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約20年間、空き家だった物件を子どもたちのために活用できる施設に

淡河コミュニティープラザ(神戸市北区)

IKEA神戸が取り組んだのは、町の中心部にありながら、約20年間、空き家のままだった物件。「淡河の明日を考える会」のメンバーの皆さんが、地域の活性化、とくに子どものために 活用できる施設にしたいと、ご応募いただきました。お話をお聞きするうち、子どもが少なく、図書館など子どもたちの集まる場所がないと伺い、赤ちゃんから年配の方まで、地域すべての方々が集まりたいと思える空間を提供したいと考えました。まず、小さいお子さんがメインでご利用されるということで、安全性を第一に、子どもの目線の高さに角がないように家具を設置することを考えました。また、幼児期は視覚や触感など、五感を育てることも大事ですので、鏡を多用して自分への意識を高めてもらうよう工夫したり、ママゴトをして遊んでもらえるようなスペースを検討しました。また、子育てには不安がつきまといますので、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、2世代、3世代が交流しながら相談できるスペースにもしたいと考えました。

子どもたちの五感を育ておとなたちも交流できるスペースに

キッズスペース

収納コンビネーションをメインに構成した、キッズスペース。おかたづけしやすいよう、あえて、ボックスにはフタを付 けていません。上面は遊びスペースとして使用でき、時にはベンチとしても座っていただけます。 おままごとキッチンはお母さんがするように、子どもたちもリアルに料理する楽しさを感じていただけます。

ラウンジ

ゆったりとくつろげるスペースとしてのラウンジは、和とスカンジナビアモダンの融合がポイント。 高齢者の皆さんの利用も意識しました。イケアの家具は北欧っぽいと思われがちですが、和のテイストにもアレンジできます。

スタディスペース(ビッグテーブル)

たくさんの人が集まることを想定したスタディスペースには、伸長式テーブルを設置しました。12名~20名まで可能です。食事をしたりもでき ます。シェルフユニットはキャスターを付けて、移動も簡単。椅子はスタッキングでき、使わな いときは収納スペースを取りませんので、使用 目的に合わせて形を変え ていただけます。
ウォールシェルフは、地域の住民の皆さんの手づくりのク ラフト作品を展示して、ミニギャラリーのように使っていただけます。子どもたちが、勉強するときに気が散らないように、あえてヴィヴィッドな色目は避けて、少し抑えた色使いにして います。

スタディスペース(カウンター)

個人的に集中して勉強できるように設けたカウンタ ータイプのスタディスペースには、キッチン用の天板と脚を組み合わせて製作した長いテーブルを設置 しています。脚部は伸縮可能なので、設定した高さにぴったりと合わせることができます。

子どもたちの食育と地域住民のためのお料理教室にも活用するキッチン

キッチンスタディスペースとつながる小部屋には、イケアのキッチンシステムを設置しました。それぞれの引き出しにはオーガナイザーを組み込み、調理器具やストッカーを効率的に収納できるようにしています。このコミュニティプラザのサポーターのみなさんのなかには、農 業を営んでいる方も多く、新鮮な食材を使った食事の提供により、子どもたちに食育を学んでもらえる場として活用していただけそうですし、特産品を使った料理教室など地域の活性化を 図ることもできそうです。

子ども募金の取り組みで以前のようなコミュニティの復活に貢献したい

今回の物件をプラン、組み立て、設置を行った多くのIKEA神戸のスタッフは、この物件が、以前は、生活用品から総菜などの 食料品まで売っていた「よろず屋さん」、今でいえばコンビニエンスストアであった事。そして所有者が、地域の子どもたちのために活用してほしいと提供された経緯を知り、もともと地域の人が集まる場所であったところに、また世 代を超えてあらたに人が集まるスペースするという目的にやりがいをたいへん感じました。