クライメートアクション
イケアのビジョンは、より快適な毎日を、より多くの方々にご提供することです。現在の世界では、それはイケアのビジネスとバリューチェーンを変革して、クライメートフットプリントを大幅に削減することを意味します。この取り組みは、私たちが共有する「家」に対するイケアの責任であり、イケアのお客さまやコワーカーが求めていることでもあります。


私たちは遅くとも2050年までにネットゼロを実現することで、地球の気温上昇を1.5°Cに抑えるため自らの役割に献身的に取り組みます。

明確な戦略
イケアは高い目標を定めています。そこには2030年までにクライメートポジティブを実現する取り組みも含まれます。つまりイケアのビジネスを成長させる一方で、イケアのバリューチェーン全体で排出されるよりも多くの温室効果ガスを削減するということです。
クライメートポジティブを実現する
つまりイケアのビジネスを成長させる一方で、イケアのバリューチェーンで排出されるよりも多くの温室効果ガスを削減するということです。私たちはバリューチェーンのクライメートフットプリントを「世界の平均気温上昇を1.5°Cに抑える」という目標に沿って削減するべく取り組んでいます。この目標には、2030年までに排出量を半減させ、最終的に2050年までにネットゼロを実現するという目標も含まれます。
3つの明確な気候目標
クライメートフットプリントを削減するため、私たちは次のような戦略目標を設定してきました。優先度順に列挙します。
イケアのクライメートフットプリント全体の52.2%を素材が占めている
クライメートフットプリントを削減するには、使用量とクライメートフットプリントがもっとも大きい分野である木材、金属、紙、テキスタイルファニッシング、プラスチックに集中的に取り組むことが重要です。それらを合わせるとイケアの素材ニーズとクライメートフットプリントの約90%を占めており、木質素材は素材ニーズの60%を占めています。素材のクライメートフットプリントを削減する取り組みの一環として、私たちは2030年までに再生可能素材またはリサイクル素材を100%使用することを目指しています。
サプライヤーが再生可能電力100%を達成できるようにする
私たちは2030年度までに、イケアの全オペレーションにおける再生可能電力100%という目標を達成するべく取り組んでおり、サプライヤーもこの目標を達成できるようにしたいと考えています。私たちはサプライヤーが再生可能電力への転換ができるよう2つの方法を提供しています。彼らの工場への投資資金を提供することと、再生可能エネルギーの購入を可能にすることです。
より多くのイケア市場で再生可能電力100%を達成
21年度は23カ国のリテールおよびセンターの事業で再生可能電力使用率100%を達成しました。地域の利用可能性やポリシー、規制によって困難な場合もあるため、これはとりわけ満足のいく結果です。また世界的に、イケアが所有するすべての工場で再生可能電力のみを使用するための最終段階に進みました。
カーボンオフセットなし
私たちは、バリューチェーン内やお客さま、サプライヤー、調達地域に関連するクライメートフットプリントの根本原因に対処する必要があると信じているため、カーボンオフセットを使用せずにクライメートポジティブを実現するという目標を達成します。そのようにしなければサステナブルなビジネスに転換することはできません。