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かつてない困難な時期の家での暮らし – パート3:共有する体験

2020年を通して、異なるタイプの家に住む人々がつねに変化する新型コロナウイルスのパンデミックの状況にどのように対処し、暮らしてきたかということを知るために、私たちは20世帯の暮らしや体験を調査しました。そして、この困難な時期を乗り切るために何をしたかを知るために、次の質問をしました:あなたにとって家はどんな意味がありますか?

イケアの「かつてない困難な時期の家での暮らし」シリーズのパート1パート2では、いくつかの家族に連絡をとり、この一年を通して家での暮らしがどのように変化したかを伺いました。このシリーズの最後となるパート3では、私たちが話を聞いたすべての家庭に共通していることを考察します。

Susanne、Margareta、Ilenia、Alessio、Shayが共有する体験について詳しくご覧ください。

ネイビーブルーに白のストライプ柄のセーターを着ている男性が暖炉に火をおこしている。
ネイビーブルーに白のストライプ柄のセーターを着ている男性が暖炉に火をおこしている。

ノーマルな日常へゆっくり戻る

2020年前半に、私たちがSusanneに連絡をとったとき、彼女は生活が「闘いの毎日」だと話していました。Susanneは、2020年の始めにキャビンアテンダントの仕事を辞め、2人の子どもたちとスウェーデンのストックホルムのアパートで暮らしていました。世界的なパンデミックとその影響による経済危機の真っただ中において、無職で就職活動中という状況は当然ながらとてもきびしいものでした。実際に、イケアが最近発表した調査では、この困難な時期には金銭的な不安が、家やほかの人との感情的な関係性においてもっとも重要な要素でした。

でも、スウェーデンに秋が訪れたとき、Susanneの運勢は変わりました。彼女はアパートメントからわずか徒歩5分の場所に新しい事務の仕事を見つけて、日常が再びほぼノーマルに感じられるようになりました。スウェーデンの新型コロナウイルスによる制限措置には、バーやレストラン、カフェの閉鎖は含まれていなかったので、彼女はソーシャルディスタンスを保ちながら友人たちと会うことは続けていました。

仕事への復帰

再び仕事をしていること、幸運にも仕事を確保できたことで、Susanneは安堵しています。仕事に戻ることはどんなことに役立つのでしょうか。それは、「いつもの日常」の確立です。これは、私たちがこのコロナ危機が始まったころに話をしたほぼすべての人にとってもっとも重要だったことがわかっています。彼女はほぼ毎日5時頃に起きて、ジムに行きます。さらに、ランニングやヨガをして、できるだけ活動的に過ごすようにしています。

世界の反対側では、オーストラリアのシドニーに住むShayが同じような気持ちでいました。彼女は、新型コロナウイルスによる制限措置の間、両親や兄弟、フィアンセと家で過ごす時間を楽しみました。それでも、ようやく仕事に戻れたとき、彼女は心から安心したのです。

人との接触が恋しくなる

2020年に、みんなが恋しく思ったものは何でしょうか?ミラノ、イタリアのMargaretaは、みんなで踊ることをあげました。ダンスは人間であることの一部で、ほかの人たちと一緒に踊れないのは「正常な状況ではない」という強い信念について話してくれました。Susanneもその考え方に賛成しています。踊りに出かけることや、彼女が言う「ナイトクラブ独特の雰囲気」を楽しむことは、パンデミック前の生活の中で彼女が強く望むものです。

大切な人と物理的な距離をとることも、私たちが話を聞いた人たちみんなにとって難しいことでした。Susanneの両親は高齢なので、自主隔離を続けています。彼女は仕事を辞めていたとき、毎週、両親を食料品店に連れて行きましたが、つねに距離をとる必要がありました。「両親をハグしたかったです」とSusanne。「もちろん、ハグできないのは寂しいですね」

同じくミラノで暮らすIleniaも同じことを言っていました。イタリアでの新型コロナウイルスによる制限措置が初めて緩和されたとき、両親に会えるけれど触れることができないのは、もっとも7つらくて慣れないことのひとつでした。

