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2030年までに、イケア製品に使用するプラスチックをリサイクルプラスチックまたは再生可能ベースのプラスチックのみにする

​イケアは、ホームファニッシング製品から使い捨てプラスチックを段階的に廃止し、製品パッケージからもプラスチックを排除しています。私たちの目標は、再生可能な資源またはリサイクルされた資源からつくられたプラスチックのみを使用すること。これにより、廃棄物を削減でき、製品に何度も命を与えることができます。

グリーンのタイル張りの壁におもちゃのボートのようなグリーンのKNOPARE/クノーパレ フック2個。その1つにホワイトのマクラメ編みのバッグが掛かっている。

リサイクル素材なのでリサイクルが可能

イケアは産業廃棄物をリサイクルしてプラスチック製品をつくり出すだけでなく、家庭廃棄物もリサイクルする取組みを始めました。そうした取組みの最初の商品がHÅLLBAR/ホルバル ゴミ箱です。家でゴミを分別してリサイクルを実践するために使えます。

キッチンの引き出しを開けた中に、ゴミ箱が4個あるライトグレーのHÅLLBAR/ホルバル ゴミ分別ソリューションが設置され、PETボトルや生ゴミが捨てられている。
木製のキッチンワークトップ、キッチンクロス、ステンレススチール製の引き出し前部。そばには、生ゴミをHÅLLBAR/ホルバル ゴミ箱に捨てる人。

ISTAD/イースタード フリーザーバッグをリユース

リユースできる多目的なフリーザーバッグのISTAD/イースタードは、サトウキビ産業で出た再生可能素材をベースにつくられています。耐久性がありジッパーが付いたISTAD/イースタードは何度もくり返し使えるので、簡単にビニール袋ゴミを減らせます。

ホワイトのキッチンワークトップ、ISTAD/イースタード フリーザーバッグ3枚。デニムのシャツを着た人がバッグの1つにラスクを入れている。
私たちはバリューチェーン全体のあらゆるパートナーとお客さまとともに、探求、革新、開発に興味を持って取り組んでいます。
Minh Nguyenマテリアル&イノベーションマネジャー
ドレッサーに置いたスモークのGODMORGON/グモロン ミニチェスト(引き出し×2)に化粧品が整理されている。横には花瓶。

スマートな技術は価格を下げ、サステナビリティを向上させる

新しい共射出成形技術により、同じ製品に2種類の素材を使用することができます。つまり、求められる機能や特性に合わせて素材を選択できるのです。たとえば、NYPON/ニーポン 鉢カバーは、内部は安価な素材を使い、表面は風合いのいい素材を使っています。

ターコイズのカーテンの前にあるターコイズのサイドテーブルの上に、シノブボウキを植えたグレーのNYPON/ニーポン 鉢カバーが置いてある。

リサイクルプラスチック製の商品を増やす

再生可能素材またはリサイクル素材をベースにしたプラスチックのみを使用することを目指す旅は順調に進んでいます。大きなプラスチック製品シリーズの多くは、すでにリサイクルプラスチック含有率の高い素材でつくられています。

GODMORGON/グモロン ボックス 仕切り付きに、ゴールドのラメの財布、はさみ、メイク用品や身だしなみ用品が収納されている。
壁に取り付けられたグリーンのKNOPARE/クノーパレ フック3個。そのうち2個にはバッグが、3個目にはジャケットが掛けてある。
屋内でグレーのNYPON/ニーポン 鉢カバーに植えられたばかりの青々とした観葉植物。周囲には土とテラコッタの植木鉢がいくつかある。
床に白と黒のタイルを張ったバスルーム。ホワイトのVESKEN/ヴェスケン シェルフユニットに、パステルカラーのボディパフとタオルが置いてある。
壁はライトカラー、床はダークカラーのモダンな玄関。ミラーとシューズラックの間にTRONES/トローネス シューズキャビネットが2セット取り付けられている。
「私たちはデザインや生産、そしてプラスチック素材のイケア商品への再利用の方法を見直す必要があります」
Erik Ljungbladプラスチックカテゴリーマネジャー
白い壁の前のライトカラーの木製の床に、組み立て済みのブライトイエローのJANINGE/ヤニンゲ チェアが置いてある。

ブラックのフォイル仕上げ

KUNGSBACKA/クングスバッカ 扉&引き出し前部のマットブラックの表面仕上げには、捨てられてリサイクルされたPETボトルが1枚につき25本使われています。この素材はサプライヤーとともに考案しました。

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ブラックのKUNGSBACKA/クングスバッカ 扉&引き出し前部を使用したモダンなキッチン。シンクの片側にキッチン用品、もう片側には大きな植物が置いてある。
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2028年までに消費者向け包装でのプラスチックの使用を段階的に廃止する方法​

一例として、掛け布団と枕のSMÅSPORRE/スモースポッレ シリーズに紙ベースのソリューションを採用しました。従来はプラスチック製のパッケージを使用していましたが、広範なテストを経て、現在は紙製のパッケージになっています。新しいソリューションは、プラスチックへの依存を減らし、再生可能エネルギーで稼働するスカンジナビアの工場で生産した紙を使います。2023年には、家具の固定具を入れる袋にも紙ベースの素材を採用し、プラスチックの消費量を推定で年間1,400トン削減しています。​

SMÅSPORRE/スモースポッレ 掛け布団 やや厚手。
海辺のしなびて湿った海藻の上にビニール袋とPETボトルが捨てられ、淡い朝日に照らされている。

廃棄物の活用

そのためには、リサイクル素材を活用する新しい方法を見つけることがカギになります。廃棄物を資源として利用すれば、よりサステナブルな未来に一歩近づけます。

PETはもっともリサイクルされているプラスチックであり、さまざまな用途に使用できます。

ホワイトのKUGGIS/クッギス ボックスに、カラーペン、ピンクのテープ、鮮やかな色の毛糸玉が入っている。

力を合わせれば、可能性が広がる

リサイクルプラスチックまたは再生可能ベースのプラスチックのみを使用するという目標を達成するには、やや時間がかかり、新しいやり方も必要になりますが、イケアは責任を持って新たな解決策を見つけるよう取り組んでいます。そしていずれは、お客さまに、再度リサイクルが可能なよりサステナブルな素材を使った商品をお届けしたいと考えています。みんなで力を合わせれば、大きな変化を起こせます!