倫理的な方法でラグを生産しながら、よりよい未来を紡ぐ
手織りのラグは美しいものですが、ラグの生産に関しては劣悪な労働条件や中間業者の搾取と結びついているケースも少なくありません。イケアは、手織りラグの品質や風合いを維持しながら、労働条件を抜本的に改善するために、生産者と一緒に方法を探りたいと考え、それを実現しました。

インドでつくられるイケアのハンドメイドラグ
イケアがサプライヤーと協力して、インドやバングラデシュでの手織りラグの生産方法を改善し、優れた品質や環境への配慮、適切な労働条件を確実なものにしている取り組みをご覧ください。


賃金と福利厚生の改善
最初に、織り手に安全な労働環境と適正な賃金の定職を提供し、さらに休日や通勤バスなどの福利厚生を整備しました。また、2つの学校をつくり、研修を受けながら賃金がもらえるようにしました。
家の近くに仕事を創出する
私たちが目指したのは、織り手をはじめとする労働者の住まいの近くに織物センターをつくることでした。そうすれば、家や家族から離れて出稼ぎに行く必要はありません。

「
以前は教師をしていましたが、織りの仕事に応募しました。今は新しい工芸技術を学んでいて、収入はとても増えました。自分の子どもたちとより多くの時間を過ごせています」
Shashi Devi織り手