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いつでも自分らしく。なりたい自分を描きながら働いています

Shingoさん サービスオフィス(本社機能)PR 

   2007年にIKEA船橋(現IKEA Tokyo-Bay)内カスタマーサポートセンターに新卒で入社したShingoさん。IKEA新三郷、IKEA渋谷等を経て、サービスオフィス(本社機能)PRに勤務しています。 LGBT+であることをオープンにし、 “自分らしく”楽しく働くをモットーに仕事に取り組んでいます。 

自分が自分らしく働ける場所を見つけた気がしました

 

僕は出身が関西で、実は、イケアのストアに行ったことはありませんでした。もともとファッションが大好きで、大学卒業後はアパレル業界に進もうかなと考えていたのですが、たまたまIKEA船橋で会社説明会にあたるジョブフェアを開催することを知り、上京して参加しました。ジョブフェアに行くまでは、堅苦しい説明会のイメージを抱いていたのですが、行ってみてびっくり!いい意味で裏切られました。まず、説明してくれるイケアの人たちがすごくフランクでフレンドリー。仰々しいことは全然なくて、面接自体もチームに分かれて行うロールプレイングゲームのようで、終始楽しかった記憶しかありません。

説明会が終了した後に、初めてIKEA船橋に立ち寄りましたが、僕のイメージしていた家具屋さんとはまったく違う。エスカレーターを上がって、ルームセットがブワッと目の前に広がった瞬間に、キラキラ輝いて見えて、すごくきれい!と感激しました。ワクワク感が高まって、自分が自分らしく働ける場所を見つけた気がしたんです。その後は別の企業の面接も受けず、イケアに入ることしか考えていませんでした。 

「自分の言葉」で、自分らしくコミュニケーション

 

  入社が決まり、コワーカー(従業員)として最初に配属されたのがカスタマーサポートセンターでした。そこでは、お客さまからのお問い合わせなどに電話でお答えするのですが、それまで学生だった僕にとって、何もかもが初めての体験。とにかくマニュアルに則って対応するだけで精一杯で、うまくお客さまに答えることができませんでした。焦れば焦るほど話が耳に入ってこなくて、お客さまの言葉を遮ってしまいお叱りを受けたりと、行き詰ってしまって……。

 そのときに僕、一度マニュアルを見ることを止めたんです。言葉遣いが少々フランクになってもいいから、お客さまの声をよく聞いて、自分の言葉で答えるようにしてから、スムーズにコミュニケーションが取れるようになりました。あの頃の自分は頭でっかちだったんだなと、今になって思います。その経験を踏まえて、より自分らしい働き方を心がけるようになり、柔軟性がもてるようになったと感じています。その後、OPEN IKEA(社内公募制度)を利用してIKEA新三郷の食器・調理器具エリアに移りましたが、売り場でもお客さまをお客さまと意識し過ぎず、フランクに接するようにしていました。イケアの商品のよさを最大限伝えられるように、ときには世間話なども交えながら、お客さまとの距離を縮めるような接客を心がけるようにしました。

外見ではなく、中身を見てくれる。カラフルな髪も、個性を表現するひとつの手段

 その後は ピープルプランニング(カスタマー、コワーカー、ビジネスニーズに沿ったスケジューリング業務担当)などを経て、IKEA新三郷でオフィス家具エリアのマネジャーになりました。まだ20代でしたが、年齢や性別で判断されることなく、コワーカーも上司も、つねにフラットに接してくれました。なんでも伝え合える環境をつくるため、僕の方からも率先してコミュニケーションを図るようにしていたのです。見た目などの外見だけで判断することがなく、人間対人間で、中身を見てくれるカルチャーがイケアにはあるので、髪の色も自由。これもパーソナリティを外に出すひとつの手段だと思っていますし、僕の髪を見て「派手だね」と言われても、全部褒め言葉だと受け取るようにしています(笑)。IKEA渋谷のオープニングスタッフの面接を受けもったときも、若い人たちから「髪を染めてもいいんですか?」とずいぶん聞かれました。「全然大丈夫ですよ、僕を見てください」と答えたんですが、イケアの自由さや自分らしい働き方を体現できたかなと思っています。

       渋谷、新宿と都市型店舗2つのオープンを担当した後、いま在籍するサービスオフィスのPR部門に「OPEN IKEA」を利用して異動しました。ここではメディア対応などを行っていますが、僕を通してイケアのユニークさや、個人を尊重してくれる自由な社風を外部にも伝えられたらいいなと考えています。性別も国籍も、年齢も髪の色も関係ない。いろんな背景をもつ人たちと触れ合い、考え方を知るのが本当に楽しいし、いい刺激になります。

  イケアでは、自分のやりたいことを声に出せば、誰かが聞いてくれるし、実現に向けて動いてくれます。もちろん、その分責任感ももたないといけませんが、どう成長し、どうキャリアを築いていきたいのかを発信することで、描いたビジョンに近づいていける。その中で新たな自分の可能性に気がついたり、才能が開花したりできる場所です。チャレンジ精神や好奇心の旺盛な人にはぴったりな環境が、ここにはあります。

(2022年2月にインタビュー)