終わりなき取り組み

No. 1


フラットパックを採用した理由は、売り上げを増やすためではなく、節約のため。フラットパックなら、輸送時に製品の積載数量を最適化して輸送回数を減らせるので、CO2排出量を削減できます。また、リサイクル可能なパッケージを使用することで、必要な原材料も最小限に抑えています。コストを節約できるうえ、環境にもやさしい茶色いダンボールは、イケアにとってかけがえのない存在なのです。

No. 2


安全性、あらゆる年齢層への配慮、そして環境については、妥協は許されません。そのためイケアには「IWAY」(The IKEA Way on Purchasing Products, Materials and Services)という行動規範があります。IWAYには、イケアがサプライヤーに課す最低限の要求事項が具体的に明記され、サプライヤーがイケアに期待できることも記載されています。IWAYに含まれる要求事項には、強制労働や児童労働の禁止、安全で健康的な労働環境、国や地域の法令の遵守、化学物質の取り扱いに対する責任などがあります。さらにイケアのコワーカー(従業員)が頻繁にサプライヤーのもとを訪れ、要求事項の遵守状況をチェックしています。サプライヤーが自ら責任をもって取り組めるよう、はたらきかけやサポートも行っています。2000年の行動規範(IWAY)の導入以降、各分野で着実な進展があり、現在までに10万以上の改善がなされました。

No. 3


「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」だけでは十分ではありません。イケアのデザイナーに常に求められるのは、「More from less(より少ないもので、より多くをなすこと)」。プライスタグのデザインにもとづき、ソリューションや革新的な方法を探し、原材料をムダなく使い、製品を可能なかぎりフラットにすることで、環境への影響も最小限に抑えなくてはなりません。ボードオンフレーム構造のLACK/ラック テーブルや、BESTÅ/ベストー 収納システムは、資源の使用量を最小限に抑えたデザインで、扱いやすく輸送も容易な製品の好例です。

No. 4


イケアでは、違法に伐採された木材や、原生林から伐採された木材の使用を認めていません。イケアとサプライヤーは、製品に使用する木材がどの森林で伐採されたものか、きちんと追跡できるよう取り組んでいます。すべての無垢材サプライヤーには、木材の出所をイケアに報告することが義務づけられています。 長期的な目標は、イケア製品に使用する木材をすべて、適切な森林管理が行われている認証林から調達することです。現在イケアでは、Forest Stewardship Council(FSC、森林管理協議会)の森林認証基準を支援しています。さらにイケア独自の森林スペシャリストが、サプライヤーへの情報や知識の周知、木材の出所の調査を行い、適切な森林管理の推進に取り組んでいます。

No. 5


「IKEA Goes Renewable(イケアは再生可能エネルギーを使用する)」プロジェクトは、将来イケアのすべての建物で、電気や暖房に再生可能エネルギーを100% 使用することをめざすことと、イケアの総エネルギー効率を25%向上する取り組みです。現在の再生可能エネルギー使用率は47%(世界全体)で、これまで総エネルギー効率は2005年比で14%向上しました。

No. 6


イケアは児童労働を認めません。児童労働の防止にも積極的に取り組んでいます。イケアのサプライヤーとその下請け業者はすべて、児童労働に関するイケアの行動規範、The IKEA Way on Preventing Child Labourの遵守が義務づけられています。この行動規範には、すべての活動は子供たちの最善の利益のために行われなくてはならない、と明記されています。児童労働の根本原因を解決するには、規則と監視が不可欠です。そのためイケアIKEA Social Initiativeでは、UNICEF(ユニセフ)やSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)とともに、子どもの人権プロジェクトに取り組んでいます。

No. 7


IKEAカタログは、完全無塩素漂白紙(TCF)にカラー印刷された世界初の主要印刷物です。紙パルプ産業の漂白技術の発展により、漂白工程で使用される塩素が有害であることがわかっています。そのためIKEAカタログには、塩素を使わないTCF(完全無塩素漂白紙)とECF(無塩素漂白紙)のミックス紙を使用しています。

