人の個性を尊重し合えるからこそ、チームワークも強まっていきます
Mayaさん ディストリビューションセンター弥富 クオリティチーム チームリーダー
2014年、IKEA立川に入社。ロジスティクスに1年勤務したあと、本格的に倉庫で働くことを希望して、ディストリビューションセンター弥富に異動。フォークリフトを乗りこなし、「倉庫番長」を目指すMayaさん。現在は、クオリティチームのチームリーダーを勤めています。
ひとつの失敗から気づいた、仕事への大きな責任感
私は、イケアに入社するまで、いろいろな仕事をしてきました。派遣社員として事務職に就いたこともあるし、トラックの運転手だったこともあります。イケアで働きたいと思ったのは、IKEA立川のオープンを知ったとき。日本の企業とはちょっと違う雰囲気を感じ、気軽な気持ちで面接を受け、ロジスティクスに配属されました。ロジスティクスは、フォークリフトを操作する業務もある職場。イケアではフォークリフト資格に加えて、独自のライセンスが必要になります。構内で安全に働くために、社内研修を受けて取得しました。意欲満々で仕事に取り組みましたが、私はそこでひとつの大きな失敗をしてしまったのです。
IKEA立川に入って約半年後、私のいた部署でチームリーダーを募集していました。当時もいまも「向上心の塊」な私は、すぐに「OPEN IKEA」というポジションに空きが出ると誰でも応募できる社内公募制度に手をあげて、チームリーダーになることができたのです。でも、それが甘かった。今までの仕事の延長くらいの気持ちでやっていたら、数字は出せないし、コワーカーの成長にもつなげることができない。イケアのリーダー職は、自分の仕事はもちろんのこと、チーム内の人の成長に大きくかかわる仕事。悩んだ末に、いったんチームリーダーを退いて、コワーカーとして再チャレンジすることにしました。
お客さまの大切な商品を扱っていることが、倉庫での仕事のモチベーションに
その後もコワーカーとして働く中で、「イケアの土台となる倉庫でもっと活躍したい!」という思いがどんどん大きくなっていきました。そんなときに、愛知県弥富市にある物流センターで募集がかかったのです。ディストリビューションセンター弥富は、立川のロジスティクスより規模が大きいところ。「今度こそ倉庫番長になる!」という強い決意をもって応募し、弥富で勤務することになりました。そこは、男性も女性も関係なく、バンバンフォークリフトを乗り回す職場。朝一番に倉庫に届いた荷物をコンテナから降ろして、棚へと運びます。ディストリビューションセンター弥富は店舗と違って、直接お客さまと接することなく、毎日毎日運ぶのは茶色い段ボール箱ばかり。でも、その中身の一つひとつがお客さまに喜んでもらえる大切な商品だと考えると、自然に仕事へのモチベーションも高まりました。
ロジスティクスの業務の中にはピックチームといって、イケアの商品をひとつずつピックアップする力仕事みたいな作業もあります。フォークリフトは自在に動かせるけれど、私自身は決して力持ちじゃない。できるかなと不安に思う反面、この仕事へのチャレンジは自分にとってチャンスかもしれない! と意識しました。ここで、業務をよりよくするために考える日々を経験。後日マネジャーからは、「どうすれば仕事がやりやすくなるのか、あなたなら絶対に考えてくれると思った」と言ってもらえました。その後、自分の成長のために違う仕事も経験してみたくなり、オペレーションサポートを経て、いまはクオリティチームのチームリーダーをしています。
自分が動けば、その先に今までと違う景色が見えてくる
チームリーダーの仕事は、以前は役割を理解しきれなかったりして苦心しましたが、いまは、これまでの学びや経験を活かして、心から楽しんで取り組めています。弥富物流センターは他の職場より男性が多いという特色がありますが、女性のリーダーだからといって不都合や不平等を感じたことは一度もありません。ありのままの自分でいることで、周りの人たちとも率直にコミュニケーションを取ることができ、互いによい関係性が築けていることを実感します。イケアには、人の個性を尊重するカルチャーがあるので、それぞれの個性を生かしながら働くことができる。いろんな人が集まるからこそ、アイデアもたくさん出て、チームワークが強まるのです。
チームリーダーやマネジャーを見ながら自分で学ぶだけではなく、イケアにはチャレンジしたい人をサポートしてくれる環境がたくさんあります。コワーカーが自分たちの上司と直接話す機会が頻繁に設けられているし、メンタープログラムやジョブシャドーイングを通して普段会えない人と話したり、違う職種を短期間経験する機会があったり。自分から能動的に動くことで、必ずリアクションをもらえます。手を伸ばせば、成長できるチャンスは、そこら中に転がっているからです。チャレンジ精神がある人、変化することを楽しめる人には、やりがいも大きい職場。まずは、やってみること。自分が動けば、その先に今までと違う景色がきっと見えてくるはず。
(2022年2月にインタビュー)