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児童売買の抑止
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トラフィッキング(人身売買)は、毎年多数の子どもが被害を受けている世界的な問題です。多くの場合、子どもとその家族は、故郷から遠く離れた土地ならもっといい職が見つかるから、生活が豊かになる、と言って誘惑されています。売買されたアルバニアの子どもは、家事奴隷になることが多く、女児の場合は性産業に従事したり路上で物乞いをすることになってしまう恐れもあります。
Almaちゃんは11歳のロマの女の子です。ティラナ郊外にある小屋で、家族と一緒に暮らしており、弟が3人、妹が1人います。両親は読み書きができず仕事に就いていないため、路上で物乞いをせざるを得ないことが多くなっています。
Almaちゃんの町にはFBSHセンターがあります。FBSHとはアルバニアのNGO団体で、団体名は「世界の子どもとアルバニアの子ども」を意味する言葉の頭文字から取っています。Almaちゃんは、自分自身と家族とが地元の青年センターから支援を受けることができていなかったなら、児童売買の犠牲になっていた可能性の高い子どもです。
AlmaちゃんがFBSHセンター内の学校に通い始めて2年になります。スタッフは彼女が学校生活に溶け込めるよう尽力してきました。夏休みのあいだも勉強を続けて次の学期に備えたい、と自分から言い出すほど、Almaちゃんは学校生活を楽しんでいます。
これは、彼女の生い立ちを考えるとかなりの成果と言えます。両親にはAlmaちゃんを学校に入れる経済的な余裕はなかったし、母親がティラナの路上で物乞いをするあいだ、弟や妹の世話をするのはAlmaちゃんの役目だったのです。
両親が不在のとき、Almaちゃんは家事を一手に引き受けています。部屋を掃除し、料理をし、パンを焼き、子どもたちに食べさせます。FBSHセンターのサポートを受けて、Almaちゃんにはある程度の身の安全と将来への希望が生まれています。
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