イケアの目標は、紙・印刷サプライヤーと密接に連携しながら、カタログに使用する紙をすべて、適切な森林管理が行われている認証林から調達することです。2008年は木質繊維の74%を認証林から調達しました。また、カタログのフォーマットをコンパクト化して、紙の消費量と輸送回数を削減しています。それにより、カタログ1部あたりのCO2排出量もさらに削減できる見込みです。

No. 8


毎年、大勢の人が食事をするイケアレストランでも、環境への取り組みが行われています。世界各国のすべてのイケアレストランで、少なくとも1皿はオーガニック料理を提供しています。また、スウェーデンフードマーケットで販売している食品の15%が、オーガニック認証を受けています。(※日本は15%達成に向けて取り組みを進めているところです)

多くの国のイケアレストランで、国内メニュー用にオーガニック食品を調達しています。たとえばIKEA Italyでは、レストランでの調理におよそ70のオーガニック食材を使い、おいしい料理をご提供しています。

No. 9


バーチ無垢材を使用したNORDEN/ノールデン テーブルは、イケアが1本の木を徹底的に活用していることを示す好例です。NORDEN/ノールデンが1998年に発売されるまで、樺の木の節の多い部分は、薪にして燃やしたり、粉砕してチップボードの原料にするのが当たり前で、木材をそのまま使って家具をつくるなんて誰も考えませんでした。

No. 10


イケアグループの「Waste Management Manual(廃棄物管理マニュアル)」は1999年に作成され、すべてのイケアストアで廃棄物を最低でも主要5種類に分別することが必要となりました。それにより、廃棄物のほぼ75%をイケアストアで分類して、(最終的に)80%以上をリサイクルやエネルギー生産に利用しています。
*上記はイケアグループ全体の数字となり、日本でのリサイクル率とは異なります。

No. 11


1997年、イケアは他の家具・パーティクルボード生産業者らとともに、家具専用の新しいタイプのパーティクルボードを開発しました。この新たな素材のおかげで、原材料の使用量は85,816トン減少しました。貨物重量の低減により輸送トラックが年間2,800台減り、お客さまにもより扱いやすい商品になり、コストと価格も削減できました。

No. 12


イケアの掛け布団と枕には、蛍光増白剤は一切使用していません。掛け布団と枕に有害物質が含まれていてはならないと考え、常に化学物質の使用を最小限に抑える努力をしています。そして可能なかぎり、世界でもっとも厳しい健康・安全要求事項をすべての市場に適用しています。

No. 13


KLIPPAN/クリッパン ソファは、イケアでもっとも人気があるロングセラー商品です。非常にかさばる商品なので、コスト効率の高い、環境に配慮した輸送が難しい商品でもあります。ほんの2~3年前、KLIPPAN/クリッパン ソファを組み立て式にして、アームレストと背もたれをソファフレームのすき間に入れました。その結果、パレットに2倍のソファを積めるようになり、輸送回数の大幅な削減、コストとCO2排出量の削減に成功しました。

No. 14


イケアでは公共交通機関の利用を推進しています。一部の国では、周辺地域からイケアストアまでの無料シャトルバスを運行しています。スイスの一部店舗では、公共交通機関を利用して来店されたお客さまを対象に、宅配料金の割引を行っています。

IKEA UKでは、通勤に公共交通機関を利用するコワーカー(従業員)に対し、無利息ローンや15%割引を提供しています。IKEA Canadaでは2007年5月、 Hybrid Parking Program(ハイブリッド車駐車プログラム)を開始しました。これは燃費のよいハイブリッド車で来店されたお客さまに、特別専用駐車場を提供するサービスです。また、多くのイケアストアで、持続可能な交通手段として自転車を推奨しています。IKEA Polandでは、自転車用施設やサイクリングロードマップ、自転車の修理道具を提供しています。IKEA Denmarkのストアでは、自転車用トレーラー付きのレンタサイクルを貸し出しており、一度に45kgまでの商品を運ぶことができます。

No. 15


LACK/ラック サイドテーブルは、丈夫で硬い木質フレームの中にハチの巣状の再生紙を詰めてつくった、イケア初の商品のひとつです。パーティクルボードにくらべて、使用する原材料の量が少なく軽量なので、輸送チェーンでも、お客さまにも、取り扱いが容易です。

