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2007年度に支援するSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)プロジェクト
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アルバニア:障害を持つ子どもの教育機会の拡大と教育の質的向上 障害や学習困難を持つアルバニアの12万人の子どものために、教育制度内にフレンドリーでオープンで暖かい環境をつくること。これが同国でSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)が実施している4年間のイニシアチブの第一目標です。
アルバニア政府は、障害を持つ子どもを普通教育に受け入れるインクルーシブ教育の理念を採択してはいるものの、教育現場には、まだこの理念を実践に移すための知識や経験、資料、信頼が不足しています。結果的に障害を持つ子どもたちは、まだほとんど良質な教育にアクセスできていません。
政府、教育機関、教員、そして生徒たち自身に積極的に働きかけることで、社会的な烙印を乗り越え、障害を持つ子どもたちが進んで授業に参加して、積極的に社会スキルや知的能力を高めていけるようにするのが、このプロジェクトの目標です。
プロジェクトは教育の全段階を対象にしていますが、3歳から6歳の障害を持つ子どもが幼稚園や同等の施設に受け入れられる割合が非常に低いことから、特に就学前の教育に焦点を当てています。
100の幼稚園・200人の中核教員を対象に、普通クラスでの障害児童への対応を学ぶ上級トレーニングを行い、さらに80人の教師に対しては、受け持ちクラスの障害を持つ子どものために、個別の学習プランを組み立てて実施することができるよう、ハイレベルなサポートを提供します。
Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)は、普通学校でのインクルーシブ教育を推進・奨励するために、教育省と積極的に協同し、政府や関係組織に働きかけ、インクルーシブ教育を試験的に実施する学校の確立に向けて尽力します。
このプロジェクトのもとで、障害を持つ200人の子どもが普通幼稚園に、250人が普通学校に通うことになっています。さらに、推定3,500人のクラスメイトが、助け合いと寛容の精神を柱にした、子どもにやさしい学校のあり方から恩恵を受けることになります。
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バングラデシュ:児童労働者への職業訓練と公正な待遇 世界でももっとも貧しい国の1つであるバングラデシュ。そこでは何百万人もの子どもたちが、毎日学校に行くかわりに働きに出ているのが現状です。
まったく教育を受けずに大きくなるかわりに、Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)では地元の職業訓練機関であるUCEPと協力して、もっとも危険の少ない選択肢の1つである衣料産業への就労が可能になるよう、基礎教育と職業技能訓練を提供しています。
3年間のプログラムで、240人の子どもたちに教育を提供し、就労先を見つけることを目指しています。そのために、衣料産業のニーズをより反映したカリキュラムになるよう、UCEPの基礎教育と職能教育を改善し、同時に関係企業に向けて児童労働者の権利についての啓蒙活動を行います。
このプロジェクトでは、まずカリキュラムの開発と教師の育成から着手し、今後のプロジェクトや他組織でも再利用できるようなモデルづくりを行っています。衣料産業内の児童労働者への「社会的に責任ある対応」がわかる『児童労働ツールキット』という文書も、内容の最終調整を行いつつバングラデシュ語に翻訳されているところです。
子どもたちの福利と発展を確保するために、プロジェクトに参加する被服縫製工場は監視下に置かれます。また工場の経営者や監督者は、子どもにまつわる社会責任について研修を受けることになっています。
こうしたアプローチによって、公的な学校制度から排除されてしまう子どもたちに教育を提供できるようになるだけでなく、暴力を振るわれたり、重い荷物を運ばされたりなどの、虐待や危険な労働条件を抑止できるようになることが期待されています。
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中国:移住によって影響を受けた子どもへの教育支援 中国の貧しい地域に暮らす子どもたち、特に少数民族の子どもたちとって、毎日学校に通い、質のよい教育を受けるには高いハードルがあります。限られた資源、貧困、学校関係者と地域の人々のあいだの不信感など、対処しなくてはならない問題がいくつもあるのです。
Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)は、チベットおよび雲南省で高い成果を出した教育プログラムを、青海省と安徽省、そして吉林省の延辺朝鮮族自治州でも行い、長期的な変化を起こすために尽力しています。
