サステナビリティへの
取り組みに関する状況 –
イケア
サステナビリティ・レポート
2012

サステナビリティはイケアのなかで常に重要な位置を占めています。サステナビリティはすでにイケアの一部であり、より快適な毎日をより多くの方々に提供するというイケアのビジョンに沿って事業を行う際の指針となっています。イケアの新たなサステナビリティ戦略である「People & Planet Positive(ピープル・アンド・プラネット・ポジティブ)」は、より多くのお客さまにより持続可能な暮らしのアイデアを提供し、イケアの資源とエネルギーの自立を目指し、人とコミュニティのよりよい暮らしを実現することを目標としています。

ここでご紹介するのは、イケアのビジネスとお客さまの暮らしをよりよいものに変えていくためにイケアが行っている取り組みの一部です。詳しくは、「サステナビリティ・サマリー」と「サステナビリティ・レポート2012」でご覧いただけます。
家庭にもっと持続可能な暮らしを

家庭にもっと持続可能な暮らしを


イケアではお客さまの家庭での省エネと節水、家庭ごみの削減を実現できる手ごろな価格の商品をデザインしています。イケアのお客さまがもっと持続可能な暮らしができるようになれば大きな変化が生まれます。イケアグループの世界中の店舗を訪れる6億9千万人のお客さまと力を合わせれば、一つひとつは小さな変化でもそれが積み重なれば大きな影響をもたらします。イケアではすでにお客さまの暮らしをより持続可能なものに変える数多くの製品やソリューションを提供しており、現在もそれに続く製品を開発しています。

エネルギーを消費するイケア製品の消費効率は、2008年に市場に出回ったイケア製品に比べ32%も向上しています。水効率についても同様に改善が見られます。たとえば、イケアの食器洗い洗浄機では、2008年の製品に比べ水効率が22-51%向上しています。

イケアで販売するすべての照明製品を、エネルギー効率のよいLED製品に変えていきます。LED電球は最長20年と寿命が長く、一般的な白熱電球に比べ電力を85%も節約できます。
資源とエネルギーの自立

資源とエネルギーの自立


イケアでは、より少ないものからより多くのものを生み出し、ゴミを資源に変え、再生可能エネルギーへ移行することで、コストを削減し資源を守っています。資源をより持続可能な方法で使用することで、地球環境を守り、気候変動に立ち向かうという世界的な取り組みの一端を担うことができます。

イケア製品に使用される材料の91%はすでに再生可能素材またはリサイクル可能素材、リサイクル素材です。イケアの目標は2015年度までにすべての素材を再生可能素材、リサイクル可能素材、もしくはリサイクル素材にすることです。

イケア製品に使用されるすべての木材は、IWAYの「イケア森林管理基準」に適合したサプライヤーから調達されています。またFSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)認証材の割合を23%まで増やしています。

イケアはWWF(世界自然保護基金)やBetter Cotton Initiative(ベター・コットン・イニシアチブ)とともに、綿花農家がより持続可能な栽培方法を導入できるよう支援しています。2012年度には持続可能な綿花栽培プロジェクトに190万ユーロの投資を行い、現在10万以上の農家に支援の手が届いています。イケアで使用する綿の34%は優先購買先から調達したもので、その中にはBetter Cotton Initiativeの基準に従って栽培された綿も含まれています。

イケアは再生可能エネルギーへ15億ユーロの投資を行っています。主な投資先は風力・太陽エネルギーです。この取り組みは、2020年度までに、イケアストアとその他の建物で使用するエネルギーをイケア内で生産する再生可能エネルギーで可能な限りまかなうという目標に一歩近づくものです。2012年度に発電した電力はイケアが必要とする総電力量の34%に相当します。年度末にはイケアの建物に設置されたソーラーパネルは25万台、稼働する風力タービンの数は83基となりました。
人とコミュニティーによりよい暮らしを

人とコミュニティーによりよい暮らしを


イケアは自社のコワーカーとサプライヤーの従業員、また地域社会と世界中の子供たちの暮らしの改善に努めています。

イケアのコワーカーの国籍はさまざまですが、だれもが同じ価値観を共有しています。イケアは多様性を重視し、女性のマネジャーの割合も昨年度の40%から47%に向上しました。イケアの従業員の意識調査では、83%のコワーカーがイケアのサステナビリティへの取り組みを誇りに思っているというれしい結果が出ています。

イケアサプライヤーの行動規範「IWAY」は、サプライチェーンにおける健全な労働環境を守り、サプライチェーンが環境に与える影響をできる限り抑えることを目的としています。 2012年度末には、要求事項を遵守しないサプライヤーとの取引を終了し、ホームファニッシング製品サプライヤーによるIWAY遵守率100%を達成しました。イケアの監査官および独立機関の監査官による数千件にものぼる監査が毎年実施され、サプライヤーがIWAYの要求事項を遵守しているかどうかを厳しくチェックしています。

イケアは、事業を展開する地域の人とコミュニティーにより快適な暮らしを提供するために、積極的な取り組みを行っていきたいと考えています。 IKEA Foundationでは、途上国の子供たちの機会向上を目指し、2012年度は8200万ユーロの支援資金を提供しました。(2011年度は6500万ユーロ)。UNICEF(ユニセフ)やSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)などの専門機関が運営する総合的な長期プログラムを通して、およそ1億人の子どもたちに支援が届く見込みです。