テレビのサイズが基準!おしゃれなテレビ台の選び方
公開日:2020年10月1日、更新日:2024年9月17日
無機質なテレビを置くテレビ台こそ、インテリアにマッチするものをこだわって選びたいもの。
しかし、テレビ台を選ぶ際には、色や素材、デザインのほか、テレビの大きさや視聴距離といった注意すべき点があるのをご存じですか?
今回は、失敗しない選び方とおすすめのテレビ台をご紹介します。
1. テレビ台にはどんな種類がある?
テレビ台は大きく分けて、ロータイプ、ハイタイプ、壁面収納タイプの3種類があります。
1-1. ロータイプ
床から30~60cm程度の高さにテレビを設置するロータイプのテレビ台は、床に座ったり、ソファに腰掛けたりしたままテレビを見るのに最適です。
高さがないので大型のテレビを置いても圧迫感が少なく、狭い部屋にも置きやすいタイプ。
天井までの高さに余裕があり空間が広く感じられます。
1-2. ハイタイプ
一般的に高さが60cm以上あるテレビ台はハイタイプと呼ばれ、インテリアの主役になり得るほどの存在感があります。
多くは余裕がある収納スペースを兼ね備え、レコーダーやHDD、ゲーム機器といったハードウエアやディスク、ソフトといったメディアの収納にもたけています。
1-3. 壁面収納タイプ
テレビを囲うように上部まで収納がある、ロの字型をしたテレビ台です。
壁一面を覆うほど大きなサイズもあり、シェルフも充実しているため収納力は抜群。
テレビ周りの小物だけでなく、インテリア雑貨を飾ることもできる大型家具です。設置するだけで部屋の印象を大きく変え、空間をおしゃれに演出できます。
2. おしゃれと機能性を両立。テレビ台選びのポイント4つ
テレビ台を選ぶ際、デザインや価格のほかに重要なポイントが4つあります。
テレビのサイズやライフスタイルに合ったテレビ台を選べば、長時間の視聴でも疲れにくく、リビングのおしゃれ度がさらに上がるはずです。
2-1. テレビ台選びのポイントその1:サイズ
テレビ台を選ぶときに真っ先に注目したいのが、テレビとテレビ台の横幅にあったサイズバランス。
テレビ本体よりも、テレビ台の横幅が広くなればシルエットが山型になり、バランスが良く美しく見えます。
テレビ台の横幅は、テレビの横幅プラス20~30cmほどを目安にするとよいでしょう。
また、テレビ本体のスタンド部分は、機種によって形状や大きさが異なり、なかには奥行きが深いものもあります。
テレビのスタンド部分に合わせて、テレビ台の奥行きを考えることも大切です。
加えて、うっかりしがちなのが耐荷重。
メーカーや機種によりますが、本体の重さは32型で15kg前後、42型で20~30kg程度とされています。
50型以上のテレビのなかには、50kgを超えるものもあります。
テレビの重さでテレビ台がつぶれてしまわないように、耐荷重をチェックしておくこともお忘れなく。
コンパクトなテレビ台で、耐荷重は30kg。
横幅がおよそ57cmとなる26型以下のコンパクトなサイズのテレビを置くのに最適。収納がオープンになっており、テレビ台の下を掃除しやすいデザインです。
横幅が180cmあり、50型以上の大型テレビを置いたときもバランスの良い印象を与えます。
脚がなく、壁に貼り付けて設置することで、床から少し浮いた状態に。テレビ台下の掃除をしやすいのはもちろん、掃除ロボットを使用する際も脚にぶつかることなく稼働しやすいというメリットがあります。
壁付けにしたテレビに最適で、ハードウエア類の収納場所としてよりスマートな印象になるでしょう。
配線しやすいよう背面に工夫があるので、テレビ回りをスッキリと保てます。
2-2. テレビ台選びのポイントその2:収納力
テレビ台の収納力も重要なファクター。
レコーダーやHDD、ゲーム機器、DVDやBlu-rayディスクといったテレビ回りのアイテムをしっかり収納でき、収納したいアイテムが増えても困らないように余裕があるものを選ぶのがおすすめです。
テレビ回りのアイテムだけでなく、リビングで使う生活雑貨まで入る収納力の大きなものを選ぶのもよいでしょう。
リビングに複数のシェルフを並べてしまうと、ごちゃついた印象になり、くつろぎスペースも狭くなってしまいます。
テレビ台に収納力を持たせることで、周辺もすっきりさせながらスマートなインテリアを実現できますよ。
「BESTÅ ベストー」は、壁面収納タイプのテレビ台。
50インチ以上のテレビにも対応し、引き出しや可動棚、ガラス扉付きの収納棚が充実。
テレビ回りのアイテムのほか、リビングで使う雑貨を収納したり、お気に入りのアイテムをディスプレイしたりできます。
