春の入学準備、学習机はシンプルデザイン重視で選ぼう!
公開日:2022年7月13日、更新日:2024年9月17日
春の入学シーズンを前に、子どもの学習机の購入を検討される家庭も多いことでしょう。
とくに、小学校に入学する子どもにとっては、初めての学習机にワクワクがいっぱい。
お子さまに最適な学習机を選んであげたいですよね。
また、高校や大学への進学を機に、学習机の買い替えを検討中の方もいらっしゃることでしょう。
使いやすい学習机を選ぶポイントについてご紹介します。
1. 入学準備に学習机は必要?
小学校の入学準備を始めるタイミングで、検討し始めるのが学習机の購入です。なかには、小学校入学の時点で学習机は必要ないと考える家庭もあるでしょう。
実際に、入学したばかりの小学生が自分の机に向かう時間は少ないかもしれません。
では、入学時に学習机を購入する家庭が多いのはなぜでしょう?
それは、学習机が単なる家具のひとつではなく、ランドセルと同じように、子どもの成長の節目を祝う親からのプレゼントになるからではないでしょうか。
入学祝いに自分の学習机を買ってもらったうれしい経験は、子どもの記憶に残りやすいものです。
また、学習机が届くと、もうすぐ小学校に通うのだということを実感するきっかけにもなります。
自分の机を持つことで、机に向かう習慣もつきやすくなるでしょう。
その気持ちが学習への意欲につながることにも期待したいですね。
2. 長く使いやすい学習机を選ぶポイント
せっかく学習机を購入するからには、ある程度長く使えるものを選びたいですよね。
学習机を探す前に、学習机選びの基本について考えてみましょう。
2-1. 飽きのこないシンプルデザイン
小学校入学に合わせて学習机を購入する場合、少なくとも小学校卒業まで使えることを前提に選ぶとよいでしょう。ただし、小学校の6年間で子どもの好みは大きく変化します。
小学1年生が好きな「かわいい」「子どもらしい」デザインの学習机は、高学年になるとどこか「子どもっぽい」テイストに感じるかもしれません。
そうした変化を見越して、デスク本体はシンプルで飾りの少ないものを選び、低学年のうちは、その他のデスク小物で子どもの好きなテイストをプラスしてあげるのがおすすめ。
例えば、かわいいデスクマットを敷いたり、好きなキャラクターを飾ったりといった工夫をすれば、きっと気に入ってくれることでしょう。
2-2. オプションの増減ができる
学習机のなかには、整理棚やシェルフのような上置きが、デスクと一体化したデザインのものがあります。
最初から上置きがあれば、教科書を置いたり、文具を並べたりするスペースが確保でき、便利に使えます。
しかし、学年が上がるにつれて学習の内容が変化すると、資料を開いてノートをとりたいといったように、机を広く使いたくなることも出てきます。
将来的なニーズの変化に合わせるなら、固定された上置きの付いた学習机よりも、オプションとして自由に付け外しのできるモデルがベターです。
2-3. タブレットやパソコンが快適に使える環境を
大学生や中高生はもちろんのこと、小学校でもプログラミング学習をはじめ、タブレットやパソコンを使って学習する機会が増えています。
今後も、デジタル教科書を使用する、オンラインで学習や発表をするといった機会が多くなることでしょう。
これからの学習机には、充電用の電源がとれる、コードを配線しやすいなど、デジタル機器を使いやすい環境が必須と言えそうです。
3. シンプルなのに機能的、学習机のおすすめモデル
シンプルなデザインの学習机だからといって、機能性が劣るとは限りません。
シンプルに見えて、実は隠れた機能を備えたモデルも多数あります。
ただし、シンプルであっても天板部分が小さすぎると、教科書やノートを広げる余裕がありません。学習机の天板は、幅100cm×奥行き60cm程度のものが一般的です。
設置するスペースによっては、少しコンパクトなサイズがよいこともあるでしょう。
ここでは、幅100cm未満のデスクをコンパクトタイプ、幅100cm以上を基本タイプ、幅120cm程度をロングタイプと区別して、それぞれおすすめのモデルを紹介します。
