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北欧と日本の融合、新しいインテリアスタイル「ジャパンディ」

ジャパンディとは、北欧デザインと日本の伝統的な生活様式や文化を合わせた、世界中で人気の新しいインテリアスタイルです。イケアのアイテムを使って、ジャパンディの特徴やコーディネートのコツをご紹介します。一見難しく見えるジャパンディの空間づくりを、イケアでお手軽に実現しませんか。

ベージュのソファに背もたれと座面に同系色のクッションでリラックスした空間。
丸い木のトレイ、その中に黒い鉄の急須、陶器の湯のみ、茶筒、そして小さな石が置かれている。
障子に映った木の葉の影が映っている。
キャビネットは明るい木目で、その上には焦げ茶の花瓶がある。
黒く光沢のある花瓶。

ジャパンディとは

ジャパンディ(Japandi)は、「Japanese(日本の)」と「Scandinavian(北欧の)」を組み合わせた造語で、ヨーロッパを発祥とした新しいインテリアスタイルです。ジャパンディはライフスタイルにも深く根づいています。丁寧でサステナブルな暮らしを大切にし、住空間においては天然素材を用いたミニマルで落ち着いた色合い、そして余白や曲線などで柔らかな雰囲気をつくることが特徴です。そのような要素は、慌ただしい現代の生活に、穏やかで落ち着いた空間をもたらしてくれます。

スウェーデンでは、従来の「ヒュッゲ」に代わって「ジャパンディ」が使われるようになり、よりエレガントで平和的なインテリアとして認識されています。
Karin GustavssonCreative Leader, IKEA of Sweden
Video: 肌触りが良さそうな素材。

ジャパンディのコーディネートをつくる6つのポイント

自然素材とシンプルなデザインの調和

オークなど落ち着いた色合いの木材や天然素材でつくられた、シンプルなデザインの家具を選ぶのがおすすめです。さらに、竹や麻、籐などの素材を取り入れることで、空間に奥行きと柔らかさが生まれます。温かみのあるバランスを意識しましょう。

穏やかな色合いでつくる、洗練された空間

カラーパレットは、グレーやベージュなどの柔らかなナチュラルトーンを基調に。アクセントとしての黒や濃い色は、全体の1割程度に抑え、洗練された印象に仕上げるのがポイントです。

余白をつくりだす、ローアングルの家具

低めの家具で統一すると、空間にゆとりが生まれ、落ち着きのある雰囲気に。家具のラインをそろえ、余白を活かすことでジャパンディらしい静けさを演出できます。

自然光と柔らかな照明で、心地よい空間づくり

昼間は自然光を優しく取り込み、夜は間接照明で柔らかく部屋を照らすことで、穏やかでくつろげる雰囲気を演出。光の使い方ひとつで、空間全体の印象をぐっと上質なものに。

直線と柔らかさのバランス

シンプルで直線的な北欧デザインの家具をベースにしながら、小物や素材で有機的な曲線や柔らかさをプラスすることで、モダンになりすぎず、自然な調和が生まれます。

和のアイテムを取り入れる

和紙や格子など、和を連想するデザインのアイテムを加えましょう。家具だけではなく、和の小物や枝ものをコーディネートに加えることで、手軽にジャパンディらしい部屋をつくることができます。

コーディネートを通じて、ジャパンディをより深く知る

エアリーで開放的なリビングルーム

ローアングルの水平ラインをつくることが、開放的なリビングコーディネートの一番のポイントです。家具のメインとなるソファやテーブル、収納など大きな家具を低くそろえることで、部屋の印象を大きく変えることができます。

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ライトベージュのローソファ。ブラウンのクッションとブランケット、ローテーブルはシンプルな無垢材。
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機能的でありながら、温かみのあるダイニングルーム

オークをメインとした木材や天然素材を取り入れつつも、色味を統一することがジャパンディの大事なポイントです。オークはジャパンディの雰囲気をつくる上で最初のステップとしておすすめの木材です。

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ウォールナットを基調とした家具と照明、障子風の採光が入り込むダイニングルーム。
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柔らかさと直線のバランスを兼ね備えたリビングルーム

ソファや収納の直線的なフォルムと、照明やプーフの柔らかな丸みのバランスがこのコーディネート鍵になります。ミニマルなデザインに自然素材の温もりや質感を加えることで、シンプルながら奥行きのある空間に。

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木と自然素材を基調にしたインテリアで、ベージュのローソファ、クッション、プーフがある。
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モダンでありながら、リラクシーなベッドルーム

ジャパンディスタイルのベッドルームをつくるなら、ローアングルのデザインと柔らかな温もりが鍵。低めのベッドを選ぶことで空間の重心を下げ、より落ち着いた雰囲気を演出します。カーテンにはナチュラルな天然素材を取り入れ、光を優しく透過させることで、穏やかで心地よい空間に。

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ナチュラルウッドのフレームに、優しい配色の枕やブランケットがかかったベッドルーム。
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完璧じゃなくても大丈夫、という気軽な気持ちで、自分らしくジャパンディを取り入れてもらいたいです。
Mai TanigawaCountry Home Furnishing & Retail Design Manager, IKEA Japan

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