No. 16


BESTÅ/ベストーはボードオンスタイル(BoS)でつくられています。これも丈夫かつ軽量で、資源の使用量を最小限に抑えた素材です。LACK/ラックと同様、中にハチの巣状の紙を詰めたものですが、効率の点でよりすぐれた生産技術です。250×500cmの薄いファイバーボードの上に、細長いパーティクルボード(またはMDF)を並べ、紙をパーティクルボードではさみこんだら、ファイバーボードを重ねます。その後、最終的な製品の形と寸法に切り、ラッカーを塗布するか、突き板仕上げにします。

No. 17


イケアが特許をもつローディング・レッジは、従来の木製パレットに代わるスマートな荷台です。硬いパレット台とは異なり、ローディング・レッジは柔軟で、荷物のサイズに合わせて広げたり縮めたりできます。ポリプロピレンプラスチック製なので、リサイクルして何度もつくり直すことが可能。コンテナに合わせてサイズと形を自在に変えられるため、フォークリフトでの荷物の取り扱いが容易です。また、軽量なので、木製パレットを使った場合にくらべて、コンテナに製品を2トン多く積載できます。

No. 18


DVALA/ドヴァーラのベッドリネンに使用されている綿は、水・化学肥料・農薬の使用量を大幅に減らし、より環境に配慮した方法で栽培されています。さらに、肌ざわりのよさはそのままに、使用する綿を従来よりも15%減らしています。

No. 19


イケアはWWFと連携しながら、パキスタンとインドでFarmer Field School(農場学校)を運営しています。綿花農家はこの農場学校で、水資源の効率的な使い方や、綿花の生産に不可欠な殺虫剤と人工肥料を、人間と環境により安全に使用する農法を学びます。こうした技術指導の結果、持続可能な綿花生産への変化が表れています。パキスタンでは、殺虫剤の平均使用量が48%減少、人工肥料は32%、水は40%減少する一方で、綿花農家の収入が87%増えました。

No. 20


イケアは2001年、ロシア、ポーランド、ラトビア、エストニア、リトアニアの学生のための奨学金を設立しました。毎年、奨学金を受けた学生たちは、スウェーデン農業科学大学で1年間、持続可能な森林管理について学んでいます。

No. 21


安全で丈夫な木製のおもちゃMULA/ムーラ シリーズは、子どもの創造性を刺激します。節や割れのない、ビーチ材やバーチ材などのハードウッドを使用し、何年も遊べるようにつくられています。子どもにも大人にも安全な木材、塗料、ラッカーを使用しています。

No. 22


いくらおいしいイケアレストランの料理でも、ときには食べ残しが出ます。だからといって、それを全部捨ててしまうわけではありません。スウェーデンやノルウェー、デンマークにある一部のイケアストアでは、食べ残しを機械ですりつぶし、専用のタンクに保管しています。それから特別な処理センターに送られて、バスの燃料用のバイオガスとして再利用されています。

No. 23


毎年11月から12月にかけて、すべてのイケアストアで行われるソフトトイキャンペーン「€1が子どもたちの未来を変えます!」では、ソフトトイを1個お買い上げいただくごとに1ユーロが、UNICEF(ユニセフ)とSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)の教育プロジェクトに寄付されます。イケアとお客さまの協力により集まった寄付金は、子どもの教育向上に使われています。IKEA Social Initiativeではこれまでに総額1670万ユーロの寄付を行い、アルバニア、バングラデシュ、ロシア、ベトナム、コートジボワール、ウガンダ、中国など、世界の20を超える国々で、40以上のプロジェクトに使われています。

No. 24


使用済みのPETボトルが、こんなスマートでスタイリッシュな商品に生まれ変わるなんて、誰が想像したでしょう。TEPPAS/テパス 引き出しユニットは、再生PET樹脂100%。積み重ねられるうえ、便利なトロリーを組み合わせれば移動も簡単なので、ホームオフィスや子供部屋に最適です。