テレビ台の天板には配線口があり、ケーブル類の配線もスムーズです。
オプションとなるボックスや引き出しフレームといった専用の収納アイテムを追加すれば、大容量の収納が実現します。
2-3. テレビ台選びのポイントその3:配線のしやすさ
テレビには電源ケーブルのほか、アンテナケーブル、HDMIやUSB、LANケーブルなど何本ものケーブルをつなぐため、周辺がゴチャゴチャしがち。
見た目がスッキリしないのはもちろんですが、コンセント周辺のコードがからんだままになっていると、うまく放熱できず、火災が起きる危険性も高まります。
コード類を配線しやすい工夫があるかどうかも、テレビ台選びの大きなポイントです。
BRIMNES ブリムネスは、コンパクトなサイズながら、リモコンやディスク、ゲームコントローラーをすっきり収納できる大きな引き出しがついたテレビ台です。
耐荷重は30kg。
26~42型のテレビを置くのに最適です。
テレビ台の配線処理
テレビ台の背面には上下に配線口があり、下部のスリットからコンセントタップをテレビ台の中に入れ込めます。
テレビ台の内部にコード類をまとめて配線できるから、ほこりを避けながらスッキリと保てます。
2-5. テレビ台選びのポイントその4:色、デザイン
どんな家具も、使われている素材や色によって印象が大きく変わるもの。
テレビ台は、サイズが大きくなればなるほど存在感が増し、部屋全体の雰囲気に与える影響も大きくなります。
サイズや機能性も重要ですが、インテリアにマッチした色や素材を選ぶことも大切にしたいですね。
黒いスチールと無垢材との組み合わせがおしゃれなテレビ台は、インダストリアルなインテリアにぴったりです。
耐荷重は53kg。
50~51型の大型テレビを置いてもバランスが良く、安定した印象に。
扉部分が網状になっているので圧迫感が少なく、なかに収納したものを程よく隠します。
イケアの「FJÄLLBO フィエルボ」シリーズは、テレビ台のほか、シェルフユニットやコーヒーテーブル、ラップトップテーブル、ウォールシェルフなどがあり、同じシリーズでそろえれば統一感が生まれ、よりおしゃれにインテリアを楽しめますよ。
3. 目線の高さから選ぶテレビ台のサイズの目安
人間の目線は水平方向に対してやや下向きで、立っているときにはおよそ10度、座っているときにはおよそ15度下向きになるといわれています。
自然な目線を保ったまま無理なくテレビを視聴するためには、最適な高さを考える必要があるでしょう。
テレビ台の高さは、椅子に座って見るのか、ソファに腰掛けて見るのか、床に座って見るのかによって変わります。
テレビを見る人の身長によっても異なりますが、おおよその目安として、ダイニングチェアのような椅子に座って見るならテレビ台の高さは50cm程度、ソファに腰掛けるなら40~50cm、床やローソファに座って見るなら30~40cm程度を参考にするとよいでしょう。
テレビの中心が目線の少し下に来るテレビ台を選ぶと、長時間視聴しても疲れにくくなりますよ。
小さな子どもがいるご家庭では、最適な目線になるようにクッションを使用したり、椅子の高さを調整したりして、見やすい位置に整えてくださいね。
また、最適な視聴距離を考えることも大切です。
目安として、テレビ画面の高さに約3倍かけた距離まで離れて見ることが推奨されています。
高さがおよそ65cmの52型のテレビなら、テレビの画面から約2m離れた位置が特等席。
部屋の広さを考えながら、快適に視聴できるサイズのテレビを選び、そのテレビに対応したテレビ台を選びましょう。
耐久性に優れたウォールナット材の突き板仕上げのテレビ台は、ナチュラルで温かみがあるデザイン。
テレビ台の高さは50cmで、ソファに腰掛けてテレビを見るご家庭にピッタリ。
幅は160cmあり最大荷重は50kg。幅120cmを超える55型の大型テレビを置いても様になります。
スライドして上部に収納するフラップ式の扉は、開けたままにしておいても見た目はシンプルなまま。
中の棚は稼働式のため、収納するものに合わせて高さを変えられます。
棚板の奥にはコード類を通せるスペースがあり、すっきりと使うことができます。
4. インテリアと実用性。両方を考慮して選ぼう
テレビのサイズよりもひと回り大きいテレビ台を選べば、視覚的にバランスが良くそれだけでスタイリッシュな印象に。
さらに、収納力、配線のしやすさ、目線の高さといった実用面も考慮し、インテリアにマッチする色やデザインのテレビ台を選んでみましょう。