必要とするならなおさらです。Petra Kammari Enarssonはイケアの製品開発担当者で、頻繁にお客さまの家を訪れては、日常の暮らしを見たり、どのように優れた収納が生活を多少でも楽にするかを学んだりしています。Petraはコペンハーゲンに住むある家族のことを思い出しました。その家庭では、以前のパートナーとの間にできた娘が隔週の週末に遊びに来ていました。「彼女には自分の部屋がありませんでした。でもその家では、リビングルームにロフトベッドを設置し、床に置いたチェストに彼女の持ち物を収納するというソリューションで対応していました」。Petraが感じたことは、小さいスペースで暮らす人たちがますます増えていること、そして実用的でしかもスタイリッシュに保ちたいリビングルームが毎日の暮らしでもっとも使われているということです。
新たなニーズに対応できるフレキシブルな家具
世界中で明らかな傾向がほかにもあります。それは、Petraの若いころのように、多くの人がより頻繁に引っ越しをしているということです。「問題は、多くの収納家具はフレキシブルに使えないことです。引っ越しをしても、新たなニーズが発生しても、それに合わせて調整することができないのです。ニーズやスペースに合った収納でなければ、ものを探すのが難しくなります」。こうした考察からヒントを得て、Petraと彼女の仲間はよりフレキシブルで個々のニーズに合った収納ソリューションについて考え始めました。簡単に変更できる家具なら、生活に変化が起きたときにすぐに新しい家具を買う必要はなくなります。次にPetraの頭に浮かんだのは彼女が若いときに持っていたフィッシングボックス。必要に応じて簡単に積み重ねたり、移動したりできました。もし、簡単に持ち運んだり、取り外したり、追加したりできるいろんな賢いモジュールで構成される家具があったらどうだろう?
積み木を重ねるように
Petraと彼女のチームはまず最初にいろんなサイズの段ボール箱を注文しました。それらの箱をさまざまなタイプの部屋に運び、いろんなやり方で積み木のように積み上げたり、組み合わせたりしてみました。また、チームは収納に関するデータを詳しく調査しました。平均的に家にある雑誌の数は? 携帯電話を置くのに適した高さは? 「多くの人は帰宅したときに鍵や携帯電話、バッグなどを決まった場所に置きます。たいてい私たちは何も考えずに無意識にそれを行っています」とPetra。ほとんどの人に適していると思われる高さは80cmです。そのため、EKET/エーケト 収納シリーズのさまざまな色やスタイルのシェルフや引き出し、キャビネットの組み合わせの中でその高さの棚を実現しました。「EKET/エーケトではいろんな色やサイズから自由に選べることと遊び心を最優先に考えたことにとても満足しています」とPetra。彼女は今後も多くの家を訪れることを楽しみにしています。「お客さまは、私たちが考えもしなかったような面白い組み合わせをたくさん見つけてくれるはずです!」
地球上のすべての生命に不可欠な森林
森林は大気中の二酸化炭素を吸収し、私たちが吸うきれいな酸素を生成し、自然界の水の循環を支えています。森林はまた、野生生物の多様性を促進し、森林に依存して生計を立てる先住民コミュニティに家を提供します。地球上の動植物の90%が、生きるために森林を必要としています。食料や燃料、木材など、私たちの暮らしに不可欠なものの多くが森林から与えられたものなのです。 およそ50か国から年間約1,900万m3の丸太を調達するイケアは、世界の森林と木材業界に大きな影響力を持ち、木材の調達方法にポジティブな影響を及ぼす大きな責任を担っています。責任を持って木材を調達し、森林を管理することで、森林に依存する人々のニーズを満たし、企業がサステナブルに事業を展開できるようにし、森林のエコシステムを保護し、生物多様性を向上させることができます。
よりサステナブルな供給源から調達した木材
イケアは責任ある林業を促進するため、厳しい業界基準を遵守しています。私たちは、サプライチェーン内で、違法伐採が行われている森林や保全価値の高い森林、社会的紛争が起きている地域から調達した木材は一切受け入れていません。 サプライヤーは、イケアとの取引を開始する前に、イケアの木材調達に関する要件への遵守を明示する必要があります。イケアは、すべてのサプライヤーに対して、木材をよりサステナブルな供給源(FSC認証の木材またはリサイクル木材)から調達することを求めています。すべてのサプライヤーに定期的に監査を行い、遵守していないサプライヤーは即座に是正措置を取るように求められます。 サプライヤーと一緒に取り組むことで、よりサステナブルな供給源から調達するという目標を達成することができました。これは2020年までに達成することを目指していた目標です。現在、イケアの製品に使用されている木材の98%以上が、森林管理協議会(FSC)認証の木材またはリサイクル木材となっています。
イケアのフォレスト・ポジティブ・アジェンダ 2030
サステナブルでない農業やインフラの普及、違法伐採のために、世界中の森林とそれを取り巻くエコシステムに対する圧力が増している今、これからの世代のために、こうした重要な資源を保護し支援する、さらに総合的なアプローチを取るべきときが来ています。 イケアのフォレスト・ポジティブ・アジェンダ 2030は、森林管理の強化、生物多様性の向上、気候変動の軽減、サプライチェーン全体の森林に依存する人々の権利とニーズの保護、さらに賢く木材を活用するイノベーションの推進を目標として掲げています。このアジェンダでは、主に次の3つの領域に焦点を当てています。• 世界中で責任ある森林管理を当たり前のものにする。• 森林破壊を止め、荒廃した景観に森を再生する。• すべての製品を開発のスタート段階から再利用、修復、再製造、リサイクルを念頭に置いてデザインすることで、より賢く木材を活用するイノベーションを推進する。
一緒に取り組むことでさらに高い目標を達成する
イケアは長年、企業や政府、社会活動グループ、NGOと組んで森林の荒廃や破壊を防止し、サプライチェーンの内外で、責任を持って管理されている森林から調達した木材の量を増やして入手しやすくしてきました。 世界中の森林管理を強化し、責任ある木材の調達を業界標準にする長期的な取り組みを通じて、回復力のある森林環境の構築と、生物多様性の向上に貢献しています。
原材料
構造ボードについて
構造ボードは、テーブルやワードローブといったイケアの多くの家具の製造に使われています。 軽量でありながら安定性と強度も備えています。 各ボードにはチップボードや繊維板、無垢材のフレームがあり、内側は大部分がリサイクルペーパーでできているハニカム構造の中素材になっています。その特別な構造のおかげで、耐久性にとても優れています。 さらにこのボードの表面を保護するために、表現したいスタイルに合わせた塗装やフォイル仕上げが施されたり、突き板が使われます。