No. 25


イケアの画期的なデザインの回転式台座は、通常の非効率的な形状の大きなオフィスチェアパッケージとは異なり、大量の空気を輸送せずにすみます。VERKSAM/ヴェルクサム 回転チェアは、新しい組み立て方式を採用した商品として最初に発売されるもので、台座の5本の脚が内側に折りたたんであります。手早く簡単に組み立てられるうえ、チェアの安定性と頑丈さはこれまでと変わりません。コンテナ1台あたりの商品積載数がほぼ2倍に増えたので、CO2排出量も低減できます。VERKSAM/ヴェルクサムのほかにも、新しい組み立て方式のオフィスチェアが続々と発売される予定です。

No. 26


イタリア・ミラノにあるIKEA Milano Corsicoでは、掘削機304台を使って、広さ1万㎡の地域を深さ87~125mまでボーリングしました(合計30km)。この地熱システムは完全に地下に設置されるため、長期にわたって景観に影響を与えることはありません。3台のヒートポンプで、1,600kWの暖房用電力と1,400 kWの冷房用電力を供給しています。つまり年間で石油300トン、CO2排出量に換算すると800トンが削減できます。

No. 27


イケアは1999年、スウェーデンのエルムフルトにある中央倉庫からストックホルムの店舗までの製品輸送を、道路から鉄道に全面的に切り替えました。鉄道の動力には再生可能エネルギー発電が使用されています。毎日、貨物を満載した15~20両編成の貨物列車が、エルムフルトからストックホルムまで運行しています。

No. 28


KASSETT/カセット マガジンファイルは、再生紙を80%使用。平らにたたんだ状態でお届けできるようになりました。トラック1台あたりの積載数が増えるため、環境への影響も(さらに価格も)低減できます。パレットに商品をこれまでの5倍積めるようになり、輸送時のCO2排出量は75%減少しました。

No. 29


SUNNAN/スッナン ワークランプは、省エネルギーのLED技術とソーラーパネルを組み合わせた照明です。電力を必要としないので、ほぼどこでも使用できます。ソーラーパネルに太陽光を9~12時間あてて充電すると、4時間点灯します。2009年の夏から、世界各国のイケアストアでSUNNAN/スッナン ワークランプを1つお買い上げいただくごとに、UNICEF(ユニセフ)にSUNNAN/スッナンを1つ寄付するキャンペーンが始まります。家に電気のない子どもたちが、日が暮れたあとも本を読んだり、字を書いたり、絵を描いたりできるようになります。UNICEFを通じて、まずパキスタンの子どもたちランプが寄付されます。

No. 30


RINGSKÄR/リングシェール 水栓は、流量調節機能付き。レバーで2段階の水量調節が可能なので、水のムダ使いを防げます。イケアの水栓のほとんどに、使用水量を30%節約できる水圧補償エアレーター(PCA)が付いています。
※RINGSKÄR/リングシェール 水栓の日本での取り扱いはありません。

No. 31


IKEA Franceでは集中管理システムを使用して、化石燃料の年間使用量の削減に努めています。このシステムではセンサーを多数設置することで、照明を自動的に消しています。さらにIKEA Franceの10店舗では、ソーラーパネルを設置して温水の60%~80%をまかなっており、6店舗ではヒートポンプシステムで冷暖房をすべてまかなっています。IKEA Tourville-la-Riviére(セーヌマリティム県)では、地熱ポンプなどによる再生可能エネルギーの使用や、省エネ技術の活用により、使用電力を平均的なイケアストアの半分に抑えています。

No. 32


IKEA Social Initiativeは2005年、アフリカのリベリアとブルンジのUNICEF(ユニセフ)にNORDEN/ノールデン テーブル18,000台を寄付し、学校に入学したいという意欲をサポートしました。現在、寄付したテーブルは学校で使われています。IKEA Social Initiativeではこのように、可能な場合は現物支給による寄付も行っています。

No. 33


イケアは1992年に、製品生産時のフロン(CFC)および代替フロン(HCFC)の使用を禁止しています。人工的につくられたこれらの化学物質は、オゾン層に深刻な影響を与えることがわかっています。

