社会

No. 2


安全性、あらゆる年齢層への配慮、そして環境については、妥協は許されません。そのためイケアには「IWAY」(The IKEA Way on Purchasing Products, Materials and Services)という行動規範があります。IWAYには、イケアがサプライヤーに課す最低限の要求事項が具体的に明記され、サプライヤーがイケアに期待できることも記載されています。IWAYに含まれる要求事項には、強制労働や児童労働の禁止、安全で健康的な労働環境、国や地域の法令の遵守、化学物質の取り扱いに対する責任などがあります。さらにイケアのコワーカー(従業員)が頻繁にサプライヤーのもとを訪れ、要求事項の遵守状況をチェックしています。サプライヤーが自ら責任をもって取り組めるよう、はたらきかけやサポートも行っています。2000年の行動規範(IWAY)の導入以降、各分野で着実な進展があり、現在までに10万以上の改善がなされました。

No. 6


イケアは児童労働を認めません。児童労働の防止にも積極的に取り組んでいます。イケアのサプライヤーとその下請け業者はすべて、児童労働に関するイケアの行動規範、The IKEA Way on Preventing Child Labourの遵守が義務づけられています。この行動規範には、すべての活動は子供たちの最善の利益のために行われなくてはならない、と明記されています。児童労働の根本原因を解決するには、規則と監視が不可欠です。そのためイケアIKEA Social Initiativeでは、UNICEF(ユニセフ)やSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)とともに、子どもの人権プロジェクトに取り組んでいます。

No. 19


イケアはWWFと連携しながら、パキスタンとインドでFarmer Field School(農場学校)を運営しています。綿花農家はこの農場学校で、水資源の効率的な使い方や、綿花の生産に不可欠な殺虫剤と人工肥料を、人間と環境により安全に使用する農法を学びます。こうした技術指導の結果、持続可能な綿花生産への変化が表れています。パキスタンでは、殺虫剤の平均使用量が48%減少、人工肥料は32%、水は40%減少する一方で、綿花農家の収入が87%増えました。

No. 20


イケアは2001年、ロシア、ポーランド、ラトビア、エストニア、リトアニアの学生のための奨学金を設立しました。毎年、奨学金を受けた学生たちは、スウェーデン農業科学大学で1年間、持続可能な森林管理について学んでいます。

No. 23


毎年11月から12月にかけて、すべてのイケアストアで行われるソフトトイキャンペーン「€1が子どもたちの未来を変えます!」では、ソフトトイを1個お買い上げいただくごとに1ユーロが、UNICEF(ユニセフ)とSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)の教育プロジェクトに寄付されます。イケアとお客さまの協力により集まった寄付金は、子どもの教育向上に使われています。IKEA Social Initiativeではこれまでに総額1670万ユーロの寄付を行い、アルバニア、バングラデシュ、ロシア、ベトナム、コートジボワール、ウガンダ、中国など、世界の20を超える国々で、40以上のプロジェクトに使われています。

No. 29


SUNNAN/スッナン ワークランプは、省エネルギーのLED技術とソーラーパネルを組み合わせた照明です。電力を必要としないので、ほぼどこでも使用できます。ソーラーパネルに太陽光を9~12時間あてて充電すると、4時間点灯します。2009年の夏から、世界各国のイケアストアでSUNNAN/スッナン ワークランプを1つお買い上げいただくごとに、UNICEF(ユニセフ)にSUNNAN/スッナンを1つ寄付するキャンペーンが始まります。家に電気のない子どもたちが、日が暮れたあとも本を読んだり、字を書いたり、絵を描いたりできるようになります。UNICEFを通じて、まずパキスタンの子どもたちランプが寄付されます。

No. 32


IKEA Social Initiativeは2005年、アフリカのリベリアとブルンジのUNICEF(ユニセフ)にNORDEN/ノールデン テーブル18,000台を寄付し、学校に入学したいという意欲をサポートしました。現在、寄付したテーブルは学校で使われています。IKEA Social Initiativeではこのように、可能な場合は現物支給による寄付も行っています。