3-1. コンパクトモデル(幅100cm未満)
設置するスペースが限られている場合や、リビングの一角に学習机を置く場合には、コンパクトモデルを選びましょう。
壁紙クロスが白色の場合、ホワイトの学習机なら狭いスペースでも圧迫感がなくおさまりますよ。
一部だけピンクやブルーの色が入ったデスクは、子ども部屋が明るい雰囲気になりそうです。
イケアの「MICKEミッケ」シリーズの最小コンパクトモデルの学習机は、73×50cm。
オプションの引き出しユニットを加えれば、学習机に必要な収納も確保できます。
シンプルなホワイトから、木目調、シックなブラックブラウンまで色のバリエーションも豊富。
天板の奥(片側)に配線口が、天板下にもケーブルホルダーが設けられ、コード類を隠してすっきり配線できる工夫がされています。
イケアの「PÅHL ポール」は、子どもの成長に合わせて天板の高さが変えられる長期使用に適した学習机。脚部にあるネジを回して、高さを3段階(59cm/66cm/72cm)に調節できます。
ワークトップは、「MICKE ミッケ」の最少モデルに比べてやや広め。脚部に、延長コードやケーブル類を目立たずに配線できるケーブルホルダーを備え、デジタル機器が使用しやすい工夫がされています。
専用の追加ユニットオプション(上置き)は、64×60 cmの3段棚と、上部がボックス上になっている1段棚の64×39 cmの2種類があり、脚部のカラーはホワイト、ホワイト/ピンク、ホワイト/ブルー、ホワイト/グリーンの3種類から選べます。
3-2. 基本モデル(幅100cm以上)
学習机として、定番なのが幅100cm以上のモデル。
幅があっても奥行きの浅い学習机なら、リビングに置いても圧迫感が少ないでしょう。
イケアの「LINMON リンモン」は、パーツの組み合わせの自由度と価格の手ごろ感が人気のモデル。
収納スペースが不要で、デスクだけ欲しいという方に向けた、余分なパーツのない最もシンプルなモデル。
シンプルデザインながら、天板や脚のデザインやカラーを変えられます。
自分好みの組み合わせを選んでみてはいかが。
イケアの「LILLÅSEN リルオーセン」は、竹素材を使用したナチュラルな風合いのデスク。
背面もきれいに加工されているため、部屋の中央にも設置できます。
子ども部屋はもちろん、リビングに宿題を見るちょっとした学習スペースをつくりたい場合にもおすすめ。
天板下部にA4サイズが入る引き出しは付いていますが、いかにも学習机という雰囲気ではないため、デスクを買い替えたい大学生にもぴったりです。
イケアの「MICKE ミッケ」シリーズの基本モデル(幅105cm)。本体と脚部のカラーが豊富。
収納棚は引き出しではなく、扉タイプで内部は可動式の棚になっています。
追加ユニットシェルフで、上置き収納も確保。
サイドパネルがブックエンドの役割を果たしてくれるから、教科書やファイルもかたづけやすいですね。
3-3. ロングモデル(幅120cm程度)
学習机の幅が120cm前後であれば、十分な作業スペースが確保できます。
子ども同士や親子で2人横に並ぶことのできるサイズ感です。
イケアの「LISABO リーサボー」は、国際的なプロダクトデザインと認められる“レッドドット・デザイン賞”を受賞したデスク。
天板はアッシュ材突き板、脚はバーチ無垢材としっかりとした素材で耐久性の高さも魅力です。
素朴でナチュラルなデザインがやわらかな印象を与えてくれます。
組み立てが簡単なので、一人暮らしを始めた大学生のお部屋にも。
イケアの「PÅHL ポール」デスクのロングサイズ。
幅も奥行きもしっかりあるワークトップはパソコンを置いても、ゆとりのある作業スペースが確保できます。
オプションとしてシェルフユニットの追加も可能。
このシリーズはすべて脚部にケーブルホルダーがあるので、そこに延長コードを置くと、複数の電源をすっきり確保できます。
パソコンやプリンターなど、多くの機器を同時に使用できて便利。