No. 34


RATIONELL/ラショネルのシンプルな分別システムで、家庭ゴミをもっと効率よく整理・リサイクルできます。ゴミ箱はお手入れしやすく、サイズも豊富にそろっています。ガラスビンや新聞紙から、生ゴミや電池まで、家庭ゴミの種類に合わせてデザインされています。

No. 35


イケアは2005年、およそ2,000人の女性が参加するパイロットプロジェクトを開始しました。これはイケアストアで販売するIKEA PS GRINDTORP/グリンドトルプ クッションカバーに刺繍をするというもの。女性たちは、2000年~2007年にイケアとUNICEF(ユニセフ)のパートナーシップのもと、児童労働を防止するためにインド北部の500の村で設立された自助グループに参加し、子どもの権利や健康、栄養について学んだ人々です。

No. 36


SPARSAM/スパールサム 省エネ電球は、従来の白熱電球に代わるスグレもの。寿命は白熱電球の10倍で、消費電力も80%節約できます。20Wの省エネ電球で100Wの白熱電球の明るさに相当し、白熱電球ほど周囲の温度が上がることはありません。イケアでは2010年9月1日までに白熱電球を段階的に廃止し、より環境にやさしい代替品に移行する予定です。使用済みの省エネ電球はイケアストアまでお持ちください。イケアが責任をもってリサイクルいたします。

No. 37


イケアはWWFと連携しながら、違法伐採を防止し、適切な森林管理が行われている認証林から木材を調達すべく取り組んでいます。2002年にスタートしたこのパートナーシップにより、中国では認証林が2倍になりました。一方、認証林が330万ヘクタールから2000万ヘクタールまで増加したロシアは、世界第2位の規模の認証林を有する国になりました。

No. 38


IKEA Social Initiativeは、国連開発計画(UNDP)がインド北部の「カーペットベルト」地域の500の村で実施している、女性のエンパワーメントプログラムを支援しています。プログラムでは5万人の女性を対象に、起業への各種支援を行うことで、女性たちが家計収入にもっと貢献できるようサポートしていく予定です。識字教育の実施、少額のクレジットローンの利用、法律に対する認識の向上、地域の政治的決定プロセスへの参画促進などのプロジェクトが行われます。

No. 39


イケアで販売しているグラスには、鉛は含まれていません。イケアでは1994年、レッドクリスタルガラスの使用を段階的に廃止することを決めました。きわめて有害な重金属である鉛を含有しているからです。

No. 40


多目的に使えるNÄSUM/ネースム バスケットの素材は、たいていの人がゴミと考えるもの。実は収穫後のバナナの樹皮が使われています。黄色い実をつけたあと、バナナの木はゆっくりと枯れていきます。切り倒した木を捨ててしまう代わりに、細長く切って天日に干し、バスケットを編んでいます。耐久性を高めるため、水性ラッカーを塗って仕上げています。

No. 41


SYLT/スィルト ジャムのほとんどがオーガニック。イケアストアのスウェーデンフードマーケットで販売されているIKEA FOODのオーガニック食品は、どんどん増えています。オーガニック農法とは、化学肥料や農薬を使用せずに、生物多様性と生態系のバランスの維持をめざすもの。イケアの世界向け製品では、20のオーガニック食品をご提供しています。

No. 42


ホルムアルデヒドは、水や果物、木材などに存在する一般的な化合物ですが、製品の生産工程で添加される場合もあります。健康被害を避けるため、家具からのホルムアルデヒド放出量に関しては、厳しい要求事項があります。イケアでは、木製品のホルムアルデヒド放出量を、天然木と同レベルに抑えたいと考えています。そのためにまず、製品にホルムアルデヒド溶剤のラッカーを使用することを禁止しました(1993年)。次に、家具の表面に突き板を貼る際に使用する接着剤から、ホルムアルデヒドを除去しました。たとえばDAVE/ダイブ ラップトップテーブルは、天板にファイバーボードを使用することで、ここ数年でホルムアルデヒド放出量を約40%低減した例です。今日、イケア製品からのホルムアルデヒド放出量は、EU規制よりもはるかに少なくなっています。