No. 35


イケアは2005年、およそ2,000人の女性が参加するパイロットプロジェクトを開始しました。これはイケアストアで販売するIKEA PS GRINDTORP/グリンドトルプ クッションカバーに刺繍をするというもの。女性たちは、2000年~2007年にイケアとUNICEF(ユニセフ)のパートナーシップのもと、児童労働を防止するためにインド北部の500の村で設立された自助グループに参加し、子どもの権利や健康、栄養について学んだ人々です。

No. 40


多目的に使えるNÄSUM/ネースム バスケットの素材は、たいていの人がゴミと考えるもの。実は収穫後のバナナの樹皮が使われています。黄色い実をつけたあと、バナナの木はゆっくりと枯れていきます。切り倒した木を捨ててしまう代わりに、細長く切って天日に干し、バスケットを編んでいます。耐久性を高めるため、水性ラッカーを塗って仕上げています。

No. 52


IKEA USでは2005年、ハリケーン・カトリーナの被災者支援プログラムを導入しました。この「Give a Hug(ギブ・ア・ハグ)」プログラムの一環として、ハート型のFAMNIG/ファムニーグクッションの全米での売り上げを全額、米国赤十字災害救済基金(American Red Cross Disaster Relief Fund)に寄付しました。

No. 54


2005年のパキスタン大地震後、IKEA Social InitiativeはUNICEF(ユニセフ)を通じて、被災者に掛け布団を33万5000枚寄付しました。2008年、サイクロン「ナルギス」がミャンマーを襲ったあと、IKEA Social InitiativeはSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)を通じて、ソフトトイを20万個寄付しました。このように緊急事態が発生した場合は、初期段階では現物支給による寄付を行い、のちに関係機関と連携しながら中長期的な再建・復興支援を行っています(例:四川大地震後の学校再建支援など)。

No. 57


IKEA Social Initiativeは、UNICEF(ユニセフ)が実施している主要な保健衛生イニシアチブを支援しています。プログラムのねらいは、地域社会に根ざした持続可能な総合的アプローチを開発して、インドでもっとも貧しい地域の子どもたちの生存率を向上すること。保健衛生イニシアチブは18の州を対象に行われ、8000万人以上の子どもと1000万人以上の女性がその恩恵を受ける見込みです。重点的に取り組んでいるのは、ビタミン剤の投与による子どもの健康・栄養状態の向上、母乳の重要性の啓発、安全な水の確保、子どもと家族にとって健全な環境の整備です。

No. 58


イケアで扱っているコーヒーはすべてGood Inside認証を取得しています。パッケージのコードで、コーヒー豆を生産農園まで追跡できます。Good Insideは独立した非営利組織で、持続可能なコーヒーの生産と流通に向けた社会・環境基準を定めています。

No. 64


IKEA Italyでは2004年、2005年、2006年に学校教材を開発しました。「責任あるエネルギーパック」と「責任ある森林管理パック」(2006)の2種類がつくられ、各店舗の付近の学校に無料で配布されました。

No. 66


IKEA PS GULLSPIRA/グルスピーラは、スカンジナビアのおとぎ話に登場するキャラクターの顔が付いた3種類のウォールデコレーションの1つです。インドの村の女性起業家たちが、羊毛と綿を使ってハンドステッチでキルトをつくっています。手づくりのためすべて1点もので、裏には作り手の名前がヒンディー語で刺繍されています。この女性たちは以前、IKEA Social InitiativeとUNICEF(ユニセフ)の合同プロジェクトに参加していた人々です。2000年にスタートした合同プロジェクトでは、インド北部・ウッタルプラデシュ州における児童労働の防止・撲滅をめざす広範なプログラムの一環として、自助グループを通じて2万人以上の女性たちを経済的・社会的にエンパワーしてきました。

No. 67


2008年、IKEA SwedenはWWF Swedenの協力のもと、1~3年生の児童を対象に持続可能コンテストを開催しました。4万8000人を超える児童がアルミニウムのティーライトホルダーを集めました(アルミニウムをリサイクルすると、新たにつくる場合にくらべて、エネルギーを96%も削減できるのです!)。合計5000万個以上のティーライトホルダー(アルミニウム35トン)が集まりました。さらにコンテストの一環として、資源を節約する方法や環境についても学びました。