3-4. 学習机に合わせたいデスクチェア
すてきな学習机に出会ったら、使いやすいデスクチェアも一緒にコーディネートしてみましょう。
イケアの「ÖRFJÄLL オルフィエル」は、座面に高密度フォームを使用し、耐久性に優れた子ども用のデスクチェア。
キュートでシンプルなデザインで、シックなコーディネートも可能です。
「VIMUND ヴィムンド」は、3色展開する子ども用のデスクチェア。
ライトターコイズ、ブライトグリーン、ライトピンクの3色があります。
兄弟や姉妹で色違いにして並べるのもいいですね。
3-5. 学習机と収納ユニットのコーディネート例
イケアは、学習机に合わせやすい収納ユニットも豊富。
取り出しやすさ優先なのか、見た目のすっきり感重視なのかによって、最適な収納を探してみましょう。
コーディネート例を参考に、子どもの部屋にぴったりの組み合わせをイメージしてみて。
学習机+シェルフユニット
シンプルな学習机には、教科書や参考書などをさっと取り出せるような本棚タイプのシェルフユニットとの組み合わせがおすすめ。
オープンタイプのユニットなら、背表紙が見える形で本や資料を並べることができ、必要なときにさっと取り出せます。学習も効率よく進みそうですね。
イケアの「KALLAX カラックス」はシンプルでどんな部屋でも使いやすいシェルフユニット。
学習机のすぐ横に配置すれば、デスクに座った状態でも教科書や資料に手が届きます。
2列×4段のモデルはたっぷりの収納量があるため、兄弟姉妹でひとつのシェルフユニットを兼用しても問題なさそう。
机まわりの小物類も合わせて収納すれば、いつもすっきりとして気持ちよく過ごせますね。
学習机+引き出しユニット
学校の教科書やプリント類を科目ごとに整理するなら、仕分けしやすい引き出し収納が便利。
デスク横に引き出し式の収納ユニットを追加すれば、学習机の上もすっきりかたづきますよ。
ユニットを単体で使用する場合、ユニット上部をランドセル置き場として使用するのもよいでしょう。
帰宅後、ランドセルを置いたらすぐに引き出しに整理する習慣が付けば、大事な教科書やプリントが行方不明になる心配もなさそうです。
イケアには、さまざまな幅や高さの引き出しユニットがラインアップされています。
部屋のレイアウトや収納したいものの大きさに合わせて選んでみて。
イケアの「MICKE ミッケ」シリーズの引き出しユニットは、同シリーズの学習机の天板と高さがそろうため、学習机の延長のような感覚で使用できます。
キャスター付きで移動しやすく、背面もホワイトカラーできれいに仕上げてあるので、部屋の中央で使用してもOK。
イケアの「HELMER ヘルメル」は、幅28cmの比較的スリムでコンパクトな引き出しユニット。
学習机のデスク下の高さが70cm以上あれば、デスク横だけでなく、デスク下にも配置できます。
引き出しのラベルを使用すれば、中身が分かりやすく小学生のお子さまも整理しやすいでしょう。
全面がスチールなので、マグネットが使用できるのもメリット。
見やすい位置にメモを留めておけば、忘れ物もなくなりそうです。
ホワイトやブラック以外にもカラー展開があり、落ち着いた印象のグレーやビビッドなレッドなどからも選べます。
イケアの「ALEX アレクス」引き出しユニットは、幅や高さの異なる引き出しユニットが多数ラインアップ。収納するもののサイズに合わせて選んでみて。
ゆったりサイズの引き出しユニットなら、画用紙サイズの絵画作品を折りたたむことなく収納できそう。
サイズ違いや色違いを並べても、同一デザインなのでシンプルな見た目はそのままに、すっきりと収まります。
4. お気に入りの学習机で春を迎えよう
学習机が届いたら、子ども部屋もなんだか大人びた雰囲気に変わり、入学準備は万端です。
成長の過程でも、お気に入りのデスクでずっと快適に過ごせるように、オプションを加えたり、組み換えたりできるタイプがおすすめ。学習机とは長いお付き合いになるもの。
イケアの豊富なラインアップのなかから、快適に過ごせる学習机を子どもと一緒に選んでみませんか。