No. 43


イケアはWWFと協力しながら、気候変動への影響を削減するプロジェクトに取り組んでいます。

プロジェクトの一環として、イケアとWWF、ポーランド・スウェーデン・中国の一部のサプライヤーでケースブックを作成中です。ケースブックには、サプライヤーが製造や冷暖房のエネルギーとコストを削減し、化石燃料への依存を低減する際に参考になる事例をまとめています。

また、英国・中国・米国では、地域の関係当局や企業、関係機関とのパートナーシップのもと、持続可能な交通手段を推進するパイロット研究も行っています。研究による知見は他の国々でも参考になるでしょう。

No. 44


イケアはムダが大嫌い! だから生産工程で出た不要物も徹底的に活用して、別の製品の原材料として使っています。その好例がLUSY BLOM/ルースィー ブロム クッションです。イケアの掛け布団の生産工程で余った材料を中素材に使用しているので、健康に有害な物質を含まず安全なうえ、不要物を有効に利用することで廃棄物も削減できます。

No. 45


ノルウェーのIKEA Slependenでは、店舗の冷暖房用エネルギーの80%を、独自の地熱設備でまかなっています。店舗の駐車場の下に坑井が80あり、スカンジナビアで3番目に大きな地熱設備となっています。

No. 46


ポーランドのクリの木は、蛾の一種であるCameraria ohridellaの被害を受け、重大な危機にさらされています。イケアは2年前に「Poland Chestnut Tree Rescue Project(ポーランド・クリの木救援プロジェクト)」に参加し、毎年秋に子どもや学校、幼稚園、イケアのお客さまとコワーカー(従業員)で行うクリ拾いの取りまとめ役をしています。集めたクリは製薬会社に売り、その利益でクリの木用の殺虫剤を購入します。このプロジェクトはとても有名になり、2008年にはおよそ40トンものクリが集まりました。これまでに372本の木に殺虫剤が注入され、何千本という木が、病気になった葉を燃やすといった手作業で、殺虫剤を使わずに手当てされています。

No. 47


ときには出張も、ビデオ会議やウェブ会議、電話会議といったバーチャル会議用のテクニカルソリューションで代替できます。イケアでは出張の削減に取り組んでいます。それによってコストや環境負荷の低減、コワーカー(従業員)のワークライフバランスの向上が可能です。2008年度、出張費がはじめて前年比で20%減少しました。こうした取り組みの結果、CO2排出量も減少しています。現在、その効果の測定方法を探しているところです。

No. 48


SAGOSTEN/サーゴステーンの子ども用クッションのエアエレメントは、ポリオレフィン製です。ポリオレフィンは、なめらかで耐久性のあるプラスチックで、一般に使用されることが多いPVC(ポリ塩化ビニル)とは異なり、塩素などの有害添加物を一切含みません。イケア製品にPVCを使用することは、1990年代初期から禁止されています。唯一の例外が電気コードで、まだ適切な代替物が見つかっていません。

No. 49


KEA 365+ RISP/リスプのベッドリネンに使われている高密度のやわらかな生地は、綿50%、リヨセル50%の混紡素材 。リヨセルは再生可能な木質繊維由来のセルロースベースの素材で、原料となる木材は植林地(綿花農場よりも水の使用量が少ない)で伐採されています。さらに、KEA 365+ RISP/リスプの生産工程に必要な化学物質は、クローズドシステムでリサイクルして、環境への影響と廃棄物を最小限に抑えています。

No. 50


インドの「カーペットベルト」地域における女性のエンパワーメントプログラム:国連開発計画(UNDP)の協力のもと、2009年~2013年に行われるこのプログラムでは、インド・ウッタルプラデシュ州の500の村で、女性の社会的・経済的・政治的エンパワーメントの強化をめざします。この地域は、2000年からIKEA Social InitiativeとUNICEF(ユニセフ)が支援活動を行っている場所でもあります。プログラムでは少なくとも5万人の女性を対象に、起業、家計収入への十分な貢献、法律に対する認識の向上、地域の政治的決定プロセスへの参画促進などのプロジェクトが行われます。