このプロジェクトでは全体的なアプローチを取っており、資源の充実、教員のトレーニング、教育専門家や学校関係者のスキルと知識の強化、教育機関と保護者のあいだの橋渡しなどの活動に取り組んでいます。
360人の教員とスタッフが、暗記学習ではなく参加型の学習に焦点を当てた指導技術のトレーニングを受け、さらに45人がそのトレーナーになるためのトレーニングを受けます。
各地域の学校のニーズをより把握するために、政府役人、教員、教育専門家は作業部会や会議を設け、それぞれの経験を共有することを奨励されます。
240人の保護者と地域の人々に、子どもの権利に関する情報を含むトレーニングアクティビティも提供します。これを通じて子どもの教育への地域コミュニティの関与の活発化を図ります。
子どもたち自身も、自分が受ける教育についての意思決定に参加することと、友達にも学校へ行くよう勧めることを奨励されます。この部分の取り組みは、今後のプログラムの中で、従来大人が支配的に進めてきたプロセスにもっと効果的にアプローチし、子どもたちがもっと主体的になれるよう、よく観察・研究しながら進めていきます。
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コートジボワール:学校の復興 アフリカのコートジボワールでは、長年の内戦と、現在も続く武力衝突から、子どもたちが学校へけなくなったり、あるいは学校そのものが存続できなくなったりといった壊滅的な被害が出ています。Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)は、校舎の安全を確保し、授業の再開・継続のために基本的な備品を整える活動を行っています。
「Rewrite the Future~いっしょに描こう!子どもの未来~」では、2009年末までに25万人以上のコートジボワールの子どもを学校へ戻すことと、学習環境の安全確保を目指しています。
このプロジェクトでは、教育アクセスの欠如、授業の質の低さ、紛争地で教育を行う際に直面する特殊な問題の数々(推定33%の子どもたちが学校に行けなくなっている原因)に取り組んでいます。
プロジェクトの一環として、戦闘で被害を受けた20の学校の設備を修復し、小学校の学齢児童3,000人のために学習環境の安全を確保する活動が行われます。20の施設に対しては机などの備品を提供することになっています。
このプロジェクトをとおして、1,000人の児童が初めて学校に通うことができるようになります。
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インド:子どもを学校に留まらせる 子どもの70%が基礎教育課程を修了していない状況では、教育のあり方を変えるために若い学生の力を借りるのが理に叶っています。Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)はインドのラジャスタン地方にある250の村で、子どもたちを学校に留まらせるための教育モデルの開発に取り組んでいます。
「初等教育の質の向上」プロジェクトでは、2010年までに6歳から14歳までの子ども全員に教育を提供するという、インド政府のイニシアチブをさらに一歩進め、この地方で暮らしている子どもの中で、特に基礎的な読み書きや算数などのスキルのないまま大きくなる可能性が高い、移住家族の子ども、部族共同体の子ども、女児、障害のある子ども、働いている子どもに焦点を当てています。
このプロジェクトの鍵となるのが、各村内での青年グループの結成です。このグループがコミュニティーのニーズを分析し、教育をめぐる現状の評価を行い、学校の改善プランを策定していきます。その過程で、理想の学校像を定義することが求められ、その理想に向かって取り組むよう励まされます。
子どもたち自身も「子どもグループ」として、コミュニティー全体に変革のメッセージを伝える手助けから、自分たちが受ける教育になにを求めるか、という最低水準の定義づくりまで、大事な役割を果たします。
プロジェクトの一環として、教員養成施設の教師を対象に、子どもたちの出席率を高める学習テクニックのトレーニングを実施します。教員養成施設に知識の基盤をつくり、新しい教員や現在の教員へと伝わっていくようにするのが狙いです。
Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)はさらに各方面の関係者に、子どもの権利についての知識を高めてもらい、教育に関わる人全員が共通のゴールに向けて取り組んでいけるよう、働きかけていきます。
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パキスタン:図書へのアクセスの向上 本のページから立ちのぼるファンタジーの世界に夢中になるという体験は、パキスタンの子どもたちにはめったにありません。パキスタンでは本が高価で、公立の図書館や学校の図書室も存在していないに等しいからです。「Children's Library in a Box」プロジェクトは、そんな状況を変えていきます。物語や資料本へのアクセスを通じて、子どもたちは目を開き、イマジネーションを開放していきます。
Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)によるこのプロジェクトでは、文字通りボックスの中に本が収まる形のライブラリーをつくり、充実させていきます。150の学校に、150cm×75cm×60cmのボックス、図書、学習教材、視覚補助具、宣伝ポスター、さらにパペットキットまで入ったセットが送られます。学校の子どもたちは、自分たちで図書室を手づくりしていくところから本の世界を体験し始めます。
各学校で1人ずつ、教員が本のメンテナンス方法と図書室への関心の保ち方について研修を受けます。他の先生たちも、普段の授業に本を取り入れる方法や、読書への関心の育み方について研修を受けます。
生徒が毎週図書室に来て、借りたい本を選ぶ時間が持てるように、時間割も調整されます。校内での読書習慣を広めるにあたっては、子どもたち自身も、お互いに図書室の利用体験を話したり、下級生に本との接し方を教えてあげたりするよう促されます。
このプロジェクトでは2万人の子どもたちに図書へのアクセスを提供することで、独学心・好奇心を刺激し、生涯続く読書の喜びを育むのが目標です。同時に、プロジェクト参加校の学習環境も向上していきます。
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ロシア:障害のある子どもの教育条件の改善 ロシア全土の都市と同じく、ヴィボルグという都市の障害を持った子どもたちも、ほとんどまったくと言っていいほど公共サービスへのアクセスがなく、差別と誤解に囲まれて生活しています。
市ではそうした子どもたちに、ごく限られた教育アクセスしか用意しておらず、1人ひとりを支援するサービスは存在していません。専用の交通サービスも、通訳サービスもなく、物理的な環境も、障害のある人々のニーズを考慮した整備が行われていません。結果として、障害のある子どもたちは、世間から完全に切り離されてしまっています。
ヴィボルグに暮らす500人の障害児童の親たちは、Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)と児童福祉団体Beregite Deteiが共同で立ち上げた試験的プロジェクトを通じて、この状況を変えようとしています。Vitaliくんのような子どもたちが愛とケアを受けられるよう、身体・知性・感情・教養の発達に対する子どもの権利を促進しています。
Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)は、障害のある子どもたちが置かれている状況について情報を発信し、人々の意識向上を図るほか、当事者の家族に対しては、各種サービスや権利についての情報アクセスを整え、当事者同士の相互扶助やネットワークづくりの機会をつくり、子どもが刺激を得られる活動をワークショップなどを通じて提供するなど、数々の取り組みを進めています。
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ベトナム:少数民族の子どもの幼少教育 子どもたちが人生に良いスタートを切れるようにしてあげることは、小学校に上がる前の段階からでも、学ぶチャンス、それぞれの才能をフルに開花させるチャンスを用意してあげることを意味します。ベトナムの農村部に暮らしている少数グループの子どもには、就学前教育の機会、特に自分の文化・言語と関連した学びの機会が限られています。
ベトナム中部の少数民族、パコー族とヴァンキェウ族を支援するSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)のプロジェクトでは、教育の質を改善し、設備をアップグレードし、家庭と教育制度のあいだの文化的な隔たりを埋める活動をしています。
プロジェクトの主眼は、「Ethnic Stories(エスニックストーリー)」 というカリキュラムを新設し、民族に伝わる物語や伝統文化の価値観に基づいた教材をつくること。農村部の子どもにとっては、大都市で使われている現在の教材よりも、こうした教材のほうがはるかに意味があります。
このカリキュラムを教える教員の養成も行われます。教員は、子どもの家庭内の文化や体験に即した学習活動の取り入れ方や、ベトナム語を話さない子どもへの授業の仕方を学びます。こうして小学校に上がる前にしっかりと土台づくりをすることで、子どもは与えられたチャンスをフルに活用していけるようになっていきます。
地域コミュニティ全体にもプロジェクトに関わってもらう一環として、保護者やその他の大人が抱える教育へのニーズについても相談に乗ります。大人自身が学校へ行った経験を持たない場合が多く、そのために教師や学校関係者と話をすることに不安や恥ずかしさを覚えているからです。
これらの取り組みの下地づくりとして、既存の設備のアップグレード、教室の修復、安全な飲料水と衛生設備の提供、戸外の遊び場の建設が行われます。
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