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たくさんの子どもたちが過ごす空間を、より明るく快適に

長久手市青少年児童センター(愛知県長久手市)

さまざまな年齢の子どもたちが通う児童館の収納の悩みを解決

愛知県長久手市は、名古屋市に隣接する住宅地で、住民の平均年齢が全国の自治体で最も低く、児童数1,000人を超えるマンモス小学校もあるエリアです。2008年にオープンした長久手市青少年児童センターは、0~18歳未満の児童が使用できる児童館で、内の広場、乳幼児専用プレイルームや多目的室、図書室などがあります。午前は乳幼児を連れたお母さんが遊びに訪れたり、午後は下校後の小学生が多く訪れる安心、安全な遊び空間です。

今回のプロジェクトでは、2017年10月にオープンしたIKEA長久手に近く、多くの子どもたちが利用しているこの施設が、より使いやすく快適になるよう家具の支援、コーディネートを行いました。

多目的室。児童館サークルを行ったり、お昼は幼児と保護者のランチルームになったりする空間なので、フレキシブルに動かせる家具をチョイス。

プロジェクトを進行するにあたり、まずはセンターの現状や要望をヒアリングしました。こちらのセンターで働く職員の方々の一番の要望は、1階の多目的室をもっと使いやすくリニューアルできたらということでした。この部屋には、大きな重いテーブルが置かれ、重量感のある椅子、手づくりの椅子など、多目的に使う事のできる家具は揃っているのに、雰囲気の統一感があるとはいえなかった。この空間をどうにか改善したいと思いながら、「既存の家具では用途に合わせた模様替えがしづらく、なんとかしたい」と松井由子館長は言います。

今回の提案では、大きくて重いテーブルと椅子は撤去され、低学年の子どもたちのサイズに合わせた子ども用テーブルとスツールが置かれました。MAMMUT/マンムットは子どもでも運べる軽さで丈夫。無害なプラスチック製で、汚れも簡単に落とせます。窓際には大人も子どもも使える長いテーブルを置き、移動させやすいようキャスター付きの脚にワークトップを組み合わせています。必要に応じて家具を動かし、広いスペースを有効に使えるように工夫されています。

多目的室の家具は軽くて動かしやすいものをチョイス。MAMMUT/マンムット 子ども用テーブル、子ども用スツール、EKBACKEN/エークバッケン ワークトップ、SVENBERTIL/スヴェンベルティル チェア。

テーブルの脚はキャスター付き、チェアはスタッキング可能なものを組み合わせて、フレキシブルに使えるように配慮。

センターのもうひとつの悩みは、子どもたちの持ち物やおもちゃなど遊び道具の収納と整理でした。子どもたちが使いやすいように扉のないシェルフにボックスやバスケットを組み合わせ、楽しみながら整理整頓できる工夫をしました。

児童館の入り口付近は、ロッカーの脇に同じ高さのオープンシェルフを置き、個別の持ち物を入れるボックスをセットしました。ボックスには自分の持ち物を入れた場所がわかりやすいように、目印としてそれぞれ動物の指人形を取り付けました。

棚の高さが自由に変えられるシェルフに、折りたたみも可能なボックスとバスケット(下段)をセット。IVAR/イーヴァル 収納コンビネーション、SLÄKTING/スレクティング ボックス、SKUBBARE/スクッバレ バスケット

ボックスは前面がメッシュになっているので、中に何が入っているか見やすい。さらに指人形の動物をひとつひとつ手作業でつけて目印に。TITTA DJUR/ティッタ ジュール 指人形。

階段下のスペースも、遊びのコーナーに。FLISAT/フリサット 子ども用テーブル、MAMMUT/マンムット 子ども用スツール。

プレイルームのおもちゃ収納コーナー。シェルフユニットに、いろいろな大きさのボックスやバスケットを組み合わせ、子どもたちが楽しくきちんと収納できるように工夫。

IVAR/イーヴァル サイドユニット、OBSERVATÖR/オブセルヴァトール クリップオンバスケット、FLISAT/フリサット おもちゃ収納 キャスター付、GLIS/グリース ふた付きボックス、FLYTTBAR/フリットバール ふた付きボックス。

カラーコーディネートやテキスタイル使いで雰囲気を一新

日当たりがよく広さもあり、設備も十分なのに、どことなく無機質で雑然としている、そんな空間を変えるためには、色の力が重要です。シェルフなど大きな家具は木製のナチュラルな素材や、シンプルな白で統一しましたが、アクセントとしてカラフルな小物やテキスタイルを使って、明るい雰囲気をつくりました。目指したのは「子どもたちがわくわく楽しめる」空間です。

洗面所。カラフルなマットやステップスツール、タオルやフックで楽しい雰囲気に。BOLMEN/ボルメン ステップスツール、BADAREN/バダーレン バスマット、RASSLIG/ラッスリグ タオルスタンド、LOSJÖN/ローション フック アソートカラー、LÅDDAN/ロダン 吸盤付きフック、NIMMERN/ニメン ハンドタオル。

授乳室のカーテンを色鮮やかなテキスタイルに変えるだけで、雰囲気が変わります。DOFTRANKA/ドフトランカ 布地、LOSJÖN/ローション フック アソートカラー。

相談室入り口カーテンもイメージチェンジ。DAGGSKÅL/ダッグスコール 布地。

多目的室のロッカー室のカーテンも、カラフルな黄色のテキスタイルでぐっと明るく。布地はすべて防災加工を施した。STOCKHOLM/ストックホルム 布地。

相談室には圧迫感の少ない背の低いシェルフを置いて、壁を絵やデコレーションステッカーで飾った。IVAR/イーヴァル サイドユニット、SKUBBARE/スクッバレ バスケット、MOSSEN/モッセン デコステッカー。

長久手の地域に密着したストアとしてできること

IKEA Family 子ども募金プロジェクトのデザインやコーディネートは、イケアのコワーカーによって進められます。今回のプロジェクトのすべての工程に20人ほど携わりました。当日の搬入、組み立て作業はメインのデザイナーをはじめオープン前から立ち上げに携わっているコワーカーが集まりました。センターが休みの日曜日の朝から1日かけて、松井館長はじめ、スタッフの方々にもお手伝いいただきながら行われました。当日は、地元のメディアの取材が入るなど、IKEA長久手オープンということもあり、関心度が高いようでした。

KEA長久手のコワーカーが力を合わせて、家具の搬入、組み立てを行いました。

家具を組み立てた後、職員のみなさんと記念写真。

おつかれさまでした!

翌月曜日に、子どもたちがリニューアルしたセンターにやってくると、「わーっ」と歓声が上がったそうです。お母さま方にも好評で、「こんなに変わるとは思わなかった」と松井館長。「一緒に組み立てなどができたことも楽しく、貴重な体験でした。イケアのイメージはなんとなくあったのですが、実際に家具をアレンジしていただき、身近に感じるようになりました。ストアにもぜひ行ってみたいですね」。

今回のIKEA長久手のプロジェクトはIKEA長久手が近隣のみなさんと関わる第一歩としての取り組みでしたが、とてもよいスタートをきることができました。ストアの外でもよき隣人として地域に密着したストアとして成長していきたいです。各地域の子どもたちを支援するIKEA長久手の取り組みは、まだまだ続きます。

当日は地元のテレビ局の取材が入りました。