No. 51


イケアで扱っているIHコンロは、現代のテクノロジーを手ごろな価格でご提供します。磁場技術を利用したIHコンロは、従来の電気コンロやラジエントヒーターにくらべてエネルギー効率がよく、急速加熱が可能です。鍋やフライパンだけを加熱し、IHコンロ自体は熱くならないので、わずかな熱もムダにしません。IHコンロのエネルギー変換効率が80%なのに対し、ラジエントヒーターは約55%です。

No. 52


IKEA USでは2005年、ハリケーン・カトリーナの被災者支援プログラムを導入しました。この「Give a Hug(ギブ・ア・ハグ)」プログラムの一環として、ハート型のFAMNIG/ファムニーグクッションの全米での売り上げを全額、米国赤十字災害救済基金(American Red Cross Disaster Relief Fund)に寄付しました。

No. 53


毎日、多くの家庭で食品の4分の1が捨てられていることをご存じでしたか? 単にお金がムダになるだけではありません。食品の生産時には大量のCO2が排出されるため、廃棄物を減らせばカーボンフットプリントの削減にもつながります。イケアのフードキーパーは、生鮮食品や残り物の保存に便利です。食品の保存に適した特長をもつ商品や、必要な分量を取り出せて調理中のムダをなくせる商品もあります。たとえば、IKEA 365+ フード収納シリーズには、取り外し可能なプラスチック製の格子状の底が付いていて、余分な水分を切って食品を長持ちさせる商品もあります。RARITET/ラリテート シリーズには、フタに計量カップが付いていて、必要な量を簡単にはかれる容器もあります。透明で目盛り付きなので、残量もひと目でわかります。

No. 54


2005年のパキスタン大地震後、IKEA Social InitiativeはUNICEF(ユニセフ)を通じて、被災者に掛け布団を33万5000枚寄付しました。2008年、サイクロン「ナルギス」がミャンマーを襲ったあと、IKEA Social InitiativeはSave the Children(セーブ・ザ・チルドレン)を通じて、ソフトトイを20万個寄付しました。このように緊急事態が発生した場合は、初期段階では現物支給による寄付を行い、のちに関係機関と連携しながら中長期的な再建・復興支援を行っています(例:四川大地震後の学校再建支援など)。

No. 55


英国では、イケアに入社したコワーカー(従業員)一人ひとりに、電球の入った箱が渡されます。箱の中にはイケアの省エネ電球が6個入っていて、電球が切れたら無料で新しいものと交換し、使用済みの省エネ電球は回収してリサイクルしています。箱の外側には、自宅と職場でエネルギーを節約するためにイケアとコワーカーにできることが記されています。省エネ電球6個で、コワーカーは自宅の電気代を年間約50ユーロ節約できます。

No. 56


カリフォルニア州のイケアストアで働くLeeは、ALÄNG/アーレング テーブルランプのパッケージを改良する方法を思いつきました。ランプの部品の配置を変えるだけで、箱を30%も小型化できることに気づいたのです。そこでLeeがその情報を、スウェーデンにいるイケアのパッケージ技術者に教えると、パッケージ技術者はサプライヤーに相談しました。すばらしいイニシアチブとチームワークによって、1パレットに積めるALÄNG/アーレング テーブルランプは、それまでの18個から24個に増えました。

No. 57


IKEA Social Initiativeは、UNICEF(ユニセフ)が実施している主要な保健衛生イニシアチブを支援しています。プログラムのねらいは、地域社会に根ざした持続可能な総合的アプローチを開発して、インドでもっとも貧しい地域の子どもたちの生存率を向上すること。保健衛生イニシアチブは18の州を対象に行われ、8000万人以上の子どもと1000万人以上の女性がその恩恵を受ける見込みです。重点的に取り組んでいるのは、ビタミン剤の投与による子どもの健康・栄養状態の向上、母乳の重要性の啓発、安全な水の確保、子どもと家族にとって健全な環境の整備です。

No. 58


イケアで扱っているコーヒーはすべてGood Inside認証を取得しています。パッケージのコードで、コーヒー豆を生産農園まで追跡できます。Good Insideは独立した非営利組織で、持続可能なコーヒーの生産と流通に向けた社会・環境基準を定めています。

