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結婚や出産でキャリアが途切れないことを、働く女性たちに伝えたい

Miyabiさん カスタマーサポートセンター チームリーダー

2012年9月にIKEA新三郷のフードに入社したMiyabiさん。2度の産休・育休を経て、フード部門での復帰。その後、「OPEN IKEA」(社内公募制度)を利用して、カスタマーサポートセンターに異動。自らが女性の働き方のロールモデルとなるべく、仕事に、プライベートに、忙しくも充実した毎日を送っています。

幼い頃から身近だったイケアに、親子2代で入社

私は、イケアに来る前は、アウトドアショップの店員や美容系の仕事をしていました。転職を考えていたときに、母と弟がIKEA新三郷で働いていたことと、二人が声をそろえていい職場だと話していたことで、興味をもつようになりました。弟がいるフード部門でコワーカーを募集していたことから、2012年9月にIKEA新三郷のフード部門に入りました。

イケアについては、スウェーデンのストックホルムで暮らしていた祖父母に会いに行くたびに立ち寄っていたので、幼い頃からなじみのあるお店でした。日本にもイケアができるといいねと家族で話していたところ、イケア・ジャパンができたので、嬉しく思っていました。そんなイケアで家族のうち3人が働くことになり、家に帰っても仕事についての意見交換ができ、部署が違ってもイケアとしての根本的な考え方は同じだと再認識しました。

周囲とのコミュニケーションで、大切なヒントやアドバイスをもらった

フード部門では、レストランエリアを担当しているコマーシャルチームに所属。     働き始めて2年半くらいのときに、最初の産休と育休を取りました。このときは有休も加えて、1年と2~3か月のお休み。休業中は、上司と数回連絡を取り合いましたが、基本的にはしっかり休んで、子育てに専念できました。育休が明けると、フードの中のビストロ&スウェーデンマーケットに異動し、10か月ほど働いた後に、2回目の産休に入りました。再び1年ほど休んで同じ職場に戻った頃、「OPEN IKEA」というポジションに空きが出ると誰でも応募できる社内公募制度で、カスタマーサポートセンター(CSC)で     募集が始まったことを知ったのです。せっかくの機会だから、フード以外の仕事にもチャレンジしてみようと思い立ち、応募しました。

CSCは、お客さまのお問い合わせに答える部門ですが、クレーム対応などのネガティブなイメージも正直ありました。でも、全国のストアについて詳しくなれるし、イケアの情報を先取りできるとポジティブに考えて、面白そうだなと思ったんです。ときにはお客さま対応がうまくできずに気持ちがへこむこともありましたが、同期やチームリーダーとのコミュニケーションを深めることで、ヒントやアドバイスをもらうことができ、大きな支えになりました。日々成長を感じながらそのままスペシャリストになり、CSC業務の毎日のコントロールや、コワーカーのサポートを任されるように。それと同時に、電話注文サービスがスタートし、そのチームでもスペシャリストとして、立ち上げからかかわることになりました。

女性の働き方のひとつの形を体現したい

いまはCSCでチームリーダーとして勤務しています。直接お客さまと接することはなくなりましたが、私がサポートしたコワーカーが一所懸命     にお客さま対応をしてくれて、コワーカー自身が成長していくのを見ることが、大きなやりがいとなりました。数値目標が達成できたり、お客さまからのアンケートでコワーカーがほめられたりすると、間接的にでもお客さまの満足度が上がっていることを感じられて、心から嬉しくなります。

自分の経験から思うのは、何かしらの事情で短時間勤務を選択していても、それは「誰か」のためではなく、「自分自身」がステップアップしていくためのひとつの過程である、ということ。それを認識してもらったうえで、どんな事情があっても、気兼ねなく働き続けられる環境づくりを続けていきたいと考えています。私自身も現在時短勤務ですし、ロールモデルとなって女性でもこういう働き方ができるということを体現していけるといいですね。

私も仕事の顔・ママの顔・妻の顔をもっているので、大変で心が折れそうになることもありますが、そのすべてが自分だよって言えることが大切だと気がつきました。どの自分も本当の自分だと自分でも理解し、周りにも受け入れられてからは、とても楽になりました。それに、子どもたちにとっては生まれたときからお母さんが働いているのは当たり前で、生活の一部。ストアにいたときに、私が働く姿を直接見せたこともあります。なぜお母さんが働いているかを機会があれば話していますし、ちゃんと理解してくれています。

外で仕事をすることは、毎日新しい自分に出会えるとともに、社会に身を置いていることが実感できる大切な時間。そこをポジティブにとらえ、パッションをもって働きたい人に、イケアはちゃんと寄り添ってくれる会社だと感じています。

(2022年2月にインタビュー)