スペースを共有するさまざまな方法

2020年3月中旬から、スウェーデンでは16歳以上の学生が通う高校や大学が閉鎖されました。そのため、Susanneと彼女の子どもたちは家のスペースを自宅学習に合わせなければなりませんでした。「子どもたちはとても上手に日々を過ごしていました。すごく計画的に行動していました。時間になれば自分たちの部屋に行って勉強をし、ランチになるとみんなで集まりました」と彼女は言います。

Alessioもまた、リビングスペースを共有することに慣れなければなりませんでした。パンデミックが始まった頃、彼は妻と娘と一緒にスウェーデンのアラン島にある自分の両親の家に引っ越しました。それ以来、彼は親戚の家族を含めた3世代で暮らしています。「ほかの人のスペースに踏み込まないように心がけることが必要でした」とAlessioは言います。「最初は、自分にとって快適なスペースをつくったり、部屋の飾りつけをしていました。でも、父は私がいろいろと変えることがあまり好きではなかったのです。それで私たちは話し合いをして、すべてを解決しました。今では、ひとつ屋根の下でみんなで暮らすのを楽しんでいます」

Shayにも、家族の家に戻るという同じ問題がありました。「ときどき、みんながお互いの上を文字通りまたいでいるんです。全員が家で仕事をしているときは特にそうです。食事の時間になると、キッチンは混乱します」それでも、Shayは家族と近くで過ごせるのを楽しんでいます。同時に、フィアンセと一緒に自分たちの家で新しい生活を始められる日が早く来ることを待ち望んでいます。

人々の夢にも変化が

みなさんがイケアに話してくれた願望には、違うスペースで過ごすことが含まれている場合が多いことに興味を覚えました。Shayにとって、それは結婚して裏庭付きの新居に住むこと。Margaretaにとっては、彼女が閉じ込められているミラノ郊外から遥か遠く離れた田舎の庭。Alessioにとっては、玄関ドアから見える山に登り、さらにスコットランドの田舎を冒険すること。

でも、パンデミックによって人々の夢に暗雲が立ち込め、先の計画を立てることがとても難しくなったという話も聞きました。たとえば、Susanneはクリスマスにスキーに行きたいと考えていたのですが、私たちと話したときは、あまりにも先が見えないので行けるかどうかはわからないということでした。

Ileniaはこんな見方を話してくれています。「新型コロナウイルスで先がどうなるか全く見えません。だから、数カ月後にどうなっているかなんてわかりません」ひとつだけ彼女が準備できると思うのは、再び外出制限下に戻ったときのための準備です。「そのために、このアパートを思い出が詰まったハッピーな場所にしておくことが大切なんです」とIlenia。「何が起きても、家にいる限りは両親や友人たちとの深いつながりを感じられますからね」

まとめ

2020年の家での暮らしに関する広範囲の調査から、世界中で家での暮らしが再評価されていることがわかりました。どんな外出制限に直面したかにかかわらず、人々は家について考え、おそらく以前とは異なる方法で家を使わなければなりませんでした。そして、パンデミックによってそれぞれ特有の経験をした一方で、いくつかの明確なテーマが繰り返し登場しました。

調査の間私たちが毎回耳にしたことのひとつは、人々の生活の中で家の重要性が増したということです。新型コロナウイルスの流行前は、家は単に一日の終わりに戻る場所にすぎませんでした。でも、今の(そして将来の)家の中では、家族や友人たちとのつながりが重視されることになるでしょう。少なくともある程度は仕事やエクササイズを家ですることは続くはずです。さらに、料理や食事、リラックス、遊びといったシンプルな楽しみを大切にするようになります。何よりも、安心して安らげる場所をつくることをしばらくの間は優先することになるでしょう。

イケアの「かつてない困難な時期の家での暮らし」シリーズのほかのパートをまだ読んでない?パート1またはパート2をご覧ください。

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