No. 59


IKEA Franceの店舗では、リサイクルへの積極的な取り組みで効果を上げています。2008年には店舗内で発生する廃棄物の88%が、リサイクルされるか、焼却によりエネルギーの回収・再利用が行われました。また、節水にも取り組んでおり、 新規店舗には男性用無水小便器を設置し、一部店舗では中水道システムへの改修により、トイレ洗浄に雨水を利用できるようにしています。

INo. 60


イタリアでは国内の環境保護団体と連携して、責任あるエネルギーの使い方に関する無料セミナーを、IKEA FAMILYメンバーを対象に全イケアストアで開催しています。また、イタリアのエネルギー小売業者の協力のもと、省エネ電球と節水用品の入った「省エネパック」およそ80万個を、イケアのお客さまに無料で配布しています。

No. 61


IKEA Canadaは1998年からTree Canada(植樹を推進するカナダ最大の非営利団体)とパートナーシップを結び、「Pick a Tree, Plant a Tree(木を選ぼう、木を植えよう)」 プログラムを通じて1万4000本の植樹を行ってきました。IKEA Canadaではクリスマスツリーの売り上げの一部をTree Canadaに寄付し、春にはコワーカー(従業員)が各店舗の周辺地域で植樹イベントを開催しています。これまでに植樹した木がオフセットするCO2の量は、約1,300家庭の電気暖房による年間排出量に相当します。

IKEA Italyでは、クリスマス休暇後にお客さまから回収したクリスマスツリー1本につき3ユーロを、国内の公園植林活動に寄付しています。回収されたツリーは堆肥化され、やがて自然にかえります。

IKEA Franceは、ONF(Office national des forêts)と連携し、ロワールにあるピラ自然公園の森林回復プロジェクトを支援しています。リサイクルのため回収したクリスマスツリー1本につき1ユーロを寄付しています。5年間で総額125万ユーロが30の地域プロジェクトに使われ、森林地帯の改善や森林に関する啓蒙活動が行われました。

No. 62


スイスではイケアのコワーカー(従業員)がストアに古新聞を持ってきて、ガラス製品や陶磁器を購入したお客さまが、包装紙の代わりに梱包に使えるようにしています。

No. 63


IKEA Italyでは2004年、2005年、2006年に学校教材を開発しました。「責任あるエネルギーパック」と「責任ある森林管理パック」(2006)の2種類がつくられ、各店舗の付近の学校に無料で配布されました。

No. 64


IKEA PS VADMAL/ヴァドマル ひざ掛けは手織りなので、それぞれ仕上がりが微妙に異なります。再生可能素材である羊毛製で、染色や漂白はせずに自然の色合いをそのまま生かしています。

No. 65


IKEA PS GULLSPIRA/グルスピーラは、スカンジナビアのおとぎ話に登場するキャラクターの顔が付いた3種類のウォールデコレーションの1つです。インドの村の女性起業家たちが、羊毛と綿を使ってハンドステッチでキルトをつくっています。手づくりのためすべて1点もので、裏には作り手の名前がヒンディー語で刺繍されています。この女性たちは以前、IKEA Social InitiativeとUNICEF(ユニセフ)の合同プロジェクトに参加していた人々です。2000年にスタートした合同プロジェクトでは、インド北部・ウッタルプラデシュ州における児童労働の防止・撲滅をめざす広範なプログラムの一環として、自助グループを通じて2万人以上の女性たちを経済的・社会的にエンパワーしてきました。

No. 66


2008年、IKEA SwedenはWWF Swedenの協力のもと、1~3年生の児童を対象に持続可能コンテストを開催しました。4万8000人を超える児童がアルミニウムのティーライトホルダーを集めました(アルミニウムをリサイクルすると、新たにつくる場合にくらべて、エネルギーを96%も削減できるのです!)。合計5000万個以上のティーライトホルダー(アルミニウム35トン)が集まりました。さらにコンテストの一環として、資源を節約する方法や